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高機能アクリル樹脂の開発と応用《普及版》

Development & Applications of Functional Acrylic Resin(Popular Edition)

2011年刊「高機能アクリル樹脂の開発と応用」の普及版!
★アクリル樹脂、光硬化樹脂の特徴、使い方、設計、応用について解説!
★アクリルモノマーおよびポリマーの第一線でご活躍中の方々がご執筆!
★光ファイバ、導光板、接着剤、塗料、ディスプレイなどへの応用も詳述!

商品コード:
B1206
監修:
西久保忠臣
発行日:
2017年5月11日
体裁:
B5判・241頁
ISBNコード:
978-4-7813-1199-9
価格(税込):
5,280
ポイント: 48 Pt
関連カテゴリ:
新材料・新素材
テクニカルライブラリシリーズ(普及版)
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キーワード:

メタクリレートモノマー/グリシジルメタクリレート/オキセタンアクリレート/マレイミドアクリレート/エポキシアクリレート/ウレタンアクリレート/リワーク型UV硬化樹脂/PMMA/化学フィルム用粘着剤/接着剤/塗料/ナノインプリント/EUVレジスト

著者一覧


西久保忠臣  神奈川大学
井上和孝   三菱レイヨン㈱
内藤啓幸   三菱レイヨン㈱
竹内 球   日油㈱
亀井淳一   日立化成工業㈱
猿渡欣幸   大阪有機化学工業㈱
岡崎栄一   東亞合成㈱
諸岩哲治   日本ユピカ㈱
白井正充   大阪府立大学
伊豫昌己   新中村化学工業㈱
岸本祐一郎  三菱レイヨン㈱
米田耕太郎  東亞合成㈱

佐竹正之   日東電工㈱
加納義久   古河電気工業㈱
青垣智幸   古河電気工業㈱
宮城秀文   古河電気工業㈱
渡辺 淳   電気化学工業㈱
角田 剛   BASFコーティングスジャパン㈱
木村和毅   荒川化学工業㈱
篠原宣康   JSR㈱
荒木孝之   ダイキン工業㈱
川口泰秀   旭硝子㈱
小島恭子   ㈱日立製作所

執筆者の所属表記は、2011年当時のものを使用しております。

目次 +   クリックで目次を表示

第1章 総論~高機能アクリル樹脂の開発と応用~

【アクリル樹脂材料編】
第2章 メタクリレートモノマー
1 はじめに
2 歴史
3 生産の動向
4 種類と用途
5 製法
6 メタクリレートモノマーの種々の性質

第3章 グリシジルメタクリレート
1 グリシジルメタクリレートとは
 1.1 一般的性質
 1.2 製法
 1.3 利用の基本概念
2 グリシジルメタクリレートポリマー
 2.1 グリシジルメタクリレートポリマーの特長
 2.2 ホモポリマーの熱安定性について
 2.3 各種コポリマーの性状
3 グリシジルメタクリレートのエポキシ基の変性
 3.1 (メタ)アクリル酸による変性
 3.2 不飽和脂肪酸による変性
 3.3 水による開環
 3.4 3級アミン塩による変性
 3.5 その他の変性反応
4 グリシジルメタクリレートの応用例

【光硬化樹脂材料編】
第4章 (メタ)アクリレートモノマーの一般特性と機能性モノマーの特徴
1 はじめに
2 (メタ)アクリレートの構造と機能
 2.1 アクリレートとメタクリレートの違い
 2.2 官能基数と特性
 2.3 UV硬化モノマーとしての使用例
3 (メタ)アクリレートの製造方法と特徴
 3.1 脱水エステル化法
 3.2 エステル交換法
 3.3 その他の製造方法
 3.4 製法がモノマーの品質に及ぼす影響
4 機能性(メタ)アクリレートモノマーの構造と特性
 4.1 ジシクロペンタジエン系単官能モノマー
 4.2 機能性(メタ)アクリレートモノマー
5 日立化成工業(株)が取り扱う(メタ)アクリレートモノマーと物性のリスト

第5章 ジオキソランとオキセタンアクリレート
1 はじめに
2 モノマー構造と物性値
3 希釈モノマーとしての使用方法
4 ハイブリッドモノマーとしての使用方法
5 ラジカル重合用のフォトポリマーの設計について
6 カチオン重合用のフォトポリマーの設計について
7 おわりに

