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食品薬学と薬食同源/メタボリックシンドローム予防効果(茶花・甘茶・タマネギ・ニンニク・ローズヒップ他)/アンチエイジング効果(サフラン・サクラ・冬虫夏草・ハッサク他)/資源確保への取組みと有効性(伝統野菜の適正・効率的栽培と将来性他)
著者一覧
谿 忠人 大阪大谷大学 播磨章一 近畿大学 吉川雅之 京都薬科大学 松田久司 京都薬科大学 野原稔弘 崇城大学 藤原章雄 熊本大学 波多野 力 岡山大学 中村誠宏 京都薬科大学 黒田明平 東京薬科大学 三巻祥浩 東京薬科大学 堀 一之 秋田県総合食品研究センター 高橋砂織 秋田県総合食品研究センター 田邉元三 近畿大学 森川敏生 近畿大学 二宮清文 近畿大学 正山征洋 長崎国際大学 | 村田和也 近畿大学 松田秀秋 近畿大学 下田博司 オリザ油化㈱ 角谷晃司 近畿大学 石黒京子 武庫川女子大学 奥 尚枝 武庫川女子大学 増田めぐみ 近畿大学 田中麗子 大阪薬科大学 太田富久 金沢大学 村岡 修 近畿大学 池上文雄 千葉大学 塚越 覚 千葉大学 阿部友美 近畿大学 新藤 聡 千葉大学 松原紀嘉 千葉大学 渡辺 均 千葉大学 |
執筆者の所属表記は、2012年当時のものを使用しております。
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第1章 食品薬学の研究素材となる漢方薬~「快食・快便」に寄与する薬食同源の漢方薬を中心に~
1 はじめに
2 生薬学と漢方医療薬学と食品薬学
3 漢方薬の来歴と薬食同源素材
4 漢方医療における食品
5 漢方医療における「快食と快便」
6 漢方医療における脾胃と腸の調整
7 食品薬学の課題
7.1 食品薬学全般に関わる課題
7.1.1 遺伝資源の持続的利用
7.1.2 研究材料の規格確認
7.2 「食べ物の中のくすり」の研究に関わる課題と要望
7.3 薬用食品の開発研究に関わる課題
7.3.1 成分薬理と食品の作用との対比
7.3.2 予防効果と治療効果
7.3.3 安全性への配慮
8 まとめ
第2章 茶花の食習俗としての文献考察
1 はじめに
2 最初のお茶
2.1 振茶
2.2 ボテボテ茶(茶+茶花)
2.3 振茶の歴史
2.4 六波羅蜜寺の施茶
2.5 中国での茶の飲用法―中国ペー族の「烤茶」―
2.6 宋代の茶の点て方
3 茶筌の起源と種類
4 桶茶
4.1 桶茶;各地の利用
4.2 沖縄のブクブク茶(桶茶)
4.3 奥三河の茶は桶茶
5 茶外の茶
5.1 さまざまな茶と混成茶
5.2 花から造るお茶
6 おわりに
第3章 茶花の生体機能:メタボリックシンドローム予防作用
1 はじめに
2 茶花の食経験-ぼてぼて茶-
3 茶花エキスの生体機能
3.1 抗肥満作用
3.2 抗糖尿病作用
3.3 胃排出能抑制作用および小腸内輸送能亢進作用
3.4 胃保護作用
3.5 ラジカル消去活性
4 茶花,椿花,山茶花,茶子木花の作用比較
5 茶花含有成分
6 茶花含有サポニン(Floratheasaponin類とChakasaponin類)の生体機能
7 茶花含有サポニン(Chakasaponin類)の食欲抑制とその作用様式
8 茶花サポニンの定量分析
9 茶花の安全性
第4章 甘茶の新規生体機能
1 はじめに
2 甘茶の抗アレルギー作用
2.1 活性成分の単離と抗アレルギー作用
2.2 活性成分の作用機序
3 甘茶の抗糖尿病作用
4 甘茶の加工調製における化学過程の解析
第5章 タマネギおよびニンニクの新規Sulfoxidesとその抗腫瘍作用
1 はじめに
2 Onion
2.1 抽出・分離
