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ポリウレタン原料・製品の市場2025 ~バイオマス由来・CO2由来・生分解性・リサイクルPU~

Market of Polyurethane 2025

★バイオマス由来・二酸化炭素由来ポリウレタンの開発動向を解説!
★ポリウレタンの生分解性とリサイクル状況にも言及!
★主要PU原料・添加剤100品目と主要PU製品200品目以上の市場動向を詳述!

商品コード:
Z0218
編集:
シーエムシー出版
発行日:
2025年1月28日予定
体裁:
B5判、248頁
ISBNコード:
978-4-7813-1859-2
価格(税込):
88,000
会員価格(税込):
79,200
ポイント: 720 Pt
関連カテゴリ:
新材料・新素材
刊行予定
マーケット情報・業界動向・その他
新材料・新素材 > 高分子・プラスチック
新材料・新素材 > 繊維・フィルム・膜

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キーワード:

建材/冷蔵庫/半硬質フォーム/自動車/エラストマー/人工皮革/塗料/接着剤/1,5-PMDI/1,3-PD/バイオ1,4-BD/バイオBDO/バイオコハク酸/ヒマシ油系ポリオール/天然グリセリン/二酸化炭素系ポリオール/バイオMDI/バイオPTMG/ IPDI/植物由来PCD/ CO2由来PCD/ポリウレタンのケミカルリサイクル/強酸と強塩基/産学連携リサイクルシステム/炭素水による加水分解/マイクロ波プラスチック分解技術/ポリウレタン分解バクテリア/アセタール結合PU/エコポリウレタン/環境配慮型軟質ポリウレタンフォーム/キシレンジイソシアネート/TMXDI/ TODI/ PTSI/ MOI/ ICPTES/ IPDI/ H12MDI/水性ウレタン樹脂/PPG

刊行にあたって

 ポリウレタンはイソシアネート基を持つイソシアネートと水酸基を持つポリオールの重合により生成されるウレタン結合を持つプラスチックである。発泡剤を加えて合成すると発泡ポリウレタン=ウレタンフォームとなる。軟質フォームは自動車のシートクッションやマットレス、ソファなどの家具に使われる。硬質フォームは断熱性を生かして建材や冷蔵庫に使われる。非フォーム分野では、塗料、接着剤、シーラント、エラストマーや人工皮革、スポーツ用具、医用材料などの用途がある。

 現在多くの樹脂にカーボンニュートラルが求められている。その観点からバイオマス由来PU、CO2由来PU、生分解性PU、PUのリサイクルが重要になっている。植物由来原料は、石油由来の製品と比較すると、強度が弱く、品質が安定しないといった課題が存在している。この問題は今日徐々に解決しつつあり、バイオコハク酸など原料によっては石油由来原料の生産コストよりも有利な原料も存在している。一方、二酸化炭素由来の原料も研究開発が進んでおり、将来の実用化への見通しが立ち始めている。

 本書は、カーボンニュートラルを目指すポリウレタンの原料・製品の市場動向を詳述した。地球環境に配慮したポリウレタン開発に携わられる多くの方々に本書をお勧めします。

2025年1月
シーエムシー出版 編集部

目次 +   クリックで目次を表示

第1章 ポリウレタン原料・製品の新潮流
1 概要
2 植物由来/二酸化炭素由来ポリウレタン原料
 2.1 植物由来/二酸化炭素由来ポリウレタン原料のまとめ
 2.2 各種個別原料の動向
<以下、各項目に、概要、メーカー別生産量・販売量、需要量・輸出入量推移、用途別需要、価格動向等を掲載>
  2.2.1 1,5-ペンタメチレンジイソシアネート(1,5-PDI)
  2.2.2 1,3-プロパンジオール(PDO)
  2.2.3 バイオ1,4-ブタンジオール(バイオBDO)
  2.2.4 バイオコハク酸
  2.2.5 ヒマシ油系ポリオール
  2.2.6 グリセリン(GN)
  2.2.7 オクタデシルイソシアネート(ODI)
  2.2.8 二酸化炭素系ポリオール
  2.2.9 その他の植物由来/二酸化炭素由来ウレタン原料の動向
3 ポリウレタンの生分解性へ向けた取り組み
 3.1 ポリウレタンの生分解性
 3.2 生分解性ポリウレタンへ向けた新しい取り組み
 3.3 ポリウレタンのケミカルリサイクルの新技術開発
 3.4 微生物の利用
 3.5 アセタール結合を導入したポリウレタン材料の開発
 3.6 廃棄される魚の部位を使用したポリウレタン代替生分解性樹脂の開発
4 エコポリウレタン
 4.1 定義
 4.2 環境配慮型軟質ポリウレタンフォーム
 4.3 環境配慮型硬質ウレタンフォーム
 4.4 半硬質ポリウレタンフォーム
5 その他(ポリウレタン系接着剤/シーリング材/塗料など)

