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おいしさのしくみ/味覚センサ/味と匂いの記憶/食感の可視化/視覚・聴覚と食品のおいしさ/医薬品の苦味マスキング/残留農薬検知/食中毒細菌検知/味覚センサを用いた医薬品開発/味覚センサを用いた食品開発/おいしさの可視化
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都甲 潔 九州大学 山本 隆 畿央大学;大阪大学名誉教授 内田享弘 武庫川女子大学 飯山 悟 近畿大学 柏柳 誠 旭川医科大学 神宮英夫 金沢工業大学;感動デザイン工学研究所 外池光雄 藍野大学 南戸秀仁 金沢工業大学 山野善正 (社)おいしさの科学研究所 東 輝明 ニッタ㈱ 志堂寺和則 九州大学 西津貴久 岐阜大学 倉澤郁文 松本歯科大学 高橋浩二 昭和大学 池崎秀和 ㈱インテリジェントセンサーテクノロジー 吉田 都 武庫川女子大学 内田享弘 武庫川女子大学 田原祐助 九州大学 喜多純一 ㈱島津製作所 中本高道 東京工業大学 松本 清 崇城大学 | 小林弘司 福岡女子大学 宮本敬久 九州大学 千国幸一 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 肥後温子 文教大学 大熊廣一 東洋大学 佐藤稔英 (地独)岩手県工業技術センター 杉山純一 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 北村雅弘 沢井製薬㈱ 若生直浩 ㈱キンレイ 田嶋 徹 ㈱キンレイ 石脇智広 石光商事㈱ 原田 努 エーザイ㈱ 櫻井真帆 エーザイ㈱ 土居幹治 マルトモ㈱ 永井 元 サントリービジネスエキスパート㈱ 蟻川幸彦 長野県工業技術総合センター 丹尾式希 味の素㈱ 野口愛子 日本有機㈱ 井上恵介 森永乳業㈱ 小柳道啓 ㈱味香り戦略研究所 荒谷和博 ㈱味香り戦略研究所 |
執筆者の所属表記は、2012年当時のものを使用しております。
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第1章 おいしさのしくみ
1 おいしさ発現の意義
2 おいしさ発現の感覚要素
3 おいしさの成り立ち
3.1 本能的なおいしさ
3.2 学習によるおいしさ
4 おいしさの脳のしくみ
4.1 神経回路によるおいしさ
4.2 脳内物質によるおいしさ
5 おいしさと自律神経活動
6 おいしさの学習・記憶
7 おいしさとやみつき
第2章 医薬品の味について
1 官能試験による医薬品の味評価
2 味覚センサによる医薬品の味評価
3 フレーバー添加による経腸栄養剤服用性改善の解析12)
3.1 SD法について
3.2 各種経腸栄養剤評価スコア(SD法)の解析(フレーバーの添加効果)
4 市販ドリンク剤・生薬成分の評価
【五感基礎編】
第3章 味覚
1 食品
2 料理
3 味覚の生理学
3.1 舌での感覚
3.2 受容体(レセプター)
3.3 舌から脳へ
第4章 味覚センサ
1 「味」とは
2 味覚センサの原理と構造
3 基本味応答
4 食品への応用例
5 ハイブリッド・レシピ
6 食譜
第5章 嗅覚
1 はじめに
2 匂い物質の性質
3 匂い受容器
4 匂いの識別
5 三叉神経による匂い受容
第6章 味と匂いの記憶
1 はじめに
2 記憶心理物理学
3 味の記憶とキー品質
第7章 匂いと視覚
1 はじめに
2 匂いに対する非侵襲脳機能計測
2.1 匂いの脳磁図(MEG)計測と匂い中枢部位の推定
2.2 f-MRIによる匂いの計測
3 視覚画像刺激に対する非侵襲脳機能計測
3.1 刺激画像のカテゴリー別に対する脳活動の計測
3.2 食物関連画像刺激に対する脳活動の非侵襲計測
4 匂い刺激と視覚画像刺激の同時刺激実験
4.1 f-MRIによる匂いと視覚の実験
4.1.1 f-MRI実験
4.1.2 匂いの心理実験
4.2 匂いと視覚の同時刺激によるf-MRI実験の解析結果
4.2.1 Pleasant-Unpleasantに対する解析結果
4.2.2 Match-Mismatchに対する解析結果