2.2 Onionin A(1)の構造
2.3 Onionin A(1)生成についての考察
2.4 Onionin Aのマクロファージ活性化制御作用
3 Garlic
3.1 抽出・分離
3.2 Cyclic Sulfoxide Type
3.3 Dithiine Type
3.4 Aallicin Type
4 おわりに
第6章 タンニンおよび関連ポリフェノールを含有する食品とその機能性
1 はじめに
1.1 ポリフェノールと植物
2 食品のポリフェノールとその分類
3 タンニンとポリフェノールの関係
4 プロアントシアニジン,縮合型タンニンと含有食品
5 加水分解性タンニンを含む食品・飲料・植物
6 ポリフェノールの種々の機能性
7 ポリフェノールの代謝
第7章 パームシュガーのメタボリックシンドローム予防作用
1 はじめに
2 パームシュガー
2.1 パームシュガーエキスの血糖値上昇抑制作用と含有成分
2.2 パームシュガー主成分dioscinの血糖値上昇抑制作用とその作用様式の検討
3 フタバガキ科植物Cotylelobium melanoxylon
3.1 Cotylelobium melanoxylonエキスのメタボリックシンドローム予防作用と含有成分
3.2 主成分vaticanol A(2),E(3),G(4)のメタボリックシンドローム予防作用
4 おわりに
第8章 Glycyrrhiza glabra L.を基原とする甘草のメタボリックシンドロームに対する予防・改善効果と活性成分
1 はじめに
2 G. glabraを基原とする甘草のPPARγリガンド活性を指標とした成分検索
3 LFOの高脂肪食負荷KK‐Ayマウスに対する血糖値上昇抑制効果
4 まとめ
第9章 昇圧系律速酵素レニン阻害による血圧対策食品の探索
1 はじめに
2 高血圧症に用いる薬とは
3 レニン-アンジオテンシン系と関係する降圧薬
4 昇圧系律速酵素レニン阻害をターゲットに
5 食品成分によるヒトレニン阻害の探索
6 大豆に含有されるサポニンがレニン阻害活性成分
7 どのサポニン化合物がレニン阻害活性を持つのか
8 おわりに
第10章 アーユルベーダ生薬"サラシア"の新規活性成分とその定量
1 はじめに
2 Salacia属植物由来新規α‐グルコシダーゼ阻害活性成分
3 新規α‐グルコシダーゼ阻害活性成分の構造活性相関
4 チオ糖スルホニウム塩を指標としたSalacia属植物エキスの評価法
4.1 α‐グルコシダーゼ阻害活性成分,Salacinol(1),Kotalanol(2),Neosalacinol(5)およびNeokotalanol(6)のLC/MS分析条件の検討
4.2 検量線作成,繰り返し精度試験および添加回収試験
4.3 Salacia属植物原料中のsalacinol(1),kotalanol(2),neosalacinol(5)およびneokotalanol(6)のLC/MS定量分析
5 おわりに
第11章 デイジーフラワーの血中中性脂質上昇抑制サポニン成分
1 はじめに
2 デイジーフラワーの血中中性脂質上昇抑制作用成分の探索
3 デイジーフラワー含有サポニン成分のトリグリセライド吸収に及ぼす影響
4 おわりに
第12章 ローズヒップに含有される内臓脂肪蓄積低減作用成分
1 はじめに
2 ローズヒップについて
3 ローズヒップ抽出エキスの肝臓内中性脂肪代謝促進活性
4 ローズヒップ抽出エキスの内蔵脂肪蓄積低減作用
5 ローズヒップ種子の含有成分
6 Trans-tiliroside(1)の内蔵脂肪蓄積抑制活性
7 Trans-tiliroside(1)および関連化合物の内蔵脂肪蓄積抑制活性
8 Trans-tiliroside(1)の作用機序
