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インクジェットプリンターの応用と材料 II 《普及版》

Applications & materials of inkjet printer (Popular Edition)

★2007年刊「インクジェットプリンターの応用と材料Ⅱ」の普及版!

商品コード:
B1042
監修:
髙橋恭介
発行日:
2013年7月8日
体裁:
B5判・277頁
ISBNコード:
978-4-7813-0724-4
価格(税込):
4,840
ポイント: 44 Pt
関連カテゴリ:
テクニカルライブラリシリーズ(普及版)

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キーワード:

オンデマンド捺染/産業用マーキング/半導体製造/バイオプリンティング/UV硬化インク/マーキングインク/環境対応インク/出力媒体/インクの飛翔特性/ヘッド技術/インクの3次元流動解析

刊行にあたって

<普及版の刊行にあたって>
本書は2007年に『インクジェットプリンターの応用と材料』として刊行されました。普及版の刊行にあたり、内容は当時のままであり加筆・訂正などの手は加えておりませんので、ご了承ください。

シーエムシー出版 編集部

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【基礎編】
<総論>
第1章 インクジェットプリント技術の最新動向 
 1 印刷技術の栄枯盛衰から学ぶ 
 1.1 奈良~平安時代 
 1.2 鎌倉~室町時代―寺院版木版印刷の全盛期 
 1.3 古活字版と木版共存時代(桃山末期~江戸初期) 
 1.4 江戸出版文化の隆盛(寛永~明治初期) 
 1.5 明治(1868年)~平成の技術導入とその栄枯盛衰 
 2 インクジェット技術のポテンシャル 
<インクジェットの基礎物理>
第2章 インクジェットインク・微小液滴の基礎物性 
 1 はじめに 
 2 微小液滴の表面エネルギーとサイズ効果 
 3 液滴の濡れ性を表す基本式 
 3.1 接触角の定義式(Youngの式とDupreの式) 
 3.2 粗い表面での接触角(Wenzelの式) 
 3.3 異種材質の基板上での接触角(Cassieの式) 
 3.4 時間経過による接触角変化(Neumannの式) 
 4 液滴はどこまで小さくできるか(ナノ液滴) 
 4.1 接触角のサイズ依存性(AFM観察) 
 4.2 液滴成長の2つのモード(アイランド型と凝集型) 
 5 インクジェットにおける液滴コントロール 
 5.1 拡張係数Sで液滴の広がりを評価する 
 5.2 版内への液滴の浸透性 
 5.3 液滴の乾燥性(ウォーターマーク) 
 5.4 ピンニングによる液滴広がりの抑制(液滴形状の歪み) 
 5.5 濡れ不良(ピンホール) 
 6 おわりに 
第3章 インクジェットインクの飛翔特性と制御 
 1 はじめに 
 2 インクジェット飛翔 
 3 インクジェット飛翔の観測方法 
 3.1 He-Neレーザ光を光源としたインクジェット飛翔の振る舞いの観測 
 3.2 パルスレーザ光を光源としたインクジェット飛翔の振る舞いの観測 
 4 インクジェット飛翔のジグザグ走査方式 
 5 おわりに 
第4章 インクジェットインクのレオロジーと界面化学 
 1 はじめに 
 2 インクのレオロジー 
 2.1 振動流動と動的粘弾性 
 2.2 インクの動的粘弾性 
 2.3 伸長流動 
 3 インクの表面張力と新表面の生成 
 3.1 界面活性剤の拡散と動的表面張力 
 3.2 インクの動的表面張力 
 4 インクのぬれ性 
 4.1 接触角とぬれ性 
 4.2 ジェットインクのぬれ性 
 5 おわりに 
