キーワード:
<電気・磁気的機能>透明帯電防止塗料/塗工法による電磁波シールド材<熱的機能>示温塗料<化学的機能>光触媒コーティング<光学的機能>反射防止膜用コーティング<表面機能>親水性コーティング/撥水コーティング<その他の機能>止水塗料
刊行にあたって
<普及版の刊行にあたって>
本書は2012年に『特殊機能コーティングの新展開《普及版》として刊行されました。普及版の刊行にあたり、内容は当時のままであり加筆・訂正などの手は加えておりませんので、ご了承ください。
シーエムシー出版 編集部
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第1章 機能性コーティング展望
1 環境と機能は時代の要請
2 機能性コーティング概説
2.1 電気・磁気的機能
2.1.1 導電性・帯電防止コーティング
2.1.2 電磁シールドコーティング
2.1.3 磁性コーティング
2.2 熱的機能
2.2.1 遮熱(太陽熱高反射)・断熱コーティング
2.2.2 耐熱・難燃・耐火コーティング
2.2.3 示温コーティング
2.3 機械的機能
2.3.1 耐摩耗性コーティング
2.3.2 ハードコート
2.3.3 潤滑コーティング
2.4 化学的機能
2.4.1 消臭・脱臭コーティング
2.4.2 光触媒コーティング
2.4.3 耐酸性雨コーティング
2.5 光学的機能
2.5.1 蓄光・蛍光コーティング
2.5.2 色彩変化コーティング
2.5.3 再帰反射コーティング
2.5.4 反射防止膜用コーティング
2.5.5 フォトレジスト
2.6 表面機能
2.6.1 親水性コーティング
2.6.2 撥水性コーティング
2.7 その他の機能
2.7.1 船底防汚コーティング
2.7.2 防菌・防黴・漁網防汚コーティング
2.7.3 止水コーティング
2.7.4 プラスチックリサイクル用コーティング
2.7.5 制振コーティング
3 コーティング技術の周辺分野への展開
第2編 【電気・磁気的機能】
第1章 透明帯電防止塗料
1 はじめに
2 帯電防止性能と透明性
2.1 帯電防止性能の評価
2.2 各帯電防止成分と特徴
2.3 金属酸化物系の基本設計
3 応用分野
3.1 保護フィルム
3.2 クリーンルーム用部材
3.3 反射防止フィルム
4 今後の課題
第2章 導電性ペースト
1 はじめに
2 基礎
2.1 材料設計
2.2 導電性顔料
2.3 導電機構
3 評価と応用
3.1 コンデンサ特性
3.2 積層セラミックコンデンサ
3.3 電解コンデンサ
4 課題
4.1 高周波用材料
4.2 微粒子・ナノ粒子材料
4.3 微細配線技術
第3章 塗工法による電磁波シールド材
1 電磁波シールド材
2 シート配合および分散状態
3 シート製造法
4 HF帯用磁性シート
5 磁性シートを用いる課題と効果
5.1 [課題1]近傍金属の影響
5.2 [対策1]磁性シートの使用
5.3 [課題2]アンテナコイル重複の影響
5.4 [対策2]導体板/磁性シートの使用
6 まとめ
第3編 【熱的機能】
第1章 太陽熱高反射率塗装
1 太陽熱高反射率塗料
1.1 まえがき
1.2 高反射率塗料
1.3 高反射率塗料設計のポイント
1.4 高反射率塗料の性能試験方法
1.5 高反射率塗料は塗装系と施工が重要
1.6 高反射率塗料の効果
1.7 高反射率塗料の適用例
1.8 高反射率塗料の適用が少ない集合住宅・一般住宅とその理由
1.9 高反射率塗装に対する法制度の支援
1.10 高反射率塗料の出荷量
1.11 高反射率塗料の施工単価
1.12 今後の課題
2 高反射率舗装
2.1 はじめに
2.2 高反射性の基本原理
2.2.1 日射反射率
2.2.2 長波放射率
2.2.3 高反射性の基本的な原理に基づく具体的な手法
2.3 塗装による高反射率舗装
2.3.1 道路用高反射率舗装へのニーズ
2.3.2 道路における高反射率塗装の施工方法
2.4 道路用高反射率塗料の性能例
2.4.1 アスファルト路面の温度低減性
2.4.2 高反射率塗装路面の物理的性質