9 おわりに
第13章 アンチエイジング作用を持つサフラン
1 はじめに
2 アルコール障害記憶学習に対するクロシンの改善作用
3 LTPに対するクロシンの効果
4 PC-12細胞死に対するクロシンの阻害作用
5 血清・グルコースフリーDMEM培地により活性化されるスフィンゴミエリネースのクロシンによる阻害活性
6 クロシンにより活性化されるglutathione reductase(GR),γ-glutamylcysteinyl synthase(γ-GCS)による細胞内GSHレベル
7 クロシンの抗酸化作用による脳神経細胞死の予防効果
8 PC-12細胞内のクロシンの分布
9 ヒト大腸がん細胞に対するサフランとクロシンの効果
10 クロシンの睡眠作用
11 おわりに
第14章 天然物資源からの抗痛風作用成分の探索
1 はじめに
2 キンマの葉
3 クロウコン
4 ウンシュウミカン
5 おわりに
第15章 サクラの抗糖化活性成分
1 はじめに
2 サクラ花部の含有成分
3 AGEs産生抑制作用
4 AGEsによる線維芽細胞のアポトーシスに及ぼす作用
5 糖化線維芽細胞のコラーゲン格子形成に及ぼす作用
6 コラーゲン産生促進作用
7 おわりに
第16章 冬虫夏草の人工培養とアンチエイジング作用
1 はじめに
2 冬虫夏草(C. sinensis)菌糸体および子実体の人工培養
3 冬虫夏草菌糸体の抗酸化作用ならびにMMP(Matrix metalloproteinase)活性阻害効果
4 おわりに
第17章 ホウセンカの多様な生物活性と成分―抗かゆみ作用,抗アレルギー作用,抗リューマチ作用,駆?血作用―
1 はじめに
2 ホウセンカの生物活性成分
3 ホウセンカの抗痒み作用
3.1 一過性掻痒(かゆみ)モデルマウスに対する効果
3.2 アトピー性皮膚炎モデル(NC)マウスの痒みに対する効果
4 ホウセンカの抗アナフィラキシー(I型アレルギー)作用
4.1 IgE抗体依存性アナフィラキシーモデルマウスの作製法
4.2 アナフィラキシーの死亡に対するホウセンカの効果
4.3 アナフィラキシーに起因する血圧低下に対する効果
4.4 アナフィラキシーに起因する血流量低下に対する効果
4.5 ホウセンカのアレルギー予防作用
4.6 ホウセンカの抗アレルギー作用メカニズム
5 ホウセンカの駆?血作用
6 ホウセンカの抗リウマチ作用
7 ホウセンカのテストステロン5α‐リダクターゼ阻害作用
8 おわりに
第18章 ジャワナガコショウの肝保護作用成分
1 はじめに
2 ジャワナガコショウからの肝保護作用成分の探索
2.1 TNF-α感受性低減作用
2.2 TNF-α高感受性L929細胞を用いたTNF-α誘発細胞障害抑制作用
2.3 P. chaba抽出エキスのD-GalN/LPS誘発マウス肝障害モデルを用いた肝保護作用
2.4 活性成分の探索
3 Piperine(1)の肝保護作用およびTNF-α感受性低減作用
4 おわりに
第19章 血流改善作用を併せ持つ未熟ハッサク果実の美白・美肌効果
1 はじめに
2 未熟ハッサク果実の美白作用
2.1 スクリーニング試験による未熟ハッサク果実の選出
2.2 未熟ハッサクエキスの抗酸化作用
2.3 未熟ハッサクエキスのメラニン産生抑制作用成分
2.4 未熟ハッサクエキスのin vivo色素沈着改善作用
3 未熟ハッサクエキスの血液流動性低下抑制作用
3.1 未熟ハッサクエキスのLPS誘発DIC病態ラットにおける血液流動性低下抑制作用
3.2 未熟ハッサクエキスのin vivo線溶系活性化作用
3.3 未熟ハッサクエキスのin vivo血液流動性低下抑制作用
3.4 未熟ハッサクエキスの血流流動性低下抑制作用成分の探索
