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ダイヤモンドエレクトロニクスの最前線 《普及版》

Frontier of Diamond for Electronics Applications(Popular Edition)

★2008年刊「ダイヤモンドエレクトロニクスの最前線」の普及版!
★“究極の半導体”と呼ばれるダイヤモンド!
★各種ダイヤモンドの合成方法、主要な特性と要素技術、ヒートシンクや放射線検出器などエレクトロニクス応用分野における様々な技術を紹介!

商品コード:
B1086
監修:
藤森直治・鹿田真一
発行日:
2014年07月08日
体裁:
B5判・323頁
ISBNコード:
978-4-7813-0889-0
価格(税込):
5,720
ポイント: 52 Pt
関連カテゴリ:
テクニカルライブラリシリーズ(普及版)
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キーワード:

ダイヤモンドの合成/半導体特性/光学特性/熱物性/超伝導/プロセス技術/電気化学電極材料/光センサへの技術展望/パワー半導体デバイスへの技術展望/高周波デバイスへの技術展望/電子放出デバイスへの技術展望/MEMSへの技術展望/他

刊行にあたって

<普及版の刊行にあたって>
本書は2008年に『ダイヤモンドエレクトロニクスの最前線』として刊行されました。普及版の刊行にあたり、内容は当時のままであり加筆・訂正などの手は加えておりませんので、ご了承ください。