2.4.3 高反射率塗膜のアスファルトとの付着性
2.4.4 日射反射率の経時的持続性
2.4.5 WBGTによる暑熱環境評価
2.4.6 高反射率塗膜のその他の性状
2.4.7 被験者実験による暑熱感評価
2.5 おわりに
第2章 鉄骨用発泡性耐火塗料
1 はじめに
2 耐火塗料とは
3 耐火塗料耐火性能試験
4 載荷加熱試験
4.1 載荷加熱試験方法
4.2 載荷加熱試験結果
5 熱容量試験
5.1 試験用供試材料
5.2 試験体
5.3 加熱条件
5.4 主材(ベースコート)乾燥膜厚決定のための解析
5.5 試験結果
6 塗装システム
6.1 素地調整
6.2 錆止め
6.3 耐火層(発泡性耐火塗料)
6.4 上塗層
7 施工
7.1 現場塗装
7.2 プレコート塗装
8 耐火塗料の膜厚管理
9 維持管理
10 まとめ
第3章 示温塗料
1 基礎
1.1 はじめに
1.2 示温塗料の分類
2 評価と応用
2.1 不可逆性示温塗料(無機系)
2.2 不可逆性示温塗料(有機系)
2.3 準可逆性示温塗料
2.4 可逆性示温塗料(無機系)
2.5 液晶
2.6 可逆性示温塗料(有機系)
3 課題
3.1 機能向上および機能付与
3.2 展望と方向性
3.3 おわりに
第4編 【化学的機能】
第1章 光触媒コーティング
1 光触媒によるNOx除去・脱臭・抗菌コーティング
1.1 光触媒技術
1.1.1 大気浄化
1.1.2 脱臭
1.1.3 抗菌
1.1.4 汚れ防止
1.2 材料の機能と設計
1.3 コーティング材料の設計と考え方
1.4 大気(NOx)浄化性能評価の標準化
1.4.1 大気浄化材料の性能試験
1.4.2 (独)土木研究所共同研究「NOx低減材料の土木への適用技術研究会」
1.5 今後の光触媒技術の展開
2 イオン工学的成膜法による可視光応答型酸化チタン薄膜光触媒の創製
2.1 はじめに
2.2 ドライプロセスとしてのイオン工学的技術
2.3 紫外光に応答する透明な酸化チタン薄膜光触媒の作製
2.4 可視光に応答する酸化チタン薄膜光触媒の作製
2.4.1 遷移金属イオン注入法による酸化チタン薄膜光触媒の電子状態改質
2.4.2 RF-マグネトロンスパッタ法による可視光応答型酸化チタン薄膜の一段階成膜
2.5 まとめ
第2章 耐酸性雨コーティング
1 はじめに
2 耐酸性雨コーティングの必要分野
3 酸性雨による塗膜侵食のメカニズム
4 耐酸性雨コーティング
4.1 エポキシ基/シラノール基/水酸基複合硬化システム
4.2 ハーフエステル基/エポキシ基/水酸基硬化システム
4.3 ブロックカルボン酸基/エポキシ基硬化システム
5 塗膜親水化剤による耐酸性雨性の向上
6 おわりに
第5編 【光学的機能】
第1章 蓄光塗料
1 蓄光性材料とその特性
1.1 はじめに
1.2 蓄光性材料
1.3 長残光性蓄光材料の特性
1.3.1 発光特性
1.3.2 残光輝度特性
1.3.3 耐光特性
1.3.4 耐水性,耐湿性
1.3.5 耐熱特性
1.4 発光のメカニズム
2 蓄光性材料の塗料化と塗装
2.1 蓄光塗料の具備すべき条件
2.2 蓄光塗料の製造上特に注意すべき点
2.3 蓄光塗料の配合例
2.3.1 無黄変アクリルウレタン塗料(2液型)
2.3.2 水性塗料(1液型)
2.3.3 ラッカー型塗料(1液型)
2.3.4 その他の塗料
2.4 塗装工程
2.5 おわりに
第2章 反射防止膜用コーティング
1 はじめに
2 反射防止の原理
3 ウエットコーティングによる製造
4 反射防止特性の変遷
5 防止フィルムに求められるその他特性
6 信頼性
7 その他機能との複合化
8 今後の展開
9 おわりに
第3章 フォトレジスト
1 はじめに
2 フォトレジスト技術動向
2.1 課題
2.2 CMOSトランジスタの構造と半導体リソグラフィの歴史
2.3 VUVリソグラフィ方式
2.4 ArF液浸リソグラフィ方式への展開
2.5 EUVリソグラフィ方式への展開
3 半導体LSIの新展開
3.1 混沌の時代の到来
3.2 半導体リソグラフィの限界とは?
