刊行にあたって
本書は、最新の強誘電性・反強誘電性液晶材料技術、ディスプレイ技術、周辺材料技術の展開を集約するものである。執筆者
著者一覧
福田 敦夫 東京工業大学 工学部
(現) 信州大学 繊維学部
李 継 東京工業大学 工学部
(現) クラリアントジャパン(株) NBD/FLC
神辺純一郎 キャノン(株) ディスプレイ 第一開発部
鈴木 康 シチズン時計(株) 技術研究所
(現) 三菱ガス化学(株) 情報機能材部
望月 昭宏 (株)富士通研究所 厚木研究所
(現) Displaytech,Inc.
中塚 正勝 三井東圧化学(株) 総合研究所
(現) 三井化学(株) 合成化学研究所
小沼 利光 (株)半導体エネルギー研究所
山崎 舜平 (株)半導体エネルギー研究所
磯貝 正人 (株)日立製作所 日立研究所
川嵜 健次 出光興産(株) 中央研究所
蜂屋 聡 出光興産(株) 中央研究所
上村 強 松下電器産業(株) ディスプレイ研究所
(現) 松下電器産業(株) ディスプレイデバイス開発センター
脇田 尚英 松下電器産業(株) ディスプレイ研究所
(現) 松下電器産業(株) ディスプレイデバイス開発センター
山田祐一郎 日本電装(株) ディスプレイ開発部
(現) シャープ(株) ディスプレイ技術開発本部
向殿 充浩 シャープ(株) 中央研究所
佐藤 譲 セイコーエプソン(株) 研究開発本部
(現) セイコーエプソン(株) 材料技術開発室
斉藤 伸一 チッソ石油化学(株) 技術研究所
竹原 貞夫 大日本インキ化学工業(株) 記録材料事業部
(現) 大日本インキ化学工業(株) 液晶材料事業部
坂口 和彦 ダイソー(株) 研究本部
(現) 大阪市立大学大学院 理学研究科
杉田 真一 藤沢薬品工業(株) 特約事業部
原田 隆正 ヘキストジャパン(株) 先端材料技術研究所
(現) クラリアントジャパン(株) 開発営業部
北村 輝夫 (株)日立製作所 日立研究所
(現) (株)生興電機製作所 新事業推進本部
松村 興一 武田薬品工業(株) 応用技術研究所
波多 賢治 ライオン(株) 素材開発センター
(現) ライオン(株) 研究開発本部
苗村 省平 メルクジャパン(株) 液晶テクニカルセンター
坂下 啓一 三菱レイヨン(株) 中央研究所
(現) 三菱レイヨン(株) 化成品開発研究所
景山 義隆 三菱レイヨン(株) 東京研究所
(現) デュポンMRCドライフィルム(株) 豊橋工場
池本 哲哉 三菱レイヨン(株) 東京研究所
(現) 住化ファインケム(株) 総合研究所
横山 明久 日本鉱業(株) 新材料研究所
(現) (株)ジャパエナジー 医薬・バイオ研究所
吉澤 篤 日本鉱業(株) 新材料研究所
(現) 弘前大学 理工学部
西岡 綾子 昭和電工(株) 生化学研究所
井上 長三 昭和電工(株) 生化学研究所
(現) 昭和電工(株) 総合研究所
藤澤 幸一 住友化学工業(株) 筑波研究所
伊藤 恵造 鹿島石油(株) 開発部
城野 正博 三菱ガス化学(株) 総合研究所
(現) 三菱ガス化学(株) 東京工場 情報機能材部
油井 知之 三菱ガス化学(株) 総合研究所
乾 至良 三菱油化(株) 筑波総合研究所
(現) 三菱化学(株) 機能化学品カンパニー 機能化学品研究センター
岩根 寛 三菱油化(株) 筑波総合研究所
(現) 三菱化学(株) 機能化学品カンパニー 企画管理部
西山 伸一 三井石油化学工業(株) 機能材研究所
(現) 三井化学(株) マテリアルサイエンス研究所
石橋 暁 日本真空技術(株)
(現) (株)アルバック 千葉超材料研究所
(執筆者の所属は、注記以外は1992年当時のものです。)
(現) 信州大学 繊維学部
李 継 東京工業大学 工学部
(現) クラリアントジャパン(株) NBD/FLC
神辺純一郎 キャノン(株) ディスプレイ 第一開発部
鈴木 康 シチズン時計(株) 技術研究所
(現) 三菱ガス化学(株) 情報機能材部
望月 昭宏 (株)富士通研究所 厚木研究所
(現) Displaytech,Inc.