3.5 Naringenin-7-glycoside(Prunin)の血小板凝集および赤血球凝集抑制作用,および線溶系活性化作用
4 おわりに
第20章 カバノアナタケ(チャーガ)の有効性
1 はじめに
2 化学成分
3 特徴的成分
4 トリテルペノイド
5 抗酸化活性
6 抗腫瘍活性
7 がん予防活性
8 抗炎症活性
9 その他の作用
10 おわりに
第21章 南米ブラジル産薬用樹木Tabebuiaavellanedae"タヒボ(Taheebo)"~その有効成分と抗がん作用及び安全性の評価~
1 はじめに
2 タヒボとは
3 タヒボの有効性
4 含有される有効成分
5 NQ801の抗腫瘍効果を検証する基礎実験
6 タヒボ粉末およびエキス末の抗腫瘍効果
7 タヒボおよびNQ801分画増強エキス末の安全性に関する研究
8 がん疾患を背景とした重要性
第22章 砂漠人参「カンカ」の機能と砂漠緑化
1 はじめに
2 シルクロードのオアシス都市ホータン
3 砂漠人参"カンカ"
4 カンカの含有成分
5 カンカ抽出エキスおよび含有成分の生物活性
5.1 血管収縮抑制作用
5.2 肝保護作用および作用メカニズム解析
6 カンカの栽培と砂漠緑化への取り組み
第23章 薬膳素材としての伝統野菜の適性を探る
1 はじめに
2 官能評価と含有成分によるダイコン品種の評価
3 官能評価と含有成分によるニンジン品種の評価
4 官能評価と含有成分によるニガウリ品種の評価
5 結果および考察
第24章 亜熱帯性植物・ノニ(Morinda citrifolia)の葉と種子の薬用利用
1 伝承薬物としてのノニ
2 ノニ葉の血液流動性低下抑制作用
2.1 ノニ葉の血液流動性低下抑制作用(In Vivo)
2.2 ノニ葉の血小板凝集抑制作用(In Vitro)
2.3 ノニ葉の赤血球凝集抑制作用(In Vitro)
2.4 ノニ葉の線溶系活性化作用(In Vivo)
3 ノニ種子の皮膚光老化抑制作用
3.1 ノニ種子のメラニン産生抑制作用(In Vitro)
3.2 ノニ種子のチロシナーゼ活性阻害作用(In Vitro)
3.3 ノニ種子の抗酸化作用(In Vitro)
3.4 ノニ種子のmatrix metalloproteinase-1(MMP-1)放出抑制作用(In Vitro)
3.5 ノニ種子の好中球エラスターゼ活性阻害作用(In Vitro)
4 おわりに
第25章 薬用植物の効率的栽培とその将来性
1 はじめに
2 日本の民間薬センブリの園芸的生産
3 環境制御施設を用いた薬用植物トウキの生産
4 植物工場における薬用植物の生産
5 おわりに
1 はじめに
2 生薬学と漢方医療薬学と食品薬学
3 漢方薬の来歴と薬食同源素材
4 漢方医療における食品
5 漢方医療における「快食と快便」
6 漢方医療における脾胃と腸の調整
7 食品薬学の課題
7.1 食品薬学全般に関わる課題
7.1.1 遺伝資源の持続的利用
7.1.2 研究材料の規格確認
7.2 「食べ物の中のくすり」の研究に関わる課題と要望
7.3 薬用食品の開発研究に関わる課題
7.3.1 成分薬理と食品の作用との対比
7.3.2 予防効果と治療効果
7.3.3 安全性への配慮
8 まとめ
第2章 茶花の食習俗としての文献考察
1 はじめに
2 最初のお茶
2.1 振茶
2.2 ボテボテ茶(茶+茶花)
2.3 振茶の歴史
2.4 六波羅蜜寺の施茶
2.5 中国での茶の飲用法―中国ペー族の「烤茶」―
2.6 宋代の茶の点て方
3 茶筌の起源と種類
4 桶茶
4.1 桶茶;各地の利用
4.2 沖縄のブクブク茶(桶茶)
4.3 奥三河の茶は桶茶
5 茶外の茶
5.1 さまざまな茶と混成茶