第5章 インクジェットインク乾燥の計測と解析 
 1 はじめに 
 2 液滴の乾燥過程の計測の基礎 
 2.1 静滴(sessile drop)法 
 2.2 3段階の乾燥過程の概要 
 2.3 液滴の乾燥過程を特徴づける無次元数 
 3 試料と溶液物性の測定法 
 3.1 試料 
 3.2 動的粘弾性測定 
 4 液滴の乾燥過程と蒸発速度の測定法 
 4.1 溶媒のみの乾燥過程の測定 
 4.2 高分子液滴の乾燥初期濃度Фi・初期 体積Vi依存性の測定 
 5 液滴の乾燥後の形状の測定法と解析法 
 5.1 乾燥後のステイン形状の測定 
 5.2 乾燥後のステイン形状を決める因子の解析と考察 
 5.2.1 蒸発速度の液滴サイズ依存性 
  5.2.2 スキン形成およびバックリング条件とペクレ数の関係 
 6 液滴の乾燥後の硬化度の測定法と解析法 
 6.1 原子間力顕微鏡(AFM)による表面弾性率測定 
 6.2 高分子液滴の表面弾性率の分子量Mw依存性の測定 
 7 おわりに 
第6章 インクジェットの流動解析 
 1 はじめに 
 2 要求されるCFD機能の要点 
 3 FLOW-3Dについて 
 3.1 歴史 
 3.2 概要 
 3.3 機能特徴 
  3.3.1 基礎式 
  3.3.2 FAVOR法 
  3.3.3 VOF法およびTruVOF法 
  3.3.4 人工知能的エキスパートシステム 
 4 インクジェットの適用例 
 4.1 連続方式によるインクジェット滴の吐出 
 4.2 オンデマンド方式によるインクジェット滴の吐出(ピエゾ方式) 
 4.3 オンデマンド方式によるインクジェット滴の吐出(バブルジェット方式) 
 4.4 液滴の吸着 
 5 インクジェット解析のユーザ事例 
 5.1 Océ Technologies社の適用事例 
 5.2 Eastman Kodak社の適用事例 
  5.2.1 熱的偏向連続方式によるインクジェット 
  5.2.2 熱毛管力駆動による液滴の形成 
 6 おわりに 
第7章 インクジェットヘッドの技術動向―ヘッドの種類及び応用用途別動向― 
 1 はじめに 
 2 各種インクジェットヘッドの吐出原理と特徴 
 3 用途別プリントヘッドの現状と技術動向 
 3.1 オフィス・ホーム用デスクトッププリンター用プリントヘッド 
 3.2 産業用プリンター用プリントヘッド 
 4 おわりに 
【材料・ケミカルス編】
<インクジェット用インク>
第8章 UV硬化型インクの最新動向 
 1 はじめに 
 2 UVIJ印刷応用の現在 
 3 製品インク技術 
 3.1 光開始剤の改良 
 3.2 新規なモノマーの開発 
 3.3 白色インク 
 3.4 顔料分散の安定性 
 3.5 UVインクとプリンタ 
 4 アクリル系UVIJインクの開発動向 
 5 カチオン系UVIJインクの開発動向 
 6 水性UVIJインクの開発動向 
 7 UVIJ用ランプの開発動向 
 8 UVIJインクと印刷物の環境対応 
第9章 マーキングインク 
 1 はじめに 
 2 マーキングインクのあゆみ 
 2.1 概要 
 2.2 インク開発の推移 
 2.3 化学物質規制との関わり 
 3 マーキングインクの印字方法とマーキングインク 
 3.1 Continuous Ink Jet Printer(CIJ)のインク印字例 
 3.2 Drop On Demand方式(DOD)インクジェットプリンタの印字例 
 4 マーキングインクの開発要因 
 4.1 インク開発のセグメンテーションの概要 
 4.2 インクの機能とユーザーアプリケーション 
 5 インク開発の変化とその実例 
 5.1 印字要求とマーケット・ニーズの変化 
 5.2 開発インクの実例紹介 
 5.3 2次元コード 
 6 マーキングインクと今後の化学物質規制の関わり 
