キーワード:
放射性ヨウ素/地球/環境科学/ヨウ素/多糖類/包摂化合物/ナノカーボン/物質の構造/電解反応/クロラミン塩/酸化反応/3配位ヨウ素化合物/色素増感太陽電池/リチウム伝導体
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村松康行 学習院大学 遠山知亜紀 学習院大学 海宝龍夫 関東天然瓦斯開発㈱ 加納博文 千葉大学 藤川高志 千葉大学 沼子千弥 千葉大学 淵上壽雄 東京工業大学 稲木信介 東京工業大学 坂根郁夫 千葉大学 天知誠吾 千葉大学 岩本浩二 筑波大学 白岩善博 筑波大学 加藤翔太 東京農工大学 関本 均 宇都宮大学 南方聖司 大阪大学 桐原正之 静岡理工科大学 森山克彦 千葉大学 石川 勉 千葉大学 | 北 泰行 立命館大学 土肥寿文 立命館大学 石原一彰 名古屋大学 荒井孝義 千葉大学 柳 日馨 大阪府立大学 房野 暁 大阪府立大学 清水 真 三重大学 八谷 巌 三重大学 原 正治 北海道大学 早瀬修二 九州工業大学 前川英己 東北大学 宮崎怜雄奈 東北大学 斎藤修一 ルネサスエレクトロニクス㈱ 遠西正範 日本農薬㈱ 花岡宏史 千葉大学 上原知也 千葉大学 荒野 泰 千葉大学 杉本和夫 千葉市立 |
執筆者の所属表記は、2011年当時のものを使用しております。
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第1章 放射性ヨウ素と地球・環境化学
1 はじめに
1.1 ヨウ素の発見
1.2 ヨウ素の同位体と放射性ヨウ素
1.3 環境および地球化学分野における研究
2 核実験及び原子力事故に伴い放出された131I
3 129Iの環境中における濃度と分布
3.1 土壌中における129Iのレベル
3.2 海藻中における129Iのレベル
3.3 チェルノブイリ周辺の土壌試料中における129Iのレベル
3.4 大気降下物中における129Iのレベル
4 ヨウ素および129Iの環境中における挙動
4.1 土壌中における挙動
4.2 土壌-植物-大気系での挙動
5 129Iを用いた地球化学試料の年代測定法
第2章 ヨウ素と多糖類との包接化合物
1 はじめに
2 シクロデキストリン(CD)
3 シクロデキストリンの固定化
4 シクロデキストリンポリマー
5 酵素合成アミロース
5.1 合成
5.2 物性
5.3 アミロース繊維
5.4 生物活性
5.5 安定性
5.6 消臭作用
6 まとめ
第3章 ヨウ素とナノカーボン
1 はじめに
2 電荷移動相互作用
3 電極材に及ぼす効果
4 カーボンナノチューブの分離
5 X線吸収法による解析
6 触媒作用
7 おわりに
第4章 ヨウ素を含む物質の構造
1 はじめに
2 ヨウ素をドープしたPVAフィルム
3 シクロデキストリン中のヨウ素イオン
4 カーボンナノチューブおよびC60,C70中のヨウ素
5 溶液中のI3-ポリアニオンおよびI-の水和構造
6 結論
第5章 ヨウ素のX線分析
1 はじめに
2 定性分析・定量分析・状態分析
3 物質とX線の相互作用
4 蛍光X線分析
5 XAFS法
第6章 ヨウ素と電解反応
1 はじめに
2 有機ヨウ素化合物の電解反応
2.1 電解還元
2.2 電解酸化
3 電解ヨウ素化反応
4 ヨウ素をメディエーターとする電解反応
4.1 ヨウ素をメディエーターとする電解酸化
4.2 ヨウ素をメディエーターとする電解フッ素化
4.2.1 ヨウ化物イオンをメディエーターとする電解フッ素化
4.2.2 ヨードアレーンメディエーターを用いる脱硫フッ素化
5 おわりに
【第2編 生物環境】
第7章 甲状腺ホルモン(ヨウ素化チロシン誘導体)の生合成と生理作用機構
1 生理機能
2 生合成
3 生合成調節機構
4 輸送と代謝
5 作用機構
6 おわりに
第8章 ヨウ素と微生物―揮発,蓄積,還元,酸化,吸着,脱ヨード反応
1 ヨウ素サイクルと微生物
2 ヨウ素の揮発