3.3 限界への挑戦
3.4 微細化によらないアプローチ
3.5 分子トランジスタへの期待
4 おわりに
第6編 【表面機能】
第1章 結露防止塗料
1 はじめに
2 材料の機能と設計
2.1 塗料設計のコンセプト
2.2 結露防止塗料の設計
2.3 防露性試験
3 結露防止塗料の施工
3.1 塗装方法
3.2 塗装仕様
3.3 塗装上の注意事項
3.4 施工後の注意事項
4 今後の展開
第2章 親水性コーティング
1 親水性光触媒防汚コーティング材
1.1 はじめに
1.2 光触媒コーティング材
1.3 光触媒コーティング材の親水性
1.4 光触媒コーティング材の防汚機構
1.5 弊社光触媒防汚コーティング材
1.6 光触媒コーティング材の適用例
1.7 親水性光触媒防汚コーティング材の課題とその対策
2 土木構造物の防汚塗料
2.1 はじめに
2.2 汚れ物質について
2.3 汚れの付着について
2.4 防汚機能付与の方法
2.4.1 塗膜表面の親水化
2.4.2 塗膜の高硬度化
2.4.3 塗膜表面の低帯電化
2.5 汚れの評価方法について
2.6 土木用防汚材料
2.6.1 土木用防汚材料I種
2.6.2 土木用防汚材料II種
2.6.3 土木用防汚材料III種
2.7 おわりに
3 環境に優しい家電製品向け防錆処理鋼板
3.1 はじめに
3.2 クロメートフリー防錆処理めっき鋼板
3.2.1 クロメートフリー処理亜鉛めっき鋼板
3.2.2 クロメートフリー処理アルミニウムめっき鋼板
3.2.3 クロメートフリープレコート鋼板
3.3 おわりに
第3章 ナノテクノロジーによる汚染防止コーティング
1 はじめに
2 ナノコンポジットエマルション(NCEm)
2.1 NCEmの構造
2.2 NCEmの合成法
2.3 NCEmの透明性
3 外装用塗料への展開
3.1 耐汚染性
3.1.1 耐汚染性の仕組み
3.2 難燃性
3.3 塗装作業性と塗膜外観
3.4 地球温暖化防止効果
4 おわりに
第4章 撥水コーティング
1 超撥水性コーティング
1.1 はじめに
1.2 濡れを決める二つの因子
1.3 フラクタル表面の濡れ
1.3.1 フラクタル表面の濡れの理論
1.3.2 超撥水表面の実現
1.4 おわりに
2 着氷・着雪防止コーティング
2.1 はじめに
2.1.1 背景
2.1.2 熱硬化型撥水性塗膜の設計
2.1.3 超撥水性の付与
2.2 撥水および超撥水塗膜の性能試験
2.2.1 撥水および超撥水維持性
2.2.2 超撥水維持性の改良
2.2.3 氷の付着力試験
2.2.4 着雪性,滑雪性
2.3 今後の展開
第5章 ノンスティックコーティング
1 はじめに
2 「汚れ」の分類と対策方法
3 ノンスティックコーティングの概要
4 汚れ対策の重要性
5 用途
6 ノンスティックコーティング材料の組成と特性
7 ノンスティックコーティング材料の試験評価
7.1 実験室試験
7.1.1 落書き防止性能
7.1.2 貼り紙防止性能
7.2 屋外暴露試験