第6章 マレイミドアクリレート
1 はじめに
2 マレイミド化合物の光化学
 2.1 マレイミドとビニルエーテルの交互共重合
 2.2 マレイミドとアクリル系モノマー・オリゴマーの混合系の反応
 2.3 マレイミド単独の反応
 2.4 マレイミド環の置換基による反応性の差異
3 マレイミドアクリレートの特性
 3.1 ラマン分光法を利用したマレイミド基の反応性解析
 3.2 コーティング剤への応用
4 マレイミドアクリレートポリマーの特性

第7章 エポキシアクリレートとウレタンアクリレート
1 エポキシアクリレート
 1.1 はじめに
 1.2 硬化方法と用途概要
 1.3 樹脂構造からみた特徴
  1.3.1 反応性希釈剤
  1.3.2 アクリロイル基とメタクリロイル基
  1.3.3 エポキシアクリレート骨格中の水酸基の変性
 1.4 近年のエポキシアクリレート
  1.4.1 プリント配線板用アルカリ可溶型エポキシアクリレート
  1.4.2 光学用エポキシアクリレート
  1.4.3 その他
2 ウレタンアクリレート
 2.1 はじめに
 2.2 硬化方法と用途概要
 2.3 樹脂構造からみた特徴
  2.3.1 反応性希釈剤
  2.3.2 原料の特徴
 2.4 近年のウレタンアクリレート
  2.4.1 ウレタンアクリレートの低粘度化
  2.4.2 高耐熱ウレタンアクリレート
  2.4.3 アルカリ可溶型ウレタンアクリレート
3 おわりに

第8章 リワーク型UV硬化樹脂
1 はじめに
2 リワーク型アクリル系モノマーの分子設計
3 UV硬化と分解・可溶化
4 UV硬化系の重合連鎖解析への応用
5 おわりに

第9章 高性能光硬化性材料
1 はじめに
2 シラン変性オリゴマー
3 感光性ポリイミド化合物など
 3.1 イミドアクリレートモノマー
 3.2 感光性前駆体からの変換
 3.3 末端にメタクリロリル基を有するハイパーブランチポリイミド
4 脂環式骨格化合物
 4.1 脂環式モノメタクリレート
 4.2 ビシクロへキサン環を有するエポキシアクリレート
5 ベンゾオキサジン環含有化合物
 5.1 プロパルギルエーテル基を有する化合物
 5.2 マレイミド基を有する化合物
6 ハイパーブランチポリマー
7 光硬化性カリックスアレーン
8 新規紫外線吸収剤
9 おわりに

【アクリル樹脂応用編】
第10章 PMMAの光学部材への応用と高機能化
1 はじめに
2 メタクリル樹脂の種類と特徴
 2.1 板
 2.2 成形材料
3 アクリル樹脂の一般的性質
 3.1 光学的性質
 3.2 機械的強度
 3.3 耐候性
4 PMMAの光学部材への応用
 4.1 導光板
 4.2 プラスチック光ファイバー
 4.3 プラスチックロッドレンズ
5 高機能化製品
 5.1 表面硬化メタクリル樹脂板
 5.2 塗装代替用メタクリル樹脂フィルム
 5.3 モスアイ型反射防止フィルム
6 まとめ

第11章 高温連続ラジカル重合による無溶剤型アクリルポリマーの応用
1 はじめに
2 高温連続ラジカル重合プロセス
3 高温連続ラジカル重合技術の特徴
4 高温ラジカル重合と分子量の関係
5 高温ラジカル重合における分子量決定の機構
6 「ARUFON」の製品群
7 シーリング・接着剤用添加剤への応用
 7.1 アクリル高分子可塑剤(UP,USシリーズ)
 7.2 アクリル高分子ウレタン系基材(UHシリーズ)
8 プラスチック添加剤への応用
 8.1 反応性改質剤(UGシリーズ)
 8.2 流動性改質剤,可塑剤
9 マクロモノマー(UMシリーズ)
10 おわりに

第12章 LCD光学フィルム用粘着剤への応用
1 はじめに
2 光学用粘着剤に対する要求特性
3 LCD光学フィルム用粘着剤の要求特性
4 高耐久性
5 再剥離性(リワーク性)
6 表示均一性
7 おわりに