5 マルチモーダル感覚刺激と非侵襲脳研究の今後の展望
第8章 匂いセンサ
1 はじめに
2 匂いセンサシステム
3 匂いセンサシステムの食品への応用
4 匂いセンサシステムの医療分野への応用
5 まとめ
第9章 テクスチャーの知覚の要素と表現用語
1 力学的感覚
2 口腔機関の機能
3 温度
4 外観,色
5 音
6 味覚への影響
7 テクスチャーの表現
8 まとめ
第10章 多素子感圧センサを用いた食感の可視化
1 はじめに
2 触覚センサの食品分野への展開
3 食感センサシステム高速化の実現
3.1 高速化の意義
3.2 フィルム式圧力分布センサシステムの構造と特徴
3.2.1 センサシステムの構造について
3.2.2 感圧原理について
3.2.3 回路について
3.3 高速サンプリングシステムの検証
4 食感センサシステム(Mscan)の概要
4.1 食感センサシートの仕様
4.2 食品咀嚼試験について
4.3 現場用MscanIVの現状
第11章 視覚
1 はじめに
2 食品における色彩の影響
3 食品の外観から得られる情報の知覚
4 食感性モデル
第12章 聴覚と食品のおいしさ
1 はじめに
2 食品破砕時の振動
3 食感評価における咀嚼音の役割
3.1 咀嚼音を表す擬声語
3.2 破砕性食品の咀嚼音の周波数分析と食感評価
3.3 咀嚼音のマスキングによる効果
4 嚥下音測定とその応用
【応用編】
第13章 味覚センサで味を科学する
1 はじめに
2 味認識装置の応用
2.1 固形物の口腔内での味の時間変化
2.2 賞味期限への応用
2.3 味認識装置を用いた難溶性医薬品の苦味評価(直塗り方法の開発)
3 おわりに
第14章 医薬品の苦味マスキングと味覚センサによる苦味の数値化
1 医薬品の苦味マスキング法の理論
1.1 官能的マスキング法
1.2 化学的マスキング法
1.3 物理的マスキング法
2 味覚センサによる苦味評価系の構築
2.1 味覚センサによるH1受容体拮抗薬の苦味の数値化
2.2 味覚センサによる苦味マスキング評価の実際
(アムロジピンOD錠およびファモチジン口腔内速崩壊錠の苦味マスキング評価)
第15章残留農薬検知への応用
1 はじめに
2 農薬
3 残留農薬の分析技術
3.1 機器分析
3.2 簡易分析
4 新しい残留農薬検知技術の試み
4.1 脂質高分子膜電極の作製
4.2 残留農薬の検出
5 おわりに
第16章 におい識別装置を用いたおいしさの定量
1 はじめに
2 嗅覚感覚量とは
3 おいしさはどのように求めるか?
4 におい識別装置FF-2020の装置上の工夫
5 解析方法の工夫
5.1 絶対値表現解析スタンダードモード
5.2 絶対値表現解析ユーザーモード
5.3 偏位臭マップ法
6 まとめ
第17章 匂いのセンシングと匂いの再現
1 はじめに
2 匂いの記録再生
3 水晶振動子ガスセンサを用いた匂いの記録再生
4 実時間質量分析を用いた匂いレシピの計測
5 匂い要素臭の探索方法
6 まとめ
第18章 着香検知センサの開発
1 はじめに
2 SPRセンサ
3 抗体の作製
4 間接競合SPRセンサによるにおい成分の測定
4.1 ベンズアルデヒド(BZ)の高感度検出
4.2 アントラニル酸メチル(MA)の高感度検出
5 おわりに
第19章 食中毒細菌検知のためのSurface plasmon resonance(SPR)バイオセンサの開発
1 はじめに
2 SPRバイオセンサの基本原理と留意点
3 SPRバイオセンサの食品検査への応用―牛乳中の大腸菌の検出―
4 おわりに
第20章 牛肉のプロテオーム解析と味覚センサ
1 はじめに
2 味覚センサによる牛肉の分析
3 牛肉のプロテオーム解析とおいしさ
4 おわりに
第21章 センサ付き多機能オーブンレンジによるおいしさ作り
1 電子レンジの多機能化と自動化
2 自動温め機能の進歩
3 電子レンジ庫内の加熱むらと給電方式
4 出力可変化路線と多機能・自動化路線
5 マイクロ波の昇温特性と食品内の加熱むら
6 マイクロ波加熱法の利点と欠点
7 多機能オーブンレンジの機能別性能比較
8 評判の良いメニューとメニュー別使い分け
9 過熱水蒸気はおいしさと健康をアピール
10 マイクロ波は調理のアシスタントとして力を発揮