5.2 花から造るお茶
6 おわりに
第3章 茶花の生体機能:メタボリックシンドローム予防作用
1 はじめに
2 茶花の食経験-ぼてぼて茶-
3 茶花エキスの生体機能
3.1 抗肥満作用
3.2 抗糖尿病作用
3.3 胃排出能抑制作用および小腸内輸送能亢進作用
3.4 胃保護作用
3.5 ラジカル消去活性
4 茶花,椿花,山茶花,茶子木花の作用比較
5 茶花含有成分
6 茶花含有サポニン(Floratheasaponin類とChakasaponin類)の生体機能
7 茶花含有サポニン(Chakasaponin類)の食欲抑制とその作用様式
8 茶花サポニンの定量分析
9 茶花の安全性
第4章 甘茶の新規生体機能
1 はじめに
2 甘茶の抗アレルギー作用
2.1 活性成分の単離と抗アレルギー作用
2.2 活性成分の作用機序
3 甘茶の抗糖尿病作用
4 甘茶の加工調製における化学過程の解析
第5章 タマネギおよびニンニクの新規Sulfoxidesとその抗腫瘍作用
1 はじめに
2 Onion
2.1 抽出・分離
2.2 Onionin A(1)の構造
2.3 Onionin A(1)生成についての考察
2.4 Onionin Aのマクロファージ活性化制御作用
3 Garlic
3.1 抽出・分離
3.2 Cyclic Sulfoxide Type
3.3 Dithiine Type
3.4 Aallicin Type
4 おわりに
第6章 タンニンおよび関連ポリフェノールを含有する食品とその機能性
1 はじめに
1.1 ポリフェノールと植物
2 食品のポリフェノールとその分類
3 タンニンとポリフェノールの関係
4 プロアントシアニジン,縮合型タンニンと含有食品
5 加水分解性タンニンを含む食品・飲料・植物
6 ポリフェノールの種々の機能性
7 ポリフェノールの代謝
第7章 パームシュガーのメタボリックシンドローム予防作用
1 はじめに
2 パームシュガー
2.1 パームシュガーエキスの血糖値上昇抑制作用と含有成分
2.2 パームシュガー主成分dioscinの血糖値上昇抑制作用とその作用様式の検討
3 フタバガキ科植物Cotylelobium melanoxylon
3.1 Cotylelobium melanoxylonエキスのメタボリックシンドローム予防作用と含有成分
3.2 主成分vaticanol A(2),E(3),G(4)のメタボリックシンドローム予防作用
4 おわりに
第8章 Glycyrrhiza glabra L.を基原とする甘草のメタボリックシンドロームに対する予防・改善効果と活性成分
1 はじめに
2 G. glabraを基原とする甘草のPPARγリガンド活性を指標とした成分検索
3 LFOの高脂肪食負荷KK‐Ayマウスに対する血糖値上昇抑制効果
4 まとめ
第9章 昇圧系律速酵素レニン阻害による血圧対策食品の探索
1 はじめに
2 高血圧症に用いる薬とは
3 レニン-アンジオテンシン系と関係する降圧薬
4 昇圧系律速酵素レニン阻害をターゲットに
5 食品成分によるヒトレニン阻害の探索
6 大豆に含有されるサポニンがレニン阻害活性成分
7 どのサポニン化合物がレニン阻害活性を持つのか
8 おわりに
第10章 アーユルベーダ生薬"サラシア"の新規活性成分とその定量
1 はじめに
2 Salacia属植物由来新規α‐グルコシダーゼ阻害活性成分
3 新規α‐グルコシダーゼ阻害活性成分の構造活性相関
4 チオ糖スルホニウム塩を指標としたSalacia属植物エキスの評価法
4.1 α‐グルコシダーゼ阻害活性成分,Salacinol(1),Kotalanol(2),Neosalacinol(5)およびNeokotalanol(6)のLC/MS分析条件の検討