第13章 アクリル系粘接着剤の半導体プロセスなどへの応用
1 はじめに
2 UV硬化型粘着剤の組成と配合
3 粘着特性の低減メカニズム
4 粘着特性の評価方法
 4.1 剛体振り子型粘弾性装置の特徴と仕組み
 4.2 UV硬化型粘着テープの評価
 4.3 微小凝集力

第14章 光硬化型接着剤への応用
1 はじめに
2 光硬化型接着剤の概要
 2.1 構成
 2.2 硬化機構
3 アクリル系光硬化型接着剤「ハードロックUVXシリーズ」の基本特性およびその特長
4 アクリル系光硬化型仮固定用接着剤「テンプロック」について
 4.1 仮固定用接着剤について
 4.2 仮固定用接着剤「テンプロック」の開発のコンセプト
 4.3 仮固定用接着剤「テンプロック」の剥離機構
 4.4 仮固定用接着剤「テンプロック」の適用事例

第15章 アクリル系樹脂塗料
1 はじめに
2 自動車用クリヤーコートの機能と要求
3 自動車用クリヤーコートのアクリル樹脂設計
4 耐酸性雨性
5 耐擦り傷性
6 VOC低減
7 CO2低減
8 今後のクリヤーコート技術について

【光硬化樹脂応用編】
第16章 プラスチックUVハードコーティング剤への応用
1 UVハードコーティング剤用途と要求物性
2 UVハードコーティング剤使用材料
 2.1 UV硬化システムとその材料
 2.2 アクリレートオリゴマー
 2.3 アクリレートモノマー
 2.4 光重合開始剤その他
3 UVハードコーティング剤の高性能化と高機能化
 3.1 UVハードコーティング剤の高硬度化
 3.2 UVハードコーティング剤の低カール化
 3.3 UVハードコーティング剤への帯電防止性付与
 3.4 UVハードコーティング剤の屈折率調整
 3.5 UVハードコーティング剤への防汚性,耐指紋性付与
 3.6 UVハードコーティング剤への可とう性付与
 3.7 UVハードコーティング剤水系化
4 おわりに

第17章 有機・無機ハイブリッドコート
1 はじめに
2 硬化特性
3 透明性
4 硬化収縮の低減と硬度の発現
5 高屈折率化
6 微粒子分散ハードコートの各種用途への展開
 6.1 反射防止膜への応用
 6.2 帯電防止コートへの応用
7 おわりに

第18章 新規なUV硬化性含フッ素ポリマーとディスプレー用反射防止への応用
1 はじめに
2 含フッ素アクリル樹脂の光学特性とその応用
3 UV硬化性フッ素ポリマーの特徴
 3.1 UV硬化反応性
 3.2 反応率と硬度との関係
 3.3 酸素阻害の影響
 3.4 硬度と屈折率の関係
4 反射防止コーティングへの応用
 4.1 反射防止の原理
 4.2 反射防止フィルムの光学設計
 4.3 オプツールARの反射防止フィルムへの適用
5 おわりに

第19章 ナノインプリント用光硬化樹脂
1 はじめに
2 光ナノインプリント用光硬化樹脂
 2.1 重合タイプによる分類
  2.1.1 カチオン重合タイプ
  2.1.2 ラジカル重合タイプ
 2.2 用途による分類
  2.2.1 レジスト用途
  2.2.2 永久膜用途
  2.2.3 レプリカモールドについて
  2.2.4 レプリカモールド用途
 2.3 各メーカー,研究機関の開発動向
3 旭硝子のナノインプリント用光硬化樹脂(NIF)
 3.1 はじめに
 3.2 レジスト用及び永久膜用NIF
 3.3 レプリカモールド用NIF
4 おわりに

第20章 EUVレジストへの応用
1 EUVリソグラフィとフォトレジスト材料
2 EUVレジスト
 2.1 EUVレジストへの要求
 2.2 EUVレジストの反応機構と材料選択指針
 2.3 高分子ベースのポジ型EUVレジスト材料
 2.4 低分子ベースのEUVレジスト材料
  2.4.1 低分子レジスト
  2.4.2 ポジ型低分子レジスト
  2.4.3 ネガ型低分子レジスト
 2.5 その他のEUVレジスト材料
  2.5.1 ポジ型材料
  2.5.2 ネガ型材料
3 感度・解像度・LERのトレードオフとパターン倒壊に関する取り組み
 3.1 感度・解像度・LERのトレードオフとパターン倒壊
 3.2 プロセスによる改善
4 今後の見通しとまとめ