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月刊機能材料 2021年2月号

【特集】自動車の内外装加飾技術―高意匠化と高快適化

商品コード:
M2102
発行日:
2021年2月7日
体裁:
B5判
ISSNコード:
0286-4835
価格(税込):
4,400
ポイント: 40 Pt
関連カテゴリ:
雑誌・定期刊行物
雑誌・定期刊行物 > 月刊機能材料
新材料・新素材 > 高分子・プラスチック
新材料・新素材 > 複合材料・ハイブリッド材料

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著者一覧

西一朗  TPEテクノロジー(株)
榎本雅穗  京都女子大学 
矢葺勉  布施真空(株)
服部守悦  静岡文化芸術大学 
徳村雅弘  静岡県立大学
菅家瑠莉香  横浜国立大学 
益永茂樹  横浜国立大学
松本健俊  大阪大学  
松川公洋  京都工芸繊維大学  

目次 +   クリックで目次を表示

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【特集】自動車の内外装加飾技術―高意匠化と高快適化

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最近の自動車加飾技術の進歩
Progress of the Car Decoration Technology

 自動車は内燃機関から電気に変わりつつ,操作方法や表示はタッチパネルディスプレイに変わり,自動運転に向けた過渡期に入っているため,内・外装材にも未来感を要求されている。本稿では加飾の現状と未来を「革,人工絞,立体模様,ステッチ,パーフォレーション,本木,プリント柄印刷,水圧転写,IMT,IML,IMF,OMD,射出型内絞・絵柄転写フィルム,塗装+ レーザーアブレージョン,発光,曲面タッチパネルディスプレイ,モーフィングコントロールズ,塗装代替え→フィルムラッピング,擦れ傷,歩行者との接触時に歩行者保護」の20項目に分けて解説する。

【目次】
1 はじめに
2 加飾の種類
3 内装
4 外装

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自動車内装用人工皮革・合成皮革・PVCレザーの触感表現とその評価
Expression of the Tactile Sensation of Artificial Leather, Synthetic Leather,and PVC Leather for Automobile Interiors and Their Evaluation

 皮革という言葉は,動物の皮膚を生のまま,もしくはなめしてあるものに使用する。便宜上,合成素材によるものも含めて分類すると,人工皮革,合成皮革,塩ビ(PVC)レザーなどに分けられ,それぞれ触感表現を目的とした表面加工が施される。本稿ではこれらの加工方法と数値化について,新規開発した接触子で試みた検討などを紹介する。

【目次】
1 はじめに
 1.1 天然皮革代替材料としての人工皮革,合成皮革,PVCレザーの違い
 1.2 人工皮革
 1.3 合成皮革
 1.4 PVCレザー
2 触感表現に使用される表面処理剤
 2.1 表面処理剤の加工方法
 2.2 表面処理剤
3 PVCレザーを使用した触感表現数値化の検討
 3.1 年齢別触感評価
 3.2 表面摩擦特性の測定
 3.3 接触角の測定および表面自由エネルギーの算出
4 表面加工されたものに対する耐久性評価方法
 4.1 耐ブロッキング性
 4.2 耐屈曲性
 4.3 耐揉性
 4.4 耐摩耗性
5 おわりに

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Neo-TOM 工法を用いた自動車外装への加飾
Decorating the Exterior of Automobiles Using the Neo-TOM Method
 
 自動車設計は,環境への配慮や快適性などの観点からも大きく変わろうとしている。本稿においては自動車への加飾方法として,上記のような観点を考慮した弊社が真空成形から進化させ開発したフィルムを貼り付ける工法と自動車外装への本格的な実用について述べる。

【目次】
1 はじめに
2 TOM(Three dimension Overlay Method=3 次元表面被覆工法)
3 TOM 工法を進化させたNeo-TOM工法
 3.1 Neo-TOM 工法の原理
 3.2 Neo-TOM 工法のプロセス
4 自動車へのTOM 及びNeo-TOM工法の応用
 4.1 内装への応用
 4.2 外装への応用
 4.3 自動車外装のフィルム加飾によるCO2削減
5 TOM工法で使用されるフィルム(表皮材)
6 変圧器用モールドコイル
7 おわりに

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自動車のインテリアデザインの潮流と加飾技術の役割
Trends in Automobile Interior Design and the Role of Surface Decoration Technology