シーエムシー出版 編集部

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目次 +   クリックで目次を表示

第I編 ダイヤモンドの材料技術
第1章 単結晶ダイヤモンドの高圧合成
1 はじめに
2 温度差法
3 高純度化技術
4 結晶性向上技術
5 大型高品質単結晶の育成技術
6 おわりに
第2章 単結晶ダイヤモンドの気相合成
1 はじめに
2 気相法の発展
3 CVD法の分類・比較
4 ダイヤモンドの気相成長
5 成長速度
6 異常成長粒子発生の抑制
6.1 aパラメータ制御
6.2 オフ基板上のステップフロー
6.3 窒素添加効果
7 マイクロ波CVD法によるダイヤモンド単結晶の合成例
7.1 プラズマ分光
7.2 成長速度
7.3 成長表面形態
7.4 大型化
8 ウェハ化
9 おわりに
第3章 多結晶ダイヤモンドの合成
1 はじめに
2 プラズマ活性化法
2.1 マイクロ波プラズマ法
2.2 高周波(RF)プラズマ法
2.3 直流(DC)プラズマ法
2.4 アークプラズマジェット法
3 熱活性化法
4 燃焼炎活性化法
5 レーザ活性化法
第4章 ナノ結晶ダイヤモンド薄膜
1 はじめに
2 CVDによるナノ結晶ダイヤモンド薄膜の合成手法
3 ナノ結晶ダイヤモンド薄膜の合成手法
3.1 原料ガスレシピ(高炭素源濃度)
3.2 合成温度(低温)
3.3 基材表面の前処理(ナノ結晶ダイヤモンド粒子による種付け)
4 表面波プラズマCVDによる大面積ガラス基板の透明ナノ結晶ダイヤモンド薄膜コーティング
5 まとめ―ナノ結晶ダイヤモンド薄膜のエレクトロニクス応用への期待
第5章 一桁ナノダイヤモンド粒子とホモエピタキシャル膜
1 背景
1.1 はじめに
1.2 開発途上
2 一桁ナノダイヤモンド粒子の製造
2.1 爆轟と凝結
2.2 一次粒子への解砕と精製
3 ホモエピタキシャル膜
3.1 理想的結晶成長核か?
3.2 新しいコーティング方法
4 展望
4.1 加工対応性
4.2 健康リスク
4.3 生産について
4.4 解砕について
4.5 用途
第II編 ダイヤモンドのエレクトロニクス特性及び関連要素技術
第6章 半導体特性
1 ダイヤモンドの結晶構造
2 ワイドバンドギャップ半導体としてのダイヤモンド
3 ダイヤモンド半導体の特徴的性質
4 おわりに
第7章 p型ホモエピタキシャルダイヤモンド薄膜の半導体特性
1 はじめに
2 ホモエピタキシャル薄膜成長
3 p型電気伝導性
4 光学特性
5 ショットキーダイオード
6 まとめ
第8章 n型ドーピングと半導体特性
1 はじめに
2 n型伝導制御への挑戦
3 リンドープn型ダイヤモンド薄膜の気相成長
4 リンドープダイヤモンドの電子物性
5 リンドープダイヤモンド薄膜の電気特性
6 pn接合素子への展開
第9章 表面電子エネルギー状態
1 はじめに
2 ダイヤモンド表面電子エネルギー状態についての2000年前後の研究
3 高濃度リンドープ・ダイヤモンドの表面電子エネルギー状態と電界放射メカニズム
3.1 高濃度リンドープ・ダイヤモンドの表面エネルギー状態
3.2 高濃度リンドープ・ダイヤモンドからの電界放射メカニズム
4 リンドープn型ダイヤモンドの表面電子エネルギー状態
5 表面欠陥準位
6 表面電気伝導層の表面電子エネルギー状態
第10章 光学特性
1 はじめに
2 純粋なダイヤモンド
3 不純物の影響
3.1 窒素不純物
3.2 ホウ素不純物
3.3 ニッケル,コバルト不純物
3.4 その他不純物(水素,リン,シリコン)
4 照射の影響
5 塑性変形の影響
6 ラマン散乱
7 おわりに
第11章 熱物性
1 はじめに
2 単結晶ダイヤモンドの熱伝導率
3 多結晶ダイヤモンドの熱伝導率
4 ダイヤモンドの熱膨張率
第12章 超伝導
1 はじめに
2 ダイヤモンドへのキャリア注入
3 ダイヤモンドの絶縁体―金属―超伝導転移
4 高圧合成ダイヤモンド
5 CVD法によるダイヤモンド合成
6 ホモエピタキシャル薄膜の合成と評価
7 超伝導転移温度のホウ素濃度依存性
8 有効キャリア濃度
9 ダイヤモンドの超伝導特性
10 まとめ
第13章 プロセス技術
1 はじめに
2 ドライエッチング技術
2.1 プラズマエッチング
2.1 2.1.1 エッチングレイト
2.2 エッチング面の平坦性の改善
2.3 加工体側壁の垂直性の改善
2.4 2段階プラズマによる平坦性と垂直性の改善
2.5 プラズマエッチングによる損傷と表面汚染
2.6 プラズマエッチング技術により作製されたデバイス例
2.6.1 チップアレーの例
2.6.2 レンズの例
2.7 イオンビームエッチング
2.7.1 平行イオンビーム
2.7.2 集束イオンビーム
3 選択成膜
4 絶縁膜形成
4.1 p型ダイヤモンド上の絶縁膜
4.2 水素終端p型表面伝導層上の絶縁膜
5 まとめ
第14章 オーミックコンタクト
1 はじめに
2 金属/半導体界面の電気伝導機構
3 コンタクト抵抗率の測定原理と方法
4 オーミックコンタクトの理想的な界面構造と作製法
5 p型ダイヤモンドのオーミックコンタクト
6 n型ダイヤモンドのオーミックコンタクト
6.1 実験手順
6.2 電極材料とダイヤモンド結晶の影響
6.3 イオン打ち込みによるオーミックコンタクト形成
6.4 ドナー不純物の選択ドーピングによるオーミックコンタクト形成
7 まとめ
第15章 表面修飾
1 はじめに
2 終端元素による分類
2.1 水素終端
2.2 酸素終端
2.3 ハロゲン終端
2.4 窒素終端
2.5 硫黄終端
3 有機分子修飾
3.1 有機化学反応
3.2 ラジカル反応
3.3 電気化学反応
3.4 光化学修飾
3.5 金属粒子固定
4 まとめ
第III編 ダイヤモンドのエレクトロニクス応用技術