3 ヨウ素の蓄積
4 ヨウ素の還元
5 ヨウ素の酸化
6 ヨウ素の吸着
7 脱ヨード反応
第9章 ヨウ素と藻類
1 はじめに
2 藻類とは
3 ヨウ素と藻類の関わり
3.1 ヨウ素の蓄積とヨウ素の海底への輸送
3.2 ヨウ素の還元
3.3 ヨウ素の酸化
3.4 ヨウ素の揮発
3.5 海洋生物のヨウ素利用
4 藻類におけるヨウ素の生理学的意義
4.1 コンブ類におけるヨウ素の役割
4.2 微細藻類におけるヨウ素の役割
4.3 ヨウ素を蓄積する微細藻類
5 おわりに
第10章 ヨウ素と農作物
1 生物圏におけるヨウ素
2 土壌-植物系におけるヨウ素の挙動
3 生物・環境試料のヨウ素分析法
4 ヨウ素の植物毒性
5 作物のヨウ素濃度
6 農作物のヨウ素富化
7 植物に対するヨウ素の作用
【第3編 合成・反応】
第11章 ヨウ素とクロラミン塩の反応
1 はじめに
2 ヨウ素-クロラミン塩系による窒素ユニットの導入反応
2.1 ヨウ素触媒によるクロラミンTを窒素源として活用するオレフィン類のアジリジン化
2.2 ヨウ素-クロラミンT系を活用したベンジル位のアミド化
2.3 超原子価ヨウ素触媒を活用するクロラミン塩によるエーテル類のα-アミド化
2.4 ヨウ素を活用したC60への窒素官能基導入
3 単体ヨウ素-クロラミン塩によるヨウ素および窒素官能基の導入
3.1 アルケニルヨージドとの反応によるイオン的なヨウ素原子移動を伴うヘテロ環化
3.2 クロラミン塩と単体ヨウ素によるオレフィン類の水系ヨードアミド化
4 おわりに
第12章 ヨウ素と酸化反応
1 はじめに
2 アルデヒドの酸化反応およびその関連反応
3 アルコールの酸化反応
4 ジヒドロキシベンゼン類のキノンへの酸化反応
5 ケトンの酸化反応
6 アルキン・アルケンの酸化反応
7 有機硫黄化合物の酸化反応
8 芳香環への酸化反応
9 今後の展望
第13章 ヨウ素を用いる複素環化合物合成
1 はじめに
2 6-endo-dig型ヨード環化反応による含窒素複素環化合物の合成
3 5-endo型ヨード環化反応による含窒素複素環化合物の合成
4 ヨード環化反応による含酸素複素環化合物の合成
5 ヨード環化反応による含硫黄,セレン複素環化合物の合成
6 ヨウ素を用いた酸化的複素環化合物の合成
7 単体ヨウ素を触媒とする複素環化合物の合成
8 おわりに
第14章 ヨウ素を用いる天然物合成
1 はじめに
2 ヨウ素が介在する閉環反応
2.1 二重結合の活性化
2.2 三重結合の活性化
2.3 アミド結合の活性化
2.4 チオアセタールの活性化(脱保護)
3 シリル-ヨウ素置換反応
第15章 3配位ヨウ素化合物の反応
1 はじめに
2 有機合成によく用いられるヨウ素反応剤について
3 3配位ヨウ素化合物の反応
3.1 フェノール類の酸化反応
3.2 カルボニル化合物のα位酸化反応
3.3 アルケンおよびアルキンとの反応
3.4 ラジカル反応
3.5 フェニルエーテルおよびその他の芳香環への求核種導入反応
3.6 酸化的ビアリールカップリング
3.7 窒素原子の反応:Hoffmann転位反応とニトレニウムイオン生成反応
3.8 α-結合開裂を伴う反応
3.9 アルコールの酸化反応
3.10 フェニル化およびトリフルオロメチル化
4 おわりに―3配位ヨウ素化合物の触媒的利用研究と有機触媒としての幕開け
第16章 超原子価ヨウ素触媒を用いる選択的酸化反応
1 はじめに
2 IBS触媒を用いるアルコールの選択的酸化反応
3 キラル超原子価ヨウ素触媒を用いる北スピロラクトン化反応
4 超原子価ヨウ素触媒を用いる酸化的ラクトン化反応
5 超原子価ヨウ素酸塩触媒を用いるエナンチオ選択的酸化的エーテル環化反応
6 おわりに
第17章 ヨウ素化合物の触媒的合成法
1 はじめに
2 芳香族ヨウ素化合物の触媒的合成
3 sp2炭素-ヨウ素結合の触媒的合成―ヨウ化エノンの合成を例に
4 sp3炭素-ヨウ素結合の触媒的合成