第2章 イソシアネート
1 主なイソシアネート系ポリウレタン原料のまとめ
<以下、各項目に、概要,メーカー別生産量・販売量、需要量・輸出入量推移、用途別需要、価格動向等を掲載>
2 芳香族イソシアネートの動向
 2.1 ジフェニルメタンイソシアネート(MDI)
 2.2 トリレンジイソシアネート(TDI)
 2.3 フェニルイソシアネート(PI)
 2.4 パラフェニレンジイソシアネート(PPDI)
 2.5 キシレンジイソシアネート(XDI)
 2.6 ナフタレン-1,5-ジイソシアネート(NDI)
 2.7 テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)
 2.8 o-トリジンジイソシアネート(TODI)
 2.9 p-トルエンスルホニルイソシアネート(PTSI)
 2.10 2-メタクリロイルオキシエチルイソシアネート(MOI)
 2.11 3-イソシアナトプロピルトリメトキシシラン(ICPTES)
3 脂環族系イソシアネートの動向
 3.1 イソホロンジイソシアネート(IPDI)
 3.2 水添ジフェニルメタンジイソシアネート(H12MDI)
 3.3 トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート(TMDI)
 3.4 水添キシリレンジイソシアネート(H6XDI)
4 脂肪族系イソシアネート
 4.1 1,6-ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)
 4.2 ダイマー酸ジイソシアネート(DDI)
 4.3 ノルボルネンジイソシアネート(NBDI)
 4.4 メチルイソシアネート(MI)
 4.5 ブチルイソシアネート(BI)
 4.6 1,6,11-ウンデカントリイソシアネート(UDI)
 4.7 1,8-ジイソシアネート-4-イソシアネートメチルオクタン

第3章 ポリオール
1 主なポリオール原料のまとめ
<以下、各項目に、概要,メーカー別生産量・販売量、需要量・輸出入量推移、用途別需要、価格動向等を掲載>
2 ポリエーテル系ポリオール
 2.1 ポリプロピレングリコール(PPG)
 2.2 高純度・高分子量ポリプロピレングリコール(PPG)
 2.3 ポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMG)
 2.4 ポリマーポリオール(POP)
 2.5 PHDポリオール
3 ポリエステル系ポリオール
 3.1 重縮合系ポリエステルポリオール(PEP)
 3.2 脂肪族系ポリエステルポリオール(脂肪族系PEP)
 3.3 芳香族系ポリエステルポリオール
 3.4 ポリカプロラクトンポリオール(PCL)
 3.5 ポリブタジエンポリオール(PBP)
 3.6 ポリイソプレンポリオール(PIP)
 3.7 ポリカーボネートジオール(PCD)
4 ポリオレフィン系ポリオール
 4.1 1,4-ブタンジオール(1,4-BD)
 4.2 1,5-ペンタンジオール(1,5-PD)
 4.3 1,6-ヘキサンジオール(1,6-HD)
 4.4 トリメチロールプロパン(TMP)
 4.5 ネオペンチルグリコール(NPG)
 4.6 メチルペンタンジオール(MPG)
 4.7 ジエチレングリコール(DEG)
 4.8 プロピレングリコール(PG)
 4.9 1,9-ノナンジオール(ND)

第4章 添加剤
1 第三成分(鎖延長剤・硬化剤・架橋剤)
 1.1 概要
 1.2 需要動向
 1.3 メーカー動向
2 触媒
 2.1 概要
 2.2 需要動向
 2.3 メーカー動向
3 界面活性剤(整泡剤)
 3.1 概要
 3.2 需要動向
 3.3 メーカー動向
4 難燃剤
 4.1 概要
 4.2 需要動向
 4.3 メーカー動向
5 安定化剤(熱酸化と光酸化)
 5.1 概要
 5.2 需要動向
 5.3 メーカー動向

第5章 ポリウレタン製品の市場動向
1 ポリウレタン製品の市場動向
 1.1 市場の概要
 1.2 用途別市場動向
 1.3 輸出入動向
 1.4 ポリウレタン製品の用途の広がり
 1.5 ポリウレタン製品のメーカー
 1.6 水系ポリウレタン樹脂のメーカーと製品
<以下、各項目に、概要、生産・需要動向、業界・メーカー動向等を掲載>
2 軟質・半硬質ポリウレタンフォーム
3 硬質ウレタンフォーム
4 RIM,R-RIM
5 ポリウレタンエラストマー
6 自動車内装材料
7 ポリウレタン系塗料
8 ポリウレタン系接着剤
9 ポリウレタン系シーリング材
10 ポリウレタン系建材
11 ポリウレタン運動場
12 耐震粘着マット
13 体圧分散フォーム
14 ポリウレタン人工皮革・合成皮革
 14.1 人工皮革
 14.2 合成皮革
15 ポリウレタン靴底
16 ウレタン系バインダー
17 スパンデックス
18 ポリウレタン3Dプリンティング
19 電気・電子関連分野におけるポリウレタン材料