4.2 検量線作成,繰り返し精度試験および添加回収試験
4.3 Salacia属植物原料中のsalacinol(1),kotalanol(2),neosalacinol(5)およびneokotalanol(6)のLC/MS定量分析
5 おわりに
第11章 デイジーフラワーの血中中性脂質上昇抑制サポニン成分
1 はじめに
2 デイジーフラワーの血中中性脂質上昇抑制作用成分の探索
3 デイジーフラワー含有サポニン成分のトリグリセライド吸収に及ぼす影響
4 おわりに
第12章 ローズヒップに含有される内臓脂肪蓄積低減作用成分
1 はじめに
2 ローズヒップについて
3 ローズヒップ抽出エキスの肝臓内中性脂肪代謝促進活性
4 ローズヒップ抽出エキスの内蔵脂肪蓄積低減作用
5 ローズヒップ種子の含有成分
6 Trans-tiliroside(1)の内蔵脂肪蓄積抑制活性
7 Trans-tiliroside(1)および関連化合物の内蔵脂肪蓄積抑制活性
8 Trans-tiliroside(1)の作用機序
9 おわりに
第13章 アンチエイジング作用を持つサフラン
1 はじめに
2 アルコール障害記憶学習に対するクロシンの改善作用
3 LTPに対するクロシンの効果
4 PC-12細胞死に対するクロシンの阻害作用
5 血清・グルコースフリーDMEM培地により活性化されるスフィンゴミエリネースのクロシンによる阻害活性
6 クロシンにより活性化されるglutathione reductase(GR),γ-glutamylcysteinyl synthase(γ-GCS)による細胞内GSHレベル
7 クロシンの抗酸化作用による脳神経細胞死の予防効果
8 PC-12細胞内のクロシンの分布
9 ヒト大腸がん細胞に対するサフランとクロシンの効果
10 クロシンの睡眠作用
11 おわりに
第14章 天然物資源からの抗痛風作用成分の探索
1 はじめに
2 キンマの葉
3 クロウコン
4 ウンシュウミカン
5 おわりに
第15章 サクラの抗糖化活性成分
1 はじめに
2 サクラ花部の含有成分
3 AGEs産生抑制作用
4 AGEsによる線維芽細胞のアポトーシスに及ぼす作用
5 糖化線維芽細胞のコラーゲン格子形成に及ぼす作用
6 コラーゲン産生促進作用
7 おわりに
第16章 冬虫夏草の人工培養とアンチエイジング作用
1 はじめに
2 冬虫夏草(C. sinensis)菌糸体および子実体の人工培養
3 冬虫夏草菌糸体の抗酸化作用ならびにMMP(Matrix metalloproteinase)活性阻害効果
4 おわりに
第17章 ホウセンカの多様な生物活性と成分―抗かゆみ作用,抗アレルギー作用,抗リューマチ作用,駆?血作用―
1 はじめに
2 ホウセンカの生物活性成分
3 ホウセンカの抗痒み作用
3.1 一過性掻痒(かゆみ)モデルマウスに対する効果
3.2 アトピー性皮膚炎モデル(NC)マウスの痒みに対する効果
4 ホウセンカの抗アナフィラキシー(I型アレルギー)作用
4.1 IgE抗体依存性アナフィラキシーモデルマウスの作製法
4.2 アナフィラキシーの死亡に対するホウセンカの効果
4.3 アナフィラキシーに起因する血圧低下に対する効果
4.4 アナフィラキシーに起因する血流量低下に対する効果
4.5 ホウセンカのアレルギー予防作用
4.6 ホウセンカの抗アレルギー作用メカニズム
5 ホウセンカの駆?血作用
6 ホウセンカの抗リウマチ作用
7 ホウセンカのテストステロン5α‐リダクターゼ阻害作用
8 おわりに
第18章 ジャワナガコショウの肝保護作用成分
1 はじめに
2 ジャワナガコショウからの肝保護作用成分の探索
2.1 TNF-α感受性低減作用