 6.1 化学物質規制の概要 
 6.2 各種化学物質規制との関わり 
 6.3 安全・危険情報 
 7 まとめ 
第10章 環境対応型インク 
 1 はじめに 
 2 インク配合と印刷時の特性 
 3 油性環境対応インク 
 3.1 基本的なインク物性と配合 
 3.2 顔料と顔料分散 
 3.3 溶剤と添加剤 
 4 性能評価 
 5 今後の課題 
 6 まとめ 
<インクジェット用メディア>
第11章 インクジェットメディア用ポリビニルアルコール 
 1 はじめに 
 2 PVOHの概要 
 3 インクジェット用ポリビニルアルコール 
 4 おわりに 
第12章 インクジェット受容層の最適設計 
 1 はじめに 
 2 インクジェット印刷方式による分類 
 3 インクジェット印刷の特徴と問題点および要求性能 
 3.1 インクジェット印刷の特徴と問題点 
 3.2 要求性能 
 4 インクジェット受容層の設計 
 4.1 設計する上での留意点 
 4.2 評価方法 
 5 印刷による受容層形成の実用例 
 5.1 情報用紙と印刷による薄膜受容層の設計 
  5.1.1 印刷によるインクジェット受容層の創造 
  5.1.2 受容層形成オフセットインキの設計 
  5.1.3 まとめ 
 6 新しい受容層形成技術 
 7 おわりに 
【応用編】
<メディア応用>
第13章 産業用インクジェット印刷最新動向 
 1 はじめに 
 2 産業用IJPの種類 
 2.1 連続式IJP 
 2.2 オンデマンド式IJP 
 3 産業用IJPの原理・用途 
 3.1 連続式IJP 
 3.2 オンデマンド式IJP 
 3.2.1 ピエゾ式 
 3.2.2 サーマル・インクジェット式 
 3.2.3 バルブ式 
 4 おわりに 
第14章 印刷用カラープルーフインクジェット最新動向 
 1 はじめに 
 2 印刷用カラープルーフ(色校正)の動向 
 2.1 色校正の目的 
 2.2 色校正に求められる性能 
 2.3 主な色校正技術と問題点 
 3 インクジェットプリンターの色校正の応用 
 3.1 6色インクジェットプリンターの登場 
 3.2 広い色域(Adobe RGB)と印刷再現域(Japan Color)のカバー 
 3.3 カラーマネージメントRIPの登場 
 3.4 安価な機械コスト 
 3.5 安価な材料コスト 
 3.6 環境対応 
 4 ターゲット印刷物の定義 
 4.1 基準印刷物作り 
 4.2 ICCプロファイル作成 
 5 カラーマネージメントRIP 
 5.1 ICCプロファイル利用による色あわせの理論 
 5.2 プリンターリニアリゼーションの決定 
 5.3 プリンターICCプロファイルの作成 
 5.4 ターゲットプロファイルの反映 
 5.5 プロファイルの最適化 
 6 インクジェットプルーフの品質 
 7 カラーマネージメントRIP紹介 
 8 今後期待される技術 
 8.1 インクジェットプリンターのキャリブレーション 
 8.2 出力スピード 
 8.3 両面印刷機能 
第15章 屋外用ラージフォーマットインクジェットプリンタ 
 1 はじめに 
 2 ソルベントインクの高精細屋外ラージフォーマットプリンタへの適用 
 3 ソルベントインクによる高精細プリントに対する技術課題 
 4 インクジェットインクの定着プロセス 
 5 低粘度インクの性質とソルベントプリンタでの解決策 
 6 屋外使用ラージフォーマットプリンタへのソルベントインクの適用 
 7 屋外用ソルベントインクプリンタの開発課題と開発した技術 
 7.1 インクの開発 
 7.2 プリンタシステムの開発 
 7.2.1 プリントヒーターの設置と役割 
 7.2.2 ヒーター制御 
 8 最近のソルベントインクを使うラージフォーマットプリンタと今後の展開 