中塚 正勝 三井東圧化学(株) 総合研究所
(現) 三井化学(株) 合成化学研究所
小沼 利光 (株)半導体エネルギー研究所
山崎 舜平 (株)半導体エネルギー研究所
磯貝 正人 (株)日立製作所 日立研究所
川嵜 健次 出光興産(株) 中央研究所
蜂屋 聡 出光興産(株) 中央研究所
上村 強 松下電器産業(株) ディスプレイ研究所
(現) 松下電器産業(株) ディスプレイデバイス開発センター
脇田 尚英 松下電器産業(株) ディスプレイ研究所
(現) 松下電器産業(株) ディスプレイデバイス開発センター
山田祐一郎 日本電装(株) ディスプレイ開発部
(現) シャープ(株) ディスプレイ技術開発本部
向殿 充浩 シャープ(株) 中央研究所
佐藤 譲 セイコーエプソン(株) 研究開発本部
(現) セイコーエプソン(株) 材料技術開発室
斉藤 伸一 チッソ石油化学(株) 技術研究所
竹原 貞夫 大日本インキ化学工業(株) 記録材料事業部
(現) 大日本インキ化学工業(株) 液晶材料事業部
坂口 和彦 ダイソー(株) 研究本部
(現) 大阪市立大学大学院 理学研究科
杉田 真一 藤沢薬品工業(株) 特約事業部
原田 隆正 ヘキストジャパン(株) 先端材料技術研究所
(現) クラリアントジャパン(株) 開発営業部
北村 輝夫 (株)日立製作所 日立研究所
(現) (株)生興電機製作所 新事業推進本部
松村 興一 武田薬品工業(株) 応用技術研究所
波多 賢治 ライオン(株) 素材開発センター
(現) ライオン(株) 研究開発本部
苗村 省平 メルクジャパン(株) 液晶テクニカルセンター
坂下 啓一 三菱レイヨン(株) 中央研究所
(現) 三菱レイヨン(株) 化成品開発研究所
景山 義隆 三菱レイヨン(株) 東京研究所
(現) デュポンMRCドライフィルム(株) 豊橋工場
池本 哲哉 三菱レイヨン(株) 東京研究所
(現) 住化ファインケム(株) 総合研究所
横山 明久 日本鉱業(株) 新材料研究所
(現) (株)ジャパエナジー 医薬・バイオ研究所
吉澤 篤 日本鉱業(株) 新材料研究所
(現) 弘前大学 理工学部
西岡 綾子 昭和電工(株) 生化学研究所
井上 長三 昭和電工(株) 生化学研究所
(現) 昭和電工(株) 総合研究所
藤澤 幸一 住友化学工業(株) 筑波研究所
伊藤 恵造 鹿島石油(株) 開発部
城野 正博 三菱ガス化学(株) 総合研究所
(現) 三菱ガス化学(株) 東京工場 情報機能材部
油井 知之 三菱ガス化学(株) 総合研究所
乾 至良 三菱油化(株) 筑波総合研究所
(現) 三菱化学(株) 機能化学品カンパニー 機能化学品研究センター
岩根 寛 三菱油化(株) 筑波総合研究所
(現) 三菱化学(株) 機能化学品カンパニー 企画管理部
西山 伸一 三井石油化学工業(株) 機能材研究所
(現) 三井化学(株) マテリアルサイエンス研究所
石橋 暁 日本真空技術(株)
(現) (株)アルバック 千葉超材料研究所
(執筆者の所属は、注記以外は1992年当時のものです。)
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序章 強誘電性および反強誘電性液晶ディスプレイ-小史と構造・物性-
1.はじめに
2.単純な表示原理,複雑な構造・物性-捩れ配向状態と「く」の字層構造
3.「く」の字層構造の制御によるジグザグ欠陥の除去