4.1 sp2炭素からsp3炭素への変換
4.2 sp3炭素からsp3炭素への変換
5 おわりに
第18章 脂肪族ヨウ化物を用いる多成分連結反応
1 はじめに
2 ラジカル―イオン反応介在型多成分連結反応によるカルボン酸誘導体の合成
2.1 光開始型のヨウ素移動カルボニル化反応
2.2 熱開始型のヨウ素移動カルボニル化反応
3 ラジカル―遷移金属触媒介在型手法の有用性と多成分連結反応への展開
3.1 3成分連結によるカルボン酸エステルの合成
3.2 4成分連結反応によるカルボン酸エステルの合成
3.3 3成分連結反応によるアルキルアルキニルケトン合成反応
4 おわりに
第19章 ヨウ化チタンの反応
1 はじめに
2 ヨウ素化反応
3 ルイス酸としての活用
4 還元力を活かした反応
5 おわりに
第20章 4-ヨードトルエンジフルオライド(ITDF)および五フッ化ヨウ素(IF5)の反応
1 はじめに
2 ヨードトルエンジフルオライド(ITDF)
2.1 ITDFとアルケンの反応
2.2 ITDFとアルキンの反応
2.3 カルボニル基のα位直接フッ素化
2.4 イオウ化合物のフッ素化
2.5 ヘテロ原子の酸化
2.6 その他の反応
3 五フッ化ヨウ素(IF5)
3.1 イオウ化合物のフッ素化
3.2 IF5とI2の反応,IFの発生
3.3 IF5による窒素化合物の酸化
3.4 アダマンタンのフッ素化
【第4編 応用開発】
第21章 ヨウ素と色素増感太陽電池
1 はじめに
2 色素増感太陽電池の構成と発電メカニズム
3 電荷分離界面の構築―電荷再結合から見た色素構造と太陽電池特性
4 擬固体電解液
5 ヨウ素を用いた固体色素増感太陽電池
6 まとめ
第22章 ヨウ素とリチウム伝導体
1 はじめに
2 ヨウ化銀α-AgI関連の材料とそれを用いた全固体電池
3 ヨウ化リチウム(LiI)とその誘導体
3.1 LiIを用いた全固体電池
3.2 LiI/Al2O3複合体
3.3 LiI/メソ孔Al2O3複合体
4 ヨウ素を構造中に含むリチウムイオン伝導体
4.1 LiBH4-LiI系固溶体
4.2 Li3AlH6-LiI系固溶体
4.3 LiNH2とLiIの新規な化合物―Li3(NH2)2I
5 終わりに
第23章 CF3Iの利用
1 はじめに
2 ヨウ素化合物(CF3I)の特長
2.1 地球温暖化係数
2.2 プラズマ特性
3 CF3Iエッチングの基本特性
3.1 配線端のうねり評価
3.2 LERの発生メカニズム
3.3 ダメージ
4 微細配線形成と電気的特性評価
4.1 LERの配線信頼性に及ぼす影響
4.2 次世代露光技術(EUVL)を用いたhp35nm微細配線形成
4.3 hp2Xnm微細配線形成
5 あとがき
第24章 ヨウ素と農薬,含ヨウ素殺虫剤フルベンジアミド
1 はじめに
2 含ヨウ素農薬
2.1 アイオキシニル(オクタノエート)(除草剤)
2.2 ヨードスルフロンメチル(除草剤)
2.3 プロキナジド(殺菌剤)
3 フルベンジアミド(殺虫剤)
3.1 フルベンジアミドの作用特性
3.2 探索の経緯
3.3 置換基効果
3.4 作用機構
4 フルベンジアミドの合成
4.1 ジアゾ-ヨウ素化ルート
4.2 Pd-ヨウ素化
4.3 ヨウ素化剤DIHの工業的製法
4.4 パーフルオロアルキルアニリン製法
5 おわりに
第25章 放射性ヨウ素と医薬品
1 はじめに
2 125Iシード線源による前立腺癌の治療
3 125I標識薬剤を用いた癌の治療
4 おわりに
第26章 ポビドンヨードとアトピー性皮膚炎
1 はじめに
2 アトピー性皮膚炎の易感染性
3 アトピー性皮膚炎の皮膚培養成績
4 黄色ブドウ球菌の毒素検出率
5 アトピー性皮膚炎治療とポピドンヨード
6 ポビドンヨードと甲状腺機能
7 アトピー性皮膚炎の多臓器障害
8 考案
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