第16章 ヒートスプレッダ/ヒートシンク
1 はじめに
2 放熱に関する簡易的な理解
3 ダイヤモンド単体のヒートシンク
4 ダイヤモンド複合材料のヒートスプレッダ
5 コーティングダイヤモンド膜のヒートスプレッダ
第17章 表面弾性波デバイス
1 はじめに
2 SAW用ダイヤモンドウェハ
3 デバイス構造と特性
4 実用化されたSAWデバイス
4.1 光通信,無線通信用フィルタ
4.2 発振器
5 ダイヤモンド系材料を用いた新たな取り組み
第18章 X線・光学窓,光学部品 
1 はじめに
2 ダイヤモンドの種類と光学特性
3 光透過応用
3.1 赤外分光測定用窓
3.2 高出力CO2レーザ窓材
3.3 光学レンズ
3.4 超高圧装置用アンビル
4 X線,電磁波透過型応用
4.1 高出力マイクロ波,ミリ波用窓
4.2 SR用分光結晶
4.3 X線関連の応用
4.3.1 XMA用透過窓
5 その他の応用
6 おわりに
第19章 放射線検出器 
1 はじめに
1.1 放射線計測からみたダイヤモンド
1.2 ダイヤモンドによる放射線の計測
1.3 14MeV中性子エネルギースペクトロメータとしてのダイヤモンド放射線検出器
2 高圧高温合成IIa型ダイヤモンド単結晶のキャラクタリゼーション
2.1 窒素・ホウ素不純物および構造欠陥
2.2 中性子放射化法による金属不純物測定
3 放射線検出器としての基本特性評価
3.1 各種人工ダイヤモンドの放射線検出器としての動作
3.2 IIa型ダイヤモンド結晶中における電荷キャリア輸送特性
3.3 ホウ素ドープダイヤモンド電極による分極現象抑制の試み
3.4 光照射下による捕獲準位の推定
4 検出器性能の現状把握
4.1 14MeV中性子応答関数測定
4.2 高温動作特性
4.3 耐放射線性
5 性能改善の試み
5.1 高圧高温合成超高純度IIa型単結晶ダイヤモンド
5.2 CVD単結晶ダイヤモンド
5.3 積層型CVD単結晶ダイヤモンド
6 まとめ
第20章 電気化学電極材料としての展開
1 はじめに
2 ダイヤモンド電極の合成
3 ダイヤモンド電極の電極としての特徴
4 多結晶ダイヤモンド薄膜電極を用いた応用例
4.1 残留塩素
4.2 シュウ酸
4.3 タンパク質(がんマーカーを含む)
4.4 亜鉛(Zn)
5 高機能を目指した新しいダイヤモンド電極を用いた応用例
5.1 イオン注入ダイヤモンド電極
5.1.1 イリジウムイオン注入ダイヤモンド電極におけるヒ素の検出
5.1.2 銅イオン注入ダイヤモンド電極におけるグルコースの選択的検出
5.2 金属複合ダイヤモンド電極(ヒ素(3価,5価)の選択的検出)
5.3 ダイヤモンドマイクロ電極(ドーパミンのin vivo検出)
6 おわりに
第21章 光センサへの技術展望 
1 はじめに
2 紫外線センシングの原理
3 ダイヤモンド光センサのデバイス構造
4 これまでに報告されているダイヤモンド紫外線センサの性能
5 ダイヤモンド紫外光センサの応用分野
第22章 パワー半導体デバイスへの技術展望
1 はじめに
2 パワーエレクトロニクス産業を取り巻く社会情勢
2.1 地球温暖化問題と省エネルギー対策
2.2 エネルギー源の多様化と電力自由化
3 ワイドギャップ半導体技術開発とダイヤモンド素子の性能指標
4 ダイヤモンドパワーデバイス開発
4.1 ダイオード
4.2 トランジスタ
5 高温環境下での電極信頼性評価
6 海外でのダイヤモンドパワーデバイス研究プロジェクト状況
7 今後の課題と展開
第23章 高周波デバイスへの技術展望 
1 なぜダイヤモンド高周波デバイスか
2 水素終端ダイヤモンドFET作製方法
3 水素終端ダイヤモンドFET直流特性
4 水素終端ダイヤモンドFET高周波小信号特性
5 水素終端ダイヤモンドFET高周波雑音特性
6 水素終端ダイヤモンドFET高周波動作解析
7 水素終端ダイヤモンドFET高周波大信号特性
8 イオン注入によるドーピング
9 まとめ
第24章 ダイヤモンドを用いたDNAおよび1塩基ミスマッチ検出
1 はじめに
2 ダイヤモンド表面の特徴と化学修飾
3 ダイヤモンド上の生体分子固定化
4 ダイヤモンド電界効果トランジスタ(FET)によるDNAおよびSNPsの検出
4.1 SGFETによるDNA検出のメカニズム
4.2 SGFETとISFETの比較
4.3 SGFETによるDNA塩基ミスマッチの検出
4.4 まとめ
第25章 電子放出デバイスへの技術展望 
1 電子放出材料としてのダイヤモンドの可能性と課題
1.1 ダイヤモンドの電子放出材料としての可能性
1.2 ダイヤモンドの電子放出材料としての課題
2 ダイヤモンド電子放出デバイスの研究動向
2.1 熱電子源とその応用開発動向
2.2 電界放出電子源とその応用開発動向
2.3 二次電子放出電子源とその応用開発動向
第26章 MEMSへの技術展望
1 はじめに
ダイヤモンド膜のマイクロマシニング
2.1 微細パターニング
2.1.1 選択成長
2.1.2 ドライエッチング
2.1.3 表面マイクロマシニング
3次元マイクロ構造体の形成
2.2.1 モールド法
2.2.2 接合技術
3 ダイヤモンドMEMSデバイスの開発動向
3.1 熱センサ
3.1.1 温度センサ(サーミスタ)
3.1.2 フローセンサ
3.2 機械量センサ
3.2.1 圧力センサ
3.2.2 加速度センサ
3.3 走査型プローブ顕微鏡
3.4 高周波MEMS(RF MEMS)
3.4.1 マイクロスイッチ
3.4.2 MEMS共振器
3.5 バイオMEMS
3.5.1 化学分析チップ
3.5.2 熱式インクジェットヘッド
4 ダイヤモンドMEMSの技術課題
5 おわりに

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