3.1 基板界面におけるプレティルトの付与
3.2 電界の印加
3.3 分子が傾いても層の厚さが変化しない材料の使用
4.コントラスト比および透過率の向上-捩れ状態の回避と有効円錐角の最適化-
5.メモリー性-閾値特性とヒステリシス-
6.不完全スイッチング・焼付きの問題-自発分極の存在-
7.耐衝撃性・自己修復機能とセルへの注入問題-スメクティック層の存在-
8.応答速度,温度依存性,中間調など-双安定性とアーレニュース則-
9.反強誘電性液晶ディスプレイ
10.おわりに
第Ⅰ編 次世代液晶とディスプレイ
1.高精細,大画面強誘電性液晶ディスプレイ
1.1 はじめに
1.2 配向モード
1.2.1 ブックシェルフFLCD
1.2.2 シェブロンFLCD
1.3 高精細,大画面FLCD
1.3.1 FLCセル化技術
1.3.2 耐衝撃性の向上
1.3.3 高速描画
1.4 おわりに
2.テクスチャーチェンジパネルの開発
2.1 ブックシェルフとシェブロン
2.2 Texture change
2.3 層構造
2.3.1 メタステーブル構造の精密測定
2.3.2 過剰メモリー効果
2.4 texture-change パネルの特性
2.4.1 駆動特性
2.4.2 長期駆動信頼性
2.5 おわりに
3.ブックシェルフ層構造を示す表面安定化強誘電性液晶表示
3.1 はじめに
3.2 ナフタレン系液晶組成
3.3 層構造の解析
3.4 相転移系列と配向状態の関係
3.5 層の傾き角と配向状態
3.6 層構造と電気-光学応答
3.7 層構造とダイナミック駆動特性
3.8 試作強誘電性液晶ディスプレイ
3.9 おわりに
4.動画表示可能な強誘電性液晶ディスプレイの開発
4.1 はじめに
4.2 液晶材料および配向膜
4.3 配向状態およびスイッチング性
4.4 X線回析法による層構造の解析
4.5 マルチプレクス駆動パネルの作製
4.6 おわりに
5.強誘電性液晶の層構造とスイッチング機構
5.1 はじめに
5.2 堅固な層構造下でのスイッチング
5.2.1 ブックシェルフ構造下でのスイッチング
5.2.2 堅固なシェブロン構造下でのスイッチング
5.3 電界下での層構造
5.4 層変形を伴うスイッチング過程
5.5 おわりに
6.強誘電性高分子液晶のスイッチング
6.1 はじめに
6.2 歴史
6.3 構造
6.4 物性1(低分子との比較)
6.5 物性2(高分子性)
6.6 おわりに
7.ハイプレチルト配向における強誘電性液晶の電気光学特性およびその応用
7.1 はじめに
7.2 層構造とプレチルト角(斜方蒸着の場合)
7.3 配向状態と電気光学特性
7.3.1 表示モードとコントラスト,明るさ
7.3.2 層構造と見かけのチルト角(θeff)
7.3.3 電気光学特性の比較
7.4 投与型超高精細ディスプレイの開発
7.4.1 投射用ライトバルブへの要求性能
7.4.2 配向性
7.4.3 電界誘起ブラックマトリックス
7.4.4 ディスプレイシステムの概要
7.4.5 表示性能
7.5 直視型OAパネルの開発
7.6 これからの課題と展開
8.反強誘電性液晶ディスプレイへの応用
8.1 はじめに
8.2 反強誘電性液晶材料
8.3 スイッチング特性と配向処理
8.4 マルチプレックス駆動
8.5 AFLCマルチカラーディスプレイ
8.5.1 セル構成
8.5.2 液晶材料
8.5.3 駆動と表示性能
