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超臨界流体技術の開発と応用 《普及版》

Development and application of supercritical fluid technology(Popular Edition)

2008年刊「超臨界流体技術の開発と応用」の普及版!

商品コード:
B1087
監修:
佐古猛
発行日:
2014年07月08日
体裁:
B5判・272頁
ISBNコード:
978-4-7813-0890-6
価格(税込):
4,840
ポイント: 44 Pt
関連カテゴリ:
テクニカルライブラリシリーズ(普及版)

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キーワード:

微粒子・有機合成技術(ナノ粒子設計/医薬品微粒子の製造/界面活性剤/ナノ構造体の調製)/材料加工(微粒子コーティング/プラスチックの改質,成形技術/薄膜形成/微細発泡成形)/超臨界流体とバイオテクノロジー/超臨界流体の環境技術への応用

刊行にあたって

<普及版の刊行にあたって>
本書は2008年に『超臨界流体技術の開発と応用として刊行されました。普及版の刊行にあたり、内容は当時のままであり加筆・訂正などの手は加えておりませんので、ご了承ください。

シーエムシー出版 編集部

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目次 +   クリックで目次を表示

第1章 超臨界流体の特性と応用技術
1 はじめに
2 超臨界流体とは
3 超臨界流体と液体,気体との違い
4 超臨界流体の応用分野
第2章 超臨界流体を用いる微粒子・有機合成技術
1 超臨界二酸化炭素を用いた溶体急速膨張(RESS)法による有機ナノ粒子設計
1.1 はじめに
1.2 超臨界流体を利用した粒子創製法
1.3 RESS法による有機ナノ粒子創製の操作法
1.3.1 溶質溶解部と粒子生成部の間の過飽和度の影響
1.3.2 粒子生成直前部の相状態の影響
1.4 おわりに
2 超臨界二酸化炭素を用いた医薬品微粒子の製造
2.1 はじめに
2.2 超臨界二酸化炭素を用いた医薬品微粒子の製造方法
2.2.1 RESS法
2.2.2 PGSS法
2.2.3 SAS (GAS)法,ASES法,SEDS法
2.3 超臨界二酸化炭素を用いた医薬品の微粒子化技術の実用化に向けて
2.4 おわりに
3 超臨界二酸化炭素用界面活性剤とその応用
3.1 はじめに
3.2 超臨界CO2用界面活性剤
3.2.1 界面活性剤の分類
3.2.2 水-CO2ミセル形成用界面活性剤
3.2.3 非フッ素型界面活性剤
3.2.4 高分子合成用界面活性剤
3.3 界面活性剤を応用した化学プロセス
3.3.1 レジストパターン乾燥
3.3.2 超臨界CO2電解メッキ
3.4 おわりに
4 超臨界二酸化炭素エマルションを用いたナノ構造体の調製
4.1 はじめに
4.2 マイクロエマルションとエマルション
4.3 ナノ構造体の調製
4.3.1 W/Cマイクロエマルションを用いたナノ構造体の調製
4.3.2 W/Cエマルションを用いたナノ構造体の調製
4.3.3 C/Wエマルションを用いたナノ構造体の調製
4.3.4 水とCO2が関連するその他のナノ構造体の調製
4.4 おわりに
5 超臨界二酸化炭素を用いる材料創製技術
5.1 はじめに
5.2 scCO2を用いた金属ナノ粒子の合成プロセス
5.3 装置および合成手法
5.4 scCO2を用いたCuナノ粒子の合成
5.5 scCO2中での熱分解法を用いたCu粒子の合成
5.6 分散剤を用いた粒径制御
5.7 おわりに
6 超臨界水を用いたナノ粒子製造
6.1 はじめに
6.2 無機ナノ粒子合成
6.3 流通式超臨界水熱合成装置
6.4 ハイブリッドナノ粒子合成
6.5 おわりに
7 超臨界二酸化炭素-イオン液体多相系反応場を用いた有機合成
7.1 はじめに
7.2 二酸化炭素固定化
7.2.1 超臨界二酸化炭素-イオン液体二相系反応場の適用
7.2.2 環状ウレタン合成
7.3 おわりに
第3章 材料加工のための超臨界流体技術