8 使用例
9 おわりに
第7編 【その他の機能】
第1章 高硬度塗料(ハードコート)
1 はじめに
2 有機系ハードコート
3 無機系ハードコート
4 有機無機ハイブリッドハードコート
4.1 ゾルゲル法
4.2 シリカホスト中への有機高分子の分子分散
4.3 有機高分子を分子分散したハードコート
4.4 柔軟性
4.5 硬度,耐擦傷性
5 コーティングの方法
6 今後の展望
第2章 シリコーン系防汚塗料
1 防汚塗料とは
2 防汚塗料の歴史
3 防汚塗料の国内での使用分野
4 シリコーンゴム系防汚塗料の構成成分および防汚機構
5 大型外航船用シリコーンゴム系防汚塗料
6 内航船用シリコーンゴム系防汚塗料
7 おわりに
第3章 抗菌・抗カビ機能
1 抗菌・消臭剤「ゼオミック」,アルデヒド用消臭剤「ダッシュライト」について
1.1 開発の経緯
1.2 剤の特性
1.2.1 無機系抗菌消臭剤”ゼオミック”
1.2.2 アルデヒド用消臭剤”ダッシュライト”
1.3 加工について
1.3.1 分散方法
1.3.2 沈降
1.4 応用例
1.4.1 抗菌性試験結果
1.4.2 消臭試験結果
1.5 おわりに
2 抗菌・防カビ塗料
2.1 菌による塗料の被害
2.2 抗菌とは
2.3 抗菌剤の種類
2.4 抗菌試験方法
2.5 抗菌認定マーク
2.6 抗菌の功罪
2.7 防カビ
2.8 防カビ剤
2.9 防カビ剤選定
2.10 防カビ試験方法
2.11 耐候性
2.12 塗料用添加剤の物理化学特性
2.13 添加剤の安全性および環境対応 2
2.14 防カビ剤ポジティブリスト制
第4章 止水塗料
1 はじめに
2 止水塗料の塗布と乾燥
3 膨潤
3.1 膨潤機構
3.2 膨潤特性
3.2.1 膨潤度試験の手順
3.2.2 水質と膨潤度
3.2.3 有害物質と膨潤度
3.3 膨潤体膜強度
3.3.1 進入弾性値評価(膨潤体膜強度)方法
3.3.2 水質と膨潤体膜強度(進入弾性値)特性
3.4 耐久性
4 新たな展開
第5章 プラスチックリサイクル用塗料とリペレシステム
1 はじめに
2 プラスチックリサイクルが進まない理由
3 特許出願に提案されたプラスチックリサイクル方法
4 リペレシステムの概要
5 リペレシステムの特徴
6 リペレ塗料
7 リペレシステムでの成形加工性,塗膜品質及び物性
7.1 リサイクル材の成形加工性の評価
7.2 リペレ塗料の塗装適性と塗膜性能
7.3 リサイクル材の物性
8 まとめ
第6章 防音塗料・制振塗料 板野直文
1 はじめに
2 塗布型制振・防音塗料について
2.1 制振の位置付け
2.2 制振機構
2.3 制振塗料の設計
2.4 汎用制振塗料の制振特性
3 制振塗料市場と展望
3.1 制振塗料の実用例
3.1.1 金属屋根の防音対策の例
3.1.2 鉄骨階段の足音騒音対策例
3.1.3 その他自動車の例
4 おわりに
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