8.6 今後の課題と展望
9.強誘電性液晶ディスプレイの駆動方向と配向状態
9.1 はじめに
9.2 強誘電性液晶ディスプレイの駆動方法
9.3 ハイプレティルト配向膜を用いた強誘電性液晶セルの配向状態
9.4 液晶材料とティルト角
9.5 おわりに
10.電場によるスメクチック層構造の制御と強誘電性液晶ディスプレイ
10.1 はじめに
10.2 電場による層構造の変化
10.3 層の傾き角と見かけのティルト角
10.4 層構造と表示特性
10.5 今後の課題
10.6 おわりに
第Ⅱ編 次世代液晶材料化合物の開発
1.強誘電性液晶の分子構造と自発分極の値,ツイストセンス
1.1 はじめに
1.2 Psのサインと大きさ
1.2.1 Psのサインの定義
1.2.2 ビフェニリルピリミジンのPsのサイン
1.2.3 α-メチル化合物
1.2.4 α-シアノ化合物
1.2.5 コアからの距離が異なるメチル化合物
1.2.6 ハロゲン化合物
1.3 N*相のヘリカルピッチのセンス
1.4 おわりに
2.新しい強誘電性液晶の分子設計と合成
2.1 はじめに
2.2 母体液晶用化合物
2.2.1 中温液晶
2.2.2 減粘液晶
2.2.3 高温液晶
2.3 キラルドーパント用光学活性化合物
2.3.1 乳酸誘導体
2.3.2 ジキラル化合物
2.3.3 スルホキシド誘導体
2.3.4 シアンヒドリン誘導体
2.3.5 シアノアルキル誘導体
2.3.6 γ-ラクトン誘導体
2.3.7 シアノシクロプロパン誘導体
2.4 おわりに
3.強誘電性液晶用光学活性γ-ラクトンの分子設計と合成
3.1 はじめに
3.2 キラル部の設計-なぜγ-ラクトンか-
3.3 合成
3.4 物性評価-分子構造と自発分極の関係を中心に-
3.5 おわりに-結論と今後の課題-
4.乳酸を不斉源とするカイラルドーパントおよび強誘電性液晶
4.1 はじめに
4.2 カイラルドーパント
4.2.1 乳酸を不斉源とするカイラルドーパント
4.3 ホスト液晶
4.4 強誘電性液晶組成物
4.5 おわりに
5.強誘電性液晶材料-側鎖の効果を中心として-
5.1 はじめに
5.2 自発分極と側鎖
5.2.1 キラル部を含んだ原子団を有する液晶
5.2.2 非キラル側鎖の効果
5.2.3 高自発分極を得るための骨格部分での工夫
5.3 側鎖の相転移温度
5.3.1 骨格の効果
5.3.2 側鎖の効果
5.4 おわりに
6.ジキラル型強誘電性液晶化合物
6.1 はじめに
6.2 メモリー性,応答性に関与する液晶物性
6.3 ジキラル型新強誘電性液晶
6.3.1 ジキラルブチル型強誘電性液晶
6.3.2 ジキラルペンチル,ヘキシル型液晶
6.3.3 各種化合物の粘性と自発分極
6.4 おわりに
7.リン原子を含む強誘電性液晶
7.1 自発分極と分子構造
7.2 リン化合物の特徴と合成法
7.2.1 リン化合物の特徴
7.2.2 リン化合物の合成法
7.3 リン系強誘電性液晶の特徴
7.3.1 リン酸エステル系強誘電性液晶
7.3.2 ホスフィン酸エステル系強誘電性液晶
7.4 今後の展望
8.強誘電性液晶組成物
8.1 はじめに
8.2 強誘電性液晶材料に対する要求特性
8.3 SmC相を有する化合物とホスト液晶組成物の設計
8.4 カイラルドーパントとSmC*液晶組成物の設計
8.5 実用的なSmC*液晶組成物とその特性
