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ナノファイバー実用化技術と用途展開の最前線《普及版》

Frontline in Commercialization Technologies and Development of Applications on Nanofibers(Popular Edition)

2012年刊「ナノファイバー実用化技術と用途展開の最前線」の普及版!
★厳しい競争産業で勝負できるナノファイバーを一挙網羅!
★エネルギー、エアフィルター、水処理、先進医療―成長産業のキー素材に成長!

商品コード:
B1270
監修:
谷岡明彦,川口武行
発行日:
2019年1月16日
体裁:
B5判・226頁
ISBNコード:
978-4-7813-1307-8
価格(税込):
5,940
ポイント: 54 Pt
関連カテゴリ:
新材料・新素材
テクニカルライブラリシリーズ(普及版)

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キーワード:

電界紡糸法/大量紡糸/溶融エレクトロスピニング紡糸法/エネルギー用部材/エアフィルター用部材/水処理用部材/医療用/バイオナノファイバー/分子インプリント/金属ガラスナノワイヤ―/金属ナノワイヤ―/有機無機複合ナノファイバー

著者一覧


谷岡明彦   東京工業大学名誉教授
川口武行   東京工業大学
松本英俊   東京工業大学
山下義裕   滋賀県立大学
小西玄一   東京工業大学
宇山 浩   大阪大学
木村 勝   群栄化学工業㈱
鈴木章泰   山梨大学
岸本吉則   廣瀬製紙㈱
川上浩良   首都大学東京
今野貴博   日本エアーフィルター㈱
向井康人   名古屋大学
比嘉 充   山口大学

井上嘉則   日本フイルコン㈱
兼子博章   帝人㈱
山岡哲二   国立循環器病研究センター研究所
白鳥世明   慶應義塾大学
磯貝 明   東京大学
伊福伸介   鳥取大学
吉川正和   京都工芸繊維大学
森田利夫   昭和電工㈱
平尾一之   京都大学
中山幸仁   東北大学
下間靖彦   京都大学
小滝雅也   京都工芸繊維大学
鴻巣裕一   東京工業大学

執筆者の所属表記は、2012年当時のものを使用しております。

目次 +   クリックで目次を表示

【第1編 製造技術と工業化技術】
第1章 電界紡糸法
1 製造技術開発の歴史と現在点
 1.1 はじめに
 1.2 電界紡糸法
 1.3 電界紡糸技術の歴史
 1.4 電界紡糸法におけるナノファイバーの構造制御
  1.4.1 ファイバー径
  1.4.2 表面構造
  1.4.3 内部構造
 1.5 電界紡糸技術の課題と研究開発の現状
2 大量紡糸
 2.1 はじめに
 2.2 ノズル方式のエレクトロスピニング装置
  2.2.1 ノズル同士の電界干渉
  2.2.2 樹脂ディスポノズル方式
  2.2.3 紡糸口方式
  2.2.4 ノズルスプレー方式
  2.2.5 大量紡糸に最適なポリマー溶液
 2.3 ノズルを用いないエレクトロスピニング装置
  2.3.1 ドラム方式
  2.3.2 ワイヤーノズル方式
  2.3.3 スパイラルコイルノズル方式
  2.3.4 バブル方式
3 溶融エレクトロスピニング紡糸法によるポリプロピレンナノファイバーの開発
 3.1 溶融エレクトロスピニング法の意義
 3.2 PPナノファイバーの有用性
 3.3 近赤外線集光型溶融装置を用いたエレクトロスピニング紡糸法
 3.4 今後の展望
4 バイオナノファイバーへの応用
 4.1 はじめに
 4.2 バイオ系高分子の電界紡糸
 4.3 生分解性評価システム
 4.4 ドライスピニング
 4.5 電界紡糸による極細ファイバーと薬剤の複合化
 4.6 おわりに