2.2 TNF-α高感受性L929細胞を用いたTNF-α誘発細胞障害抑制作用
2.3 P. chaba抽出エキスのD-GalN/LPS誘発マウス肝障害モデルを用いた肝保護作用
2.4 活性成分の探索
3 Piperine(1)の肝保護作用およびTNF-α感受性低減作用
4 おわりに
第19章 血流改善作用を併せ持つ未熟ハッサク果実の美白・美肌効果
1 はじめに
2 未熟ハッサク果実の美白作用
2.1 スクリーニング試験による未熟ハッサク果実の選出
2.2 未熟ハッサクエキスの抗酸化作用
2.3 未熟ハッサクエキスのメラニン産生抑制作用成分
2.4 未熟ハッサクエキスのin vivo色素沈着改善作用
3 未熟ハッサクエキスの血液流動性低下抑制作用
3.1 未熟ハッサクエキスのLPS誘発DIC病態ラットにおける血液流動性低下抑制作用
3.2 未熟ハッサクエキスのin vivo線溶系活性化作用
3.3 未熟ハッサクエキスのin vivo血液流動性低下抑制作用
3.4 未熟ハッサクエキスの血流流動性低下抑制作用成分の探索
3.5 Naringenin-7-glycoside(Prunin)の血小板凝集および赤血球凝集抑制作用,および線溶系活性化作用
4 おわりに
第20章 カバノアナタケ(チャーガ)の有効性
1 はじめに
2 化学成分
3 特徴的成分
4 トリテルペノイド
5 抗酸化活性
6 抗腫瘍活性
7 がん予防活性
8 抗炎症活性
9 その他の作用
10 おわりに
第21章 南米ブラジル産薬用樹木Tabebuiaavellanedae"タヒボ(Taheebo)"~その有効成分と抗がん作用及び安全性の評価~
1 はじめに
2 タヒボとは
3 タヒボの有効性
4 含有される有効成分
5 NQ801の抗腫瘍効果を検証する基礎実験
6 タヒボ粉末およびエキス末の抗腫瘍効果
7 タヒボおよびNQ801分画増強エキス末の安全性に関する研究
8 がん疾患を背景とした重要性
第22章 砂漠人参「カンカ」の機能と砂漠緑化
1 はじめに
2 シルクロードのオアシス都市ホータン
3 砂漠人参"カンカ"
4 カンカの含有成分
5 カンカ抽出エキスおよび含有成分の生物活性
5.1 血管収縮抑制作用
5.2 肝保護作用および作用メカニズム解析
6 カンカの栽培と砂漠緑化への取り組み
第23章 薬膳素材としての伝統野菜の適性を探る
1 はじめに
2 官能評価と含有成分によるダイコン品種の評価
3 官能評価と含有成分によるニンジン品種の評価
4 官能評価と含有成分によるニガウリ品種の評価
5 結果および考察
第24章 亜熱帯性植物・ノニ(Morinda citrifolia)の葉と種子の薬用利用
1 伝承薬物としてのノニ
2 ノニ葉の血液流動性低下抑制作用
2.1 ノニ葉の血液流動性低下抑制作用(In Vivo)
2.2 ノニ葉の血小板凝集抑制作用(In Vitro)
2.3 ノニ葉の赤血球凝集抑制作用(In Vitro)
2.4 ノニ葉の線溶系活性化作用(In Vivo)
3 ノニ種子の皮膚光老化抑制作用
3.1 ノニ種子のメラニン産生抑制作用(In Vitro)
3.2 ノニ種子のチロシナーゼ活性阻害作用(In Vitro)
3.3 ノニ種子の抗酸化作用(In Vitro)
3.4 ノニ種子のmatrix metalloproteinase-1(MMP-1)放出抑制作用(In Vitro)
3.5 ノニ種子の好中球エラスターゼ活性阻害作用(In Vitro)
4 おわりに
第25章 薬用植物の効率的栽培とその将来性
1 はじめに
2 日本の民間薬センブリの園芸的生産
3 環境制御施設を用いた薬用植物トウキの生産
4 植物工場における薬用植物の生産
5 おわりに