9.強誘電性液晶のカイラルドーパントとしてのδ-バレロラクトン化合物
9.1 はじめに
9.2 強誘電性液晶組成物の設計
9.3 カイラルドーパントの分子設計
9.4 光学活性δ-バレロラクトン誘導体の開発
9.5 カイラル添加物としての2-(4´-オクチルオキシビフェニル-4-カルボキシ)-5-アルキル-δ-バレロラクトン誘導
体
9.6 カイラル添加物としての2-(4´-オクチルオキシビフェニル-4-カルボキシ)-5,5-ジアルキル-δ-バレロラクト
ン誘導体
9.7 5,5-ジアルキル-δ-バレロラクトン誘導体を用いた実用的なFLC組成物
9.8 おわりに
10.キラルエポキシドを不斉源とする強誘電性液晶
10.1 各種キラルエポキシドの誘導体
10.2 2-メチルアルカノイル基を有する化合物
10.3 2-フロオロ-2-メチルアルカノイルオキシ基を有する化合物
10.4 おわりに
11.アミノ酸系強誘電性液晶のデザインと合成
11.1 はじめに
11.2 アミノ酸を用いた液晶
11.3 アミン系液晶
11.4 今後の展望
12.フェニルベンゾエート系強誘電性液晶の構造と物性
12.1 はじめに
12.2 合成法
12.3 不斉炭素がコア構造に直結した化合物(キラル直結タイプ)
12.4 不斉炭素がコア構造の間にメチレン単位を有する化合物(内部メチレン鎖タイプ)
12.5 内部メチレン鎖導入の効果
12.6 おわりに
13.フッ素系反強誘電性液晶材料
13.1 はじめに
13.2 フッ素系反強誘電性液晶の構造と物性
13.2.1 アルコキシ鎖長の影響
13.2.2 キラル側アルキル鎖長の影響
13.2.3 環置換基の効果
13.2.4 動特性
13.3 反強誘電性液晶のブレンド
13.3.1 2成分系の組成物
13.4 おわりに
14.反強誘電性液晶
14.1 はじめに
14.2 これまでに合成された反強誘電性液晶
14.2.1 反強誘電性液晶の構造
14.2.2 主な反強誘電性液晶の紹介
14.3 分子構造と反強誘電性
14.4 今後の課題
15.フェニルアルカン酸骨格を有する反強誘電性液晶
15.1 はじめに
15.2 芳香族カルボン酸エステル骨格を有する反強誘電性液晶材料
15.3 芳香族ケトン骨格を有する反強誘電性液晶材料
15.4 フェニルアルカン酸エステル骨格を有する反強誘電性液晶材料
15.4.1 合成
15.4.2 相転移温度
15.4.3 チルト角,自発分極
15.5 おわりに
16.反強誘電相の発現と分子構造の関係
16.1 はじめに
16.2 反強誘電相を示した化合物
16.3 反強誘電相の発現と分子構造の関係
16.3.1 キラル部
16.3.2 コア部
16.3.3 末端長鎖部
16.4 まとめ
16.4.1 キラル部
16.4.2 コア部
16.4.3 末端長鎖部
第Ⅲ編 次世代液晶ディスプレイのための周辺材料
1.スパッタ法による低抵抗ITO透明導電膜
1.1 はじめに
1.2 透明導電膜の種類
1.3 ITO膜の作製方法
1.4 要求される膜特性
1.4.1 単純マトリックス方式
1.4.2 アクティブマトリックス方式
1.5 スパッタ法によるITO膜の形成技術
1.5.1 導入酸素量
1.5.2 成膜温度
1.5.3 ターゲット
1.5.4 低電圧スパッタ法
1.5.5 H2O,H2の添加効果
1.6 量産用スパッタ装置
1.7 おわりに
1.はじめに