11 おいしさを引き出すコツ(サポート編)
12 体にも環境にもやさしい調理法の提案
第22章 食品の鮮度・機能性・安全性の簡易センシングシステム
1 はじめに
2 酵素センサの原理および特徴
3 おいしさや鮮度(活きの良さ)をはかる
4 機能性をはかる
5 安全をはかる
5.1 ヒスタミン中毒を防ぐ
5.2 鮮魚の温度履歴をはかる
5.3 残留農薬をはかる
6 おわりに
第23章 おいしさと安全・安心を支える情報技術
1 異物検知の技術
2 蛍光指紋(励起蛍光マトリクス)
3 かび毒(デオキシニバレノール)の検知への応用
4 食品分野における情報伝達の問題点
5 市場流通農産物の情報伝達システム「青果ネットカタログ:SEICA」
6 XMLがつなぐ民間企業との公的DBの情報連携モデル
【商品開発編】
第24章 味覚センサを用いた、おいしさを重視した医薬品開発
1 医薬品開発における味覚センサの必要性
2 原薬の味比較マップ
3 セチリジン塩酸塩OD錠「サワイ」における苦味マスキング
4 ドネぺジル塩酸塩OD錠「サワイ」における苦味マスキング
5 セフジニル細粒小児用10%「サワイ」のおいしさの理由
6 セフカペンピボキシル塩酸塩小児用細粒10%「サワイ」の飲み合わせ情報マップ
7 味覚センサの導入効果(まとめ)
第25章 味覚センサを用いた冷凍食品の開発
1 はじめに
2 味覚センサとの出会い
3 味覚センサの活用例
3.1 有名ラーメン専門店スープの開発
3.2 パスタの味比較
3.3 専門店の味比較図
4 おわりに
第26章 味覚センサを用いたコーヒー創り
1 はじめに
2 コーヒー創りにおける味覚センサの有用性
3 味覚センサによるコーヒー創り
3.1 データベース構築
3.2 インスタントコーヒーの商品設計
3.3 リキッドコーヒーの商品設計
3.4 レギュラーコーヒーの商品設計
4 まとめ
第27章 味覚センサを用いた新しい医薬品の創製
1 新製剤への期待と課題
2 医薬品開発初期における原薬の味の評価
3 内服ゼリー剤の味の評価
4 固形製剤の味の評価
第28章 味覚センサを用いた新しいだしの創出
1 はじめに
2 節類の味
3 荒節と枯節の違い
4 かつお節と昆布の相乗効果
5 だしの減塩効果
6 コク味を上げる
7 新しいだしの創出
8 まとめ
第29章 飲料・食品の嗜好性の解明とその評価法
1 消費者の購買行動からわかる嗜好性要因
2 嗜好形成・獲得メカニズムの仮説
3 事例1:継続摂取と嗜好形成
4 事例2:嗜好を客観的に計測する
5 食品・飲料商品開発への応用にむけて
第30章 おいしい日本酒造りへ向けて
1 はじめに
2 清酒醸造法
3 酒の成分
3.1 酒の色
3.2 酒の香り
3.3 酒の味
4 清酒酵母の育種による風味改良
5 おいしい酒をいかに評価するか
6 おわりに
第31章 酵素による食品テクスチャーの制御
1 はじめに
2 酵素によるタンパク質含有食品のテクスチャー制御
2.1 タンパク質架橋酵素「トランスグルタミナーゼ」
2.2 タンパク質脱アミド化酵素「プロテイングルタミナーゼ」
3 酵素によるデンプン含有食品のテクスチャー制御
4 おわりに
第32章 薩摩鴨の安全性とおいしい商品創り
1 はじめに
2 アイガモ農法に適した「薩摩鴨」誕生の経緯と飼育法
2.1 「薩摩鴨」誕生の経緯
2.2 飼育法の特徴
3 肉質・脂質の特徴と味の深み
4 鴨肉の特性を生かした商品化
5 おわりに
第33章 多変量解析を用いたアイスクリームの品質設計
1 はじめに
2 フリージング
3 アイスクリーム組織への影響
4 アイスクリームの物性への影響
5 おいしさへの影響
6 総括
第34章 おいしさの可視化
1 おいしさとは
2 味認識装置を利用したおいしさの可視化,事例1
3 味認識装置を利用したおいしさの可視化,事例2
おいしさの科学とビジネス展開の最前線
価格(税込): 94,600 円
おいしさの科学的評価・測定法と応用展開
価格(税込): 70,400 円
環境と福祉を支えるスマートセンシング
価格(税込): 68,200 円
おいしさを創るフードテックの新展開
価格(税込): 80,300 円