第2章 その他の製造法
1 複合紡糸を応用したナノファイバー製造法
 1.1 はじめに
 1.2 微細繊維の製造方法
 1.3 複合紡糸法
  1.3.1 海島型複合繊維
  1.3.2 剥離型複合繊維
  1.3.3 多層型複合繊維
  1.3.4 混合紡糸(ポリマーブレンド法)
 1.4 PB法によるナノファイバーの製造法
  1.4.1 原料選定
  1.4.2 複合原料の調製
  1.4.3 紡糸
  1.4.4 海成分除去
 1.5 応用例
  1.5.1 フェノール樹脂系カーボンナノファイバー「GNF-C」
  1.5.2 フェノール樹脂系ナノファイバー「GNF-P」
  1.5.3 イミド系ナノファイバー「GNF-I」
 1.6 まとめ
2 炭酸ガスレーザー超音速延伸法
 2.1 はじめに
 2.2 装置とナノファイバー化について
  2.2.1 延伸装置について
  2.2.2 ナノファイバー化の原理
  2.2.3 オリフィスで発生する超音速流の速度分布と温度分布
 2.3 繊維径と延伸条件との関係
 2.4 炭酸ガスレーザー超音速マルチ延伸法
  2.4.1 巻取り型マルチ延伸装置で作製したPETナノファイバーシートについて
  2.4.2 連続巻取り型マルチ延伸装置
 2.5 まとめ

【第2編 用途展開の最前線】
第1章 エネルギー用部材
1 PVA系ナノファイバー不織布
 1.1 はじめに
 1.2 新規なエレクトロスピニング法(=エレクトロバブルスピニング法)
 1.3 機能分離型ナノファイバー複合不織布
 1.4 セラミックス含有PVAナノファイバー
2 プロトン伝導性ナノファイバー
 2.1 はじめに
 2.2 高分子形電解質膜の問題点
 2.3 新規プロトン伝導性高分子形電解質膜
 2.4 プロトン伝導性ナノファイバー含有複合膜の電解質膜特性
 2.5 おわりに

第2章 エアフィルター用部材
1 エアフィルターの高機能化とナノファイバーエアフィルター
 1.1 はじめに
 1.2 エアフィルターの高機能化
 1.3 ナノファイバーエアフィルター
  1.3.1 ナノファイバー紡糸
  1.3.2 ナノファイバーエアフィルターの特長
  1.3.3 ナノファイバーエアフィルターの実用化
 1.4 ナノファイバーエアフィルターの用途展開
 1.5 おわりに

第3章 水処理用部材
1 ナノファイバー水処理膜
 1.1 はじめに
 1.2 膜の物性および試験方法
 1.3 水透過性能の評価
 1.4 粒子捕捉性能の評価
 1.5 膜の調製条件の影響
 1.6 総括および課題
2 次世代ナノ構造水処理膜
 2.1 はじめに
 2.2 正浸透膜
  2.2.1 正浸透法とは
  2.2.2 FO法とRO法の違い
  2.2.3 FOの利点
  2.2.4 FO水処理システム
  2.2.5 FO膜の構造
 2.3 カーボンナノチューブ(CNT)膜
  2.3.1 CNT膜の特長
  2.3.2 CNT膜の作製方法
  2.3.3 CNT膜の物質透過性能
 2.4 まとめ
3 混合紡糸型キレート繊維
 3.1 はじめに
 3.2 キレート繊維の調製
 3.3 湿式混合紡糸法によるキレート繊維の調製
 3.4 キレート性高分子混合紡糸型キレート繊維の調製とその吸着特性
 3.5 ナノファイバーへの展開

第4章 先進医療・衛生用部材
1 先進医療のためのナノファイバー材料
 1.1 医療分野におけるナノファイバーの隆盛
 1.2 ナノファイバーの特徴と細胞接着性
 1.3 ナノファイバー成型体の立体加工とその利用
 1.4 ナノファイバー立体成型体(多孔体)による軟骨・骨の再生
 1.5 ナノファイバー複合材料への展開
 1.6 人工細胞外マトリックスを目指して
 1.7 今後の課題
2 ファイバー材料と再生医療
 2.1 はじめに
 2.2 再生医療とファイバー材料
 2.3 細胞・組織とファイバー材料の相互作用
 2.4 再生型人工血管への組織浸潤性のコントロール
 2.5 ナノファイバーの表面機能化修飾
 2.6 おわりに
3 ビタミンC添加ナノファイバー
 3.1 スキンケア応用としてのナノファイバー
 3.2 ビタミンC
 3.3 L-アスコルビン酸含有PVACナノファイバー
 3.4 まとめ