2.単純な表示原理,複雑な構造・物性-捩れ配向状態と「く」の字層構造
3.「く」の字層構造の制御によるジグザグ欠陥の除去
3.1 基板界面におけるプレティルトの付与
3.2 電界の印加
3.3 分子が傾いても層の厚さが変化しない材料の使用
4.コントラスト比および透過率の向上-捩れ状態の回避と有効円錐角の最適化-
5.メモリー性-閾値特性とヒステリシス-
6.不完全スイッチング・焼付きの問題-自発分極の存在-
7.耐衝撃性・自己修復機能とセルへの注入問題-スメクティック層の存在-
8.応答速度,温度依存性,中間調など-双安定性とアーレニュース則-
9.反強誘電性液晶ディスプレイ
10.おわりに
第Ⅰ編 次世代液晶とディスプレイ
1.高精細,大画面強誘電性液晶ディスプレイ
1.1 はじめに
1.2 配向モード
1.2.1 ブックシェルフFLCD
1.2.2 シェブロンFLCD
1.3 高精細,大画面FLCD
1.3.1 FLCセル化技術
1.3.2 耐衝撃性の向上
1.3.3 高速描画
1.4 おわりに
2.テクスチャーチェンジパネルの開発
2.1 ブックシェルフとシェブロン
2.2 Texture change
2.3 層構造
2.3.1 メタステーブル構造の精密測定
2.3.2 過剰メモリー効果
2.4 texture-change パネルの特性
2.4.1 駆動特性
2.4.2 長期駆動信頼性
2.5 おわりに
3.ブックシェルフ層構造を示す表面安定化強誘電性液晶表示
3.1 はじめに
3.2 ナフタレン系液晶組成
3.3 層構造の解析
3.4 相転移系列と配向状態の関係
3.5 層の傾き角と配向状態
3.6 層構造と電気-光学応答
3.7 層構造とダイナミック駆動特性
3.8 試作強誘電性液晶ディスプレイ
3.9 おわりに
4.動画表示可能な強誘電性液晶ディスプレイの開発
4.1 はじめに
4.2 液晶材料および配向膜
4.3 配向状態およびスイッチング性
4.4 X線回析法による層構造の解析
4.5 マルチプレクス駆動パネルの作製
4.6 おわりに
5.強誘電性液晶の層構造とスイッチング機構
5.1 はじめに
5.2 堅固な層構造下でのスイッチング
5.2.1 ブックシェルフ構造下でのスイッチング
5.2.2 堅固なシェブロン構造下でのスイッチング
5.3 電界下での層構造
5.4 層変形を伴うスイッチング過程
5.5 おわりに
6.強誘電性高分子液晶のスイッチング
6.1 はじめに
6.2 歴史
6.3 構造
6.4 物性1(低分子との比較)
6.5 物性2(高分子性)
6.6 おわりに
7.ハイプレチルト配向における強誘電性液晶の電気光学特性およびその応用
7.1 はじめに
7.2 層構造とプレチルト角(斜方蒸着の場合)
7.3 配向状態と電気光学特性
7.3.1 表示モードとコントラスト,明るさ
7.3.2 層構造と見かけのチルト角(θeff)
7.3.3 電気光学特性の比較
7.4 投与型超高精細ディスプレイの開発
7.4.1 投射用ライトバルブへの要求性能
7.4.2 配向性
7.4.3 電界誘起ブラックマトリックス
7.4.4 ディスプレイシステムの概要
7.4.5 表示性能
7.5 直視型OAパネルの開発
7.6 これからの課題と展開
8.反強誘電性液晶ディスプレイへの応用
8.1 はじめに
8.2 反強誘電性液晶材料
8.3 スイッチング特性と配向処理
8.4 マルチプレックス駆動