1 超臨界流体技術を用いた微粒子コーティング
1.1 はじめに
1.2 流動層と超臨界噴出法を用いたコーティング造粒
1.2.1 実験装置および方法
1.2.2 実験結果および考察
1.3 超臨界サスペンション噴出法による微粒子コーティング
1.3.1 実験装置および方法
1.3.2 実験結果および考察
1.4 おわりに
2 超臨界二酸化炭素による繊維のコーティング・表面加工
2.1 はじめに
2.2 超臨界染色
2.3 超臨界流体を用いる繊維・高分子の機能加工
2.3.1 機能剤の注入・固定
2.3.2 超臨界流体を用いる繊維・プラスチックのメッキ
2.3.3 超臨界流体を用いる繊維・高分子の表面の複合化
2.4 おわりに
3 超臨界二酸化炭素を用いたプラスチックの改質,成形技術
3.1 はじめに
3.2 表面改質射出成形とその種類
3.3 scCO2-無電解メッキ
3.3.1 背景と目的
3.3.2 バッチ処理によるscCO2-無電解メッキ
3.4 表面改質射出成形によるプラスチック表面のナノレベル制御
3.4.1 コアバック法
3.4.2 フローフロント法
3.5 おわりに
4 超臨界二酸化炭素を用いた薄膜形成
4.1 はじめに
4.2 超臨界流体を用いた薄膜作製(SCFD)の特徴
4.3 SCFDによる金属薄膜形成
4.4 Cu-SCFD
4.4.1 Cu-SCFD用原料
4.4.2 可視化セルを用いたCu-SCFDのその場観察
4.4.3 新規還元剤・添加剤効果の検討
4.4.4 Cu-SCFD反応機構・速度論
4.4.5 SCFD下地依存性
4.5 酸化膜形成
4.6 おわりに
5 超臨界流体を利用した薄膜堆積技術
5.1 はじめに
5.2 成膜方法
5.3 薄膜堆積の実際
5.3.1 Cu薄膜の成膜特性
5.3.2 埋め込み特性についてのいくつかの話題
5.3.3 その他の堆積例
5.4 おわりに
6 超臨界二酸化炭素を用いたナノプレーティング
6.1 はじめに
6.2 技術背景
6.3 超臨界ナノプレーティング(SNP)とは
6.4 二酸化炭素/水/界面活性剤系エマルション
6.5 C/Wエマルションの電気伝導性
6.6 SNPによる金属被膜
6.7 ナノ組織金属
6.8 ナノテクノロジーへの展開
6.9 おわりに
7 超臨界流体によるポリマーの微細発泡成形
7.1 はじめに
7.2 超臨界流体を用いた射出成形法
7.2.1 超臨界流体の種類
7.2.2 MuCell射出成形法のプロセス
7.2.3 MuCell射出成形法の特徴
7.3 MuCell射出成形システム
7.3.1 システム構成
7.3.2 MuCell射出成形機
7.4 MuCell射出成形事例
7.5 MuCell射出成形法の課題と対策
7.5.1 表面性状
7.5.2 成形品強度
7.6 MuCell射出成形法のこれから
8 超臨界乾燥・洗浄とナノテクノロジー
8.1 はじめに
8.2 超臨界乾燥技術
8.2.1 ライン列(高密度パターン)のパターン倒れ
8.2.2 孤立ラインのパターン倒れ
8.3 乾燥以外のリソグラフィー応用
8.4 次世代デバイス開発のための超臨界洗浄技術
8.5 おわりに
第4章 超臨界流体とバイオテクノロジー
1 超臨界二酸化炭素を用いた森林資源由来有用物質の効率的抽出・変換技術
1.1 はじめに
1.2 超臨界流体の抽出・分離溶媒としての特徴
1.3 超臨界二酸化炭素による森林資源からの生物活性天然物の抽出・分離
1.3.1 樹木の葉部からの効率的な抽出・分離
1.3.2 樹木の木部からの効率的な抽出・分離
1.3.3 樹木の樹皮部からの効率的な抽出・分離
1.3.4 木・竹酢液に含まれる有用成分の抽出(濃縮)
1.4 森林資源から有用成分への効率的変換法—超臨界二酸化炭素を用いた抽出:熱分解逐次処理の試み
1.5 おわりに
2 超臨界水中での生体物質の直接観察
2.1 はじめに
2.2 高温・高圧光学顕微鏡
2.3 観察例 1
2.4 セルロースの結晶—無定形転移
2.5 微生物細胞
2.6 おわりに
3 超臨界二酸化炭素を利用した生体触媒反応の開発
3.1 はじめに
3.2 リパーゼによるラセミ体アルコールの立体選択的アセチル化反応
3.2.1 反応の加速
3.2.2 立体選択性の制御