第5章 バイオナノファイバー
1 セルロース系バイオナノファイバー
 1.1 はじめに
 1.2 セルロースのTEMPO触媒酸化
 1.3 TEMPO酸化セルロースナノファイバー
 1.4 TEMPO酸化セルロースナノファイバーの特性
 1.5 世界のナノセルロース研究開発状況
 1.6 今後の展開
2 キチンナノファイバーの単離技術とその利用開発
 2.1 はじめに
 2.2 生物の紡ぎ出すナノ繊維"バイオナノファイバー"
  2.2.1 植物からのセルロースナノファイバーの単離
  2.2.2 カニ,エビ殻,キノコからのキチンナノファイバーの単離
  2.2.3 市販の乾燥キチンのキチンナノファイバーへの解繊
  2.2.4 表面キトサン化キチンナノファイバーの調製
 2.3 キチンナノファイバー補強透明プラスチックフィルム
  2.3.1 透明でフレキシブルなキチンナノファイバー補強フィルム
  2.3.2 キチンナノファイバー補強透明プラスチックフィルムの物性
 2.4 おわりに

【第3編 新材料・新技術・新用途の最前線】
第1章 物質分離膜としての分子インプリントナノファイバー膜
1 はじめに
2 分子インプリント法
3 簡易分子インプリント法
4 分子インプリント膜による物質分離
5 分子インプリントナノファイバー膜
6 分子インプリントナノファイバー膜による物質分離
7 分子インプリントナノファイバー膜の今後の展開
 7.1 より細いナノファイバー径を有する分子インプリントナノファイバー膜の調製
 7.2 分子認識部位のナノファイバー表面への局在化―1
 7.3 高い鋳型比での分子インプリントナノファイバー膜への変換
 7.4 分子認識部位のナノファイバー表面への局在化―2
8 おわりに

第2章 カーボンナノチューブの用途展開
1 はじめに
2 VGCF(R)とVGCF(R)-Xについて
 2.1 CNTの構造
 2.2 VGCF(R)とVGCF(R)-Xの特徴
3 リチウムイオン二次電池(LIB)用途
 3.1 サイクル特性改善
 3.2 高容量化
 3.3 電解液浸透性
4 樹脂複合材用途
 4.1 導電性用途
 4.2 軽量化
 4.3 その他
5 ナノリスク対策

第3章 機能性フレキシブルガラス
1 はじめに
2 有機―無機ハイブリッド技術
 2.1 プロトン導電膜
 2.2 気体分離膜
 2.3 表示用フレキシブルディスプレーガラス
3 おわりに

第4章 金属ガラスナノワイヤー
1 金属ガラスナノワイヤーの発見
2 金属ガラスナノワイヤーの作製
3 金属ガラスナノワイヤーの機械的特性評価
4 おわりに

第5章 金属ナノワイヤー
1 はじめに
2 Nd2Fe14B磁性ナノ粒子の作製
3 Nd2Fe14B磁性ナノ粒子のキャラクタリゼーション
4 Nd2Fe14B磁性ナノ粒子の形成メカニズム
5 金属Cuナノワイヤーの作製
6 金属Cuナノワイヤーの形成メカニズム
7 今後の展望

第6章 有機無機複合ナノファイバー
1 はじめに
2 エレクトロスピニング法
 2.1 原理
 2.2 大量生産
3 有機無機複合ナノファイバー
 3.1 粒子充填系ナノファイバー
 3.2 芯鞘構造ナノファイバー
4 おわりに

第7章 ウェアラブルエレクトロニクス
1 はじめに
2 ウェアラブルエレクトロニクス
3 研究開発の現状
 3.1 ファイバー/テキスタイル型電子回路基板
 3.2 導電性ファイバー及びテキスタイル
 3.3 ファイバー型電源
4 おわりに

第8章 エネルギーハーベスト材料技術の現状と今後の展望
1 はじめに
2 エネルギーハーベスト技術開発の現状
 2.1 日米欧での技術開発状況
 2.2 光電変換デバイス
 2.3 振動・圧電変換デバイス
 2.4 熱電変換デバイス
3 現状の技術課題と技術開発の動向
4 エネルギーハーベストの今後の市場展望