8.5 AFLCマルチカラーディスプレイ
8.5.1 セル構成
8.5.2 液晶材料
8.5.3 駆動と表示性能
8.6 今後の課題と展望
9.強誘電性液晶ディスプレイの駆動方向と配向状態
9.1 はじめに
9.2 強誘電性液晶ディスプレイの駆動方法
9.3 ハイプレティルト配向膜を用いた強誘電性液晶セルの配向状態
9.4 液晶材料とティルト角
9.5 おわりに
10.電場によるスメクチック層構造の制御と強誘電性液晶ディスプレイ
10.1 はじめに
10.2 電場による層構造の変化
10.3 層の傾き角と見かけのティルト角
10.4 層構造と表示特性
10.5 今後の課題
10.6 おわりに
第Ⅱ編 次世代液晶材料化合物の開発
1.強誘電性液晶の分子構造と自発分極の値,ツイストセンス
1.1 はじめに
1.2 Psのサインと大きさ
1.2.1 Psのサインの定義
1.2.2 ビフェニリルピリミジンのPsのサイン
1.2.3 α-メチル化合物
1.2.4 α-シアノ化合物
1.2.5 コアからの距離が異なるメチル化合物
1.2.6 ハロゲン化合物
1.3 N*相のヘリカルピッチのセンス
1.4 おわりに
2.新しい強誘電性液晶の分子設計と合成
2.1 はじめに
2.2 母体液晶用化合物
2.2.1 中温液晶
2.2.2 減粘液晶
2.2.3 高温液晶
2.3 キラルドーパント用光学活性化合物
2.3.1 乳酸誘導体
2.3.2 ジキラル化合物
2.3.3 スルホキシド誘導体
2.3.4 シアンヒドリン誘導体
2.3.5 シアノアルキル誘導体
2.3.6 γ-ラクトン誘導体
2.3.7 シアノシクロプロパン誘導体
2.4 おわりに
3.強誘電性液晶用光学活性γ-ラクトンの分子設計と合成
3.1 はじめに
3.2 キラル部の設計-なぜγ-ラクトンか-
3.3 合成
3.4 物性評価-分子構造と自発分極の関係を中心に-
3.5 おわりに-結論と今後の課題-
4.乳酸を不斉源とするカイラルドーパントおよび強誘電性液晶
4.1 はじめに
4.2 カイラルドーパント
4.2.1 乳酸を不斉源とするカイラルドーパント
4.3 ホスト液晶
4.4 強誘電性液晶組成物
4.5 おわりに
5.強誘電性液晶材料-側鎖の効果を中心として-
5.1 はじめに
5.2 自発分極と側鎖
5.2.1 キラル部を含んだ原子団を有する液晶
5.2.2 非キラル側鎖の効果
5.2.3 高自発分極を得るための骨格部分での工夫
5.3 側鎖の相転移温度
5.3.1 骨格の効果
5.3.2 側鎖の効果
5.4 おわりに
6.ジキラル型強誘電性液晶化合物
6.1 はじめに
6.2 メモリー性,応答性に関与する液晶物性
6.3 ジキラル型新強誘電性液晶
6.3.1 ジキラルブチル型強誘電性液晶
6.3.2 ジキラルペンチル,ヘキシル型液晶
6.3.3 各種化合物の粘性と自発分極
6.4 おわりに
7.リン原子を含む強誘電性液晶
7.1 自発分極と分子構造
7.2 リン化合物の特徴と合成法
7.2.1 リン化合物の特徴
7.2.2 リン化合物の合成法
7.3 リン系強誘電性液晶の特徴
7.3.1 リン酸エステル系強誘電性液晶
7.3.2 ホスフィン酸エステル系強誘電性液晶
7.4 今後の展望
8.強誘電性液晶組成物
8.1 はじめに
8.2 強誘電性液晶材料に対する要求特性
8.3 SmC相を有する化合物とホスト液晶組成物の設計