3.2.3 光学活性アルコールの大量合成
3.2.4 光学活性リン化合物の合成
3.3 アルコール脱水素酵素によるケトンの不斉還元反応
3.4 脱炭酸酵素によるカルボキシル化反応
3.5 おわりに
4 超臨界CO2を用いて粉体に液体を封入する技術
4.1 CPFプロセスを用いて粉体に液体を封入する製法
4.1.1 はじめに
4.1.2 スプレープロセス
4.1.3 材料
4.1.4 液体封入
4.1.5 影響因子
4.1.6 CPF製品を作るために必要なステップ
4.1.7 まとめ
4.2 化粧品素材産業でのCPF技術の応用
4.2.1 栄養オイルの入ったアイシャドー
4.2.2 保湿水の入ったファンデーション
4.2.3 粘性のある栄養分を粉末化
4.2.4 ボディローションの粉末化
4.2.5 お風呂の乳液—入浴用のパウダーケア
5 超臨界流体クロマト法(SFC法)によるキラル化合物の光学分割
5.1 はじめに
5.2 SFC法の概要と特長
5.3 キラルカラムを用いた各種化合物のSFC分離
5.3.1 SFC装置構成と分離条件
5.3.2 コーティング型充填剤を用いたカラムでの分離例
5.3.3 耐溶剤型充填剤を用いたカラムでの分離例
5.3.4 分取例と生産性の検討
5.4 おわりに
6 超臨界流体を利用した分析技術への応用
6.1 はじめに
6.2 SFCとSFEの特徴
6.3 分析技術としての実用例
6.3.1 二酸化炭素を用いた超臨界流体抽出法による食品中残留農薬の前処理
6.3.2 超臨界流体クロマトグラフィーの使用法と実用事例
6.4 まとめ
第5章 超臨界流体の環境技術への応用
1 超臨界プロパノールによるシラン架橋ポリエチレンのリサイクル技術
1.1 はじめに
1.2 架橋の選択的切断反応
1.3 シラン架橋PEリサイクル用プロセスの開発
1.3.1 シラン架橋PEリサイクル用プロセスの概要
1.3.2 シラン架橋PEリサイクル用プロセスの実用性の検証
1.4 リサイクルケーブルの特性評価
1.5 おわりに
2 超臨界水酸化反応によるオンサイト医療廃棄物処理 大
2.1 はじめに
2.2 実験方法
2.2.1 超臨界水酸化法によるポリプロピレンの分解
2.2.2 超臨界水酸化法による大腸菌の滅菌実験
2.3 実験結果および考察
2.3.1 ポリプロピレンの分解挙動
2.3.2 大腸菌の死滅実験
2.4 おわりに
3 亜臨界水によるFRPのケミカルリサイクル
3.1 はじめに
3.2 亜臨界水によるFRPのケミカルリサイクルの概要
3.3 亜臨界水分解反応の最適化
3.4 FRPの亜臨界水分解から分離プロセス,回収グリコールの再生
3.5 SFCの改質反応—FRP用低収縮剤への高付加価値化リサイクルの可能性検証
3.6 ベンチスケール実証
3.7 おわりに
4 超臨界流体を用いたバイオマスの有効利用—超臨界水ガス化
4.1 はじめに
4.2 バイオマスのガス化
4.3 超臨界水ガス化の特徴
4.4 超臨界水ガス化のプロセス
4.5 バイオマスの超臨界水ガス化の技術開発状況
4.6 おわりに
5 二段式亜臨界水中燃焼法によるバイオマス廃棄物の完全燃焼・エネルギー回収
5.1 はじめに
5.2 二段式亜臨界水中燃焼法とは
5.3 小型装置による検証
5.4 パイロットプラントによる処理
5.5 まとめ
6 超臨界二酸化炭素を冷媒として用いるヒートポンプ給湯システム
6.1 はじめに
6.2 超臨界二酸化炭素冷媒の特徴
6.2.1 ヒートポンプの仕組みとCOP
6.2.2 冷媒として見た時の二酸化炭素
6.2.3 給湯機に適応した場合の理論COPの優位性
6.3 ヒートポンプ給湯機について
6.3.1 市場動向
6.3.2 ヒートポンプ給湯機の構成
6.3.3 ヒートポンプ給湯機の技術課題—圧縮機について
6.4 おわりに
7 超臨界二酸化炭素を洗浄溶媒に用いるエアフィルタ再生技術
7.1 はじめに
7.2 基礎研究
7.2.1 HEPAフィルタの洗浄
7.2.2 高沸点VOCを用いたケミカルフィルタの洗浄
7.2.3 低沸点VOCを用いたケミカルフィルタの洗浄
7.2.4 実環境で使用されたケミカルフィルタの洗浄
7.3 フィルタフレームも含めた実験
7.4 実用化への取り組み
7.5 おわりに