第16章 インクジェット捺染の最新動向 
 1 繊維捺染業界を取り巻く環境と課題 
 2 捺染業界におけるインクジェット技術の浸透 
 3 インクジェット捺染機の処理能力 
 4 ピエゾヘッド 
 5 前処理 
 6 出力素材(メディア)とインク 
   6.1 インクジェット捺染の素材適応 
   6.2 脱気 
   6.3 色域表現 
 7 カラーコントロール 
 8 デジタル技術を活用した新しいビジネスモデル 
 9 コモ地区の繊維製品輸出入 
 10 国内のベターゾーン 
 11 環境対応 
 12 インクジェット捺染の将来 
<デジタルファブリケーション応用>
第17章 インクジェット技術による金属ナノ粒子インク配線 
 1 インクジェット印刷とPrinted Electronics 
 2 金属ナノ粒子インクのインクジェット印刷技術 
 3 インクジェット用金属ナノ粒子インク 
 4 インクジェット印刷技術による微細配線のこれから 
第18章 インクジェット法を用いた単層カーボンナノチューブ薄膜トランジスタ 
 1 はじめに 
 2 単層カーボンナノチューブトランジスタ 
 3 単層カーボンナノチューブ薄膜トランジスタの作製 
 4 インクジェット法を用いたデバイス作製 
 5 単層カーボンナノチューブへのキャリアドーピング 
 6 まとめ 
第19章 インクジェット技術の配向膜への応用 
 1 はじめに 
 2 IJP・PI-Coaterに期待される能力を備えた当社装置 
 2.1 版が不要でオンデマンド生産が可能 
 2.2 コーティングパターンデータを顧客にて作成可能 
 2.3 レシピ管理で品種切り替えが速く,PI液の切り替え手順を確立 
 2.4 PI液使用効率の向上を実現 
 2.5 ITO基板での試しコーティングが低減 
 2.6 1パスコーティングで高スループットを実現 
 2.7 PI膜厚コーティング性能 
 2.8 長期安定稼動 
 2.9 コンパクトで軽量な装置 
 2.10 操作性の良い装置 
 2.11 パーティクルの発生しない装置 
 2.12 メンテナンス性の良い装置 
 3 総合的なアドバイスの提供 
 3.1 プリベークに期待される内容 
 3.2 ITO,TFT,CF基板に求められるもの 
 3.3 PI液に求められるもの 
 4 おわりに―IJP・PI-Coater,プリベークの展望 
第20章 インクジェット技術のディスプレイ部材加工への応用 
 1 はじめに 
 2 レンズアレーへの応用 
 3 カラーフィルタ(CF)への応用 
 4 スペーサ・隔壁への応用 
 5 おわりに 
第21章 インクジェット技術による有機EL 
 1 はじめに 
 2 IJP法を用いた自己整合IJP有機EL素子 
 2.1 自己整合IJPプロセスの概略 
 2.2 自己整合IJP有機EL素子 
 2.3 自己整合IJP有機EL素子のマルチカラー化 
 3 ラミネートプロセスによる自己整合IJP有機EL素子 
 4 まとめ 
<バイオテクノロジー技術応用>
第22章 インクジェット微量分注機によるDNAマイクロアレイの作製 
 1 はじめに 
 2 DNAチップ 
 3 アレイヤー 
 4 その他のチップなど 
 5 スポットのクオリティ 
 6 まとめ 
第23章 バイオプリンティング―インクジェット技術の再生医療への応用― 
 1 緒言 
 2 インクジェットの応用:3次元バイオプリンティングへのあゆみ 
 3 3D Bio-Printer装置の研究開発 
 3.1 インクジェットノズルヘッド
 3.2 高速度カメラによる液滴観察 
 4 多色3次元ゲル構造およびその構築法:実験および結果 
 4.1 材料 
 4.2 3次元ゲル構造の構築方法 
 4.3 装置の改良 
 4.4 3次元チューブ構造 
 4.5 3次元積層構造 
 5 結言