 100年に一度の変革期と言われている現在,改めて自動車のインテリアデザインを住宅や店舗と比較しその特徴を明確にした上で,加飾使用エリアとその展開方法,CMFの重要性等について解説する。また最近のコンセプトカーを例にデザイントレンドを分析し,それを踏まえて来るべき自動運転時代に加飾の果たす役割について考察する。

【目次】
1 はじめに
2 加飾の歴史
3 インテリアデザインとは
 3.1 人を中心とした空間のデザインである
 3.2 機能を押さえた上で感覚的価値が求められる
 3.3 対象部品が多種多様である
4 加飾使用エリアについて
5 加飾の展開
6 CMFの役割
7 インテリアデザインのトレンド
8 コンセプトカーに見る質感表現
9 今後の加飾
10 終わりに
 
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車内部材由来物質の車内環境への影響とその評価方法
Impacts of Substances Derived from Car Interior Materials on Car Indoor Environment

 車内にはカーシートやフロアマットなどの部材として,プラスチックやゴム,ポリウレタンなどが使用されている。これら車内部材に含まれる化学物質が,車内空気やダストを介して乗車者に曝露し,その健康リスクが懸念されている。本稿では,これら車内部材由来物質の測定事例に加え,そのリスクの評価法について紹介する。

【目次】
1 はじめに
2 車内部材由来物質とその曝露経路
3 車内部材由来物質の測定方法
 3.1 測定対象車
 3.2 分析方法(VOCおよびアルデヒド類)
 3.3 分析方法(リン系難燃剤)
4 車内空気中のVOCとアルデヒド類の測定結果
 4.1 VOCとアルデヒド類の車内濃度
 4.2 VOC およびアルデヒド類のリスク評価 
5 車内のリン系難燃剤
 5.1 車内空気中のリン系難燃剤濃度
 5.2 車内ダスト中のリン系難燃剤
 5.3 車内中のリン系難燃剤のリスク評価
6 まとめ
 
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 [Material Report-R&D]

シリコン/黒鉛シート複合体の開発とリチウムイオン電池負極への利用による電池特性の向上
Development of Si/Graphite Sheet Composite and Improvement in Anode Performance of Li Ion Battery

 シリコンウェハを製造する際に発生するシリコン切粉を,膨張化黒鉛由来の極薄黒鉛シートで包み,複合体を作製した。リチウムイオン電池の負極に用い,高容量であるが剥離しやすいシリコン負極の特性向上の可能性を見出した。廃棄物や副産物の利用により,コスト,環境負荷や物質循環の面での恩恵も見込まれる。

【目次】
1 はじめに
2 シリコン切粉
 2.1 シリコン切粉の発生
 2.2 シリコン切粉の形状
3 黒鉛シート
 3.1 これまでの導電材料
 3.2 黒鉛シートの作製
4 シリコン/黒鉛シート複合体
5 シリコン/黒鉛シート複合体電極
 5.1 シリコン/黒鉛シート複合体電極の作製
 5.2 シリコン/黒鉛シート複合体電極のサイクル特性
 5.3 シリコン/黒鉛シート複合体電極の構造
6 おわりに

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[Material Report-R&D]

ジルコニアナノ粒子分散体の調製と有機無機ハイブリッド透明材料への応用
Preparation of Zirconia Nanoparticle Dispersions and Application to Transparent Organic-inorganic Hybrid Materials

 ジルコニアナノ粒子分散体は,高屈折率の透明ハイブリッドを作成できる材料として有益である。分散体の調製には,分散剤による表面修飾が必要であり,分散剤としてシランカップリング剤が使用されることが多い。シランカップリング剤を用いた2 段階処理法や新規なデュアルサイト型シランカップリング剤を用いたジルコニナノ粒子分散体の調製について解説する。

【目次】
1 はじめに
2 シランカップリング剤によるジルコニアナノ粒子分散体の作製と問題点
3 段階法によるジルコニアナノ粒子分散体の調
 3.1 これまでの導電材料
 3.2 黒鉛シートの作製
4 デュアルサイト型シランカップリング剤によるジルコニアナノ粒子分散体の調製
 4.1 ビスフェニルフルオレン系デュアルサイト型シランカップリング剤とその適用
 4.2 DAP 系デュアルサイト型シランカップリング剤とその適用
5 おわりに

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[Market Data]

タッチパネル工業の市場動向

【目次】
1 概要
2 市場動向
3 材料・開発動向
4 企業動向

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[Material Profile]

カルボキシベンゾトリアゾール

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