8.4 カイラルドーパントとSmC*液晶組成物の設計
8.5 実用的なSmC*液晶組成物とその特性
9.強誘電性液晶のカイラルドーパントとしてのδ-バレロラクトン化合物
9.1 はじめに
9.2 強誘電性液晶組成物の設計
9.3 カイラルドーパントの分子設計
9.4 光学活性δ-バレロラクトン誘導体の開発
9.5 カイラル添加物としての2-(4´-オクチルオキシビフェニル-4-カルボキシ)-5-アルキル-δ-バレロラクトン誘導
体
9.6 カイラル添加物としての2-(4´-オクチルオキシビフェニル-4-カルボキシ)-5,5-ジアルキル-δ-バレロラクト
ン誘導体
9.7 5,5-ジアルキル-δ-バレロラクトン誘導体を用いた実用的なFLC組成物
9.8 おわりに
10.キラルエポキシドを不斉源とする強誘電性液晶
10.1 各種キラルエポキシドの誘導体
10.2 2-メチルアルカノイル基を有する化合物
10.3 2-フロオロ-2-メチルアルカノイルオキシ基を有する化合物
10.4 おわりに
11.アミノ酸系強誘電性液晶のデザインと合成
11.1 はじめに
11.2 アミノ酸を用いた液晶
11.3 アミン系液晶
11.4 今後の展望
12.フェニルベンゾエート系強誘電性液晶の構造と物性
12.1 はじめに
12.2 合成法
12.3 不斉炭素がコア構造に直結した化合物(キラル直結タイプ)
12.4 不斉炭素がコア構造の間にメチレン単位を有する化合物(内部メチレン鎖タイプ)
12.5 内部メチレン鎖導入の効果
12.6 おわりに
13.フッ素系反強誘電性液晶材料
13.1 はじめに
13.2 フッ素系反強誘電性液晶の構造と物性
13.2.1 アルコキシ鎖長の影響
13.2.2 キラル側アルキル鎖長の影響
13.2.3 環置換基の効果
13.2.4 動特性
13.3 反強誘電性液晶のブレンド
13.3.1 2成分系の組成物
13.4 おわりに
14.反強誘電性液晶
14.1 はじめに
14.2 これまでに合成された反強誘電性液晶
14.2.1 反強誘電性液晶の構造
14.2.2 主な反強誘電性液晶の紹介
14.3 分子構造と反強誘電性
14.4 今後の課題
15.フェニルアルカン酸骨格を有する反強誘電性液晶
15.1 はじめに
15.2 芳香族カルボン酸エステル骨格を有する反強誘電性液晶材料
15.3 芳香族ケトン骨格を有する反強誘電性液晶材料
15.4 フェニルアルカン酸エステル骨格を有する反強誘電性液晶材料
15.4.1 合成
15.4.2 相転移温度
15.4.3 チルト角,自発分極
15.5 おわりに
16.反強誘電相の発現と分子構造の関係
16.1 はじめに
16.2 反強誘電相を示した化合物
16.3 反強誘電相の発現と分子構造の関係
16.3.1 キラル部
16.3.2 コア部
16.3.3 末端長鎖部
16.4 まとめ
16.4.1 キラル部
16.4.2 コア部
16.4.3 末端長鎖部
第Ⅲ編 次世代液晶ディスプレイのための周辺材料
1.スパッタ法による低抵抗ITO透明導電膜
1.1 はじめに
1.2 透明導電膜の種類
1.3 ITO膜の作製方法
1.4 要求される膜特性
1.4.1 単純マトリックス方式
1.4.2 アクティブマトリックス方式
1.5 スパッタ法によるITO膜の形成技術
1.5.1 導入酸素量
1.5.2 成膜温度
1.5.3 ターゲット
1.5.4 低電圧スパッタ法
1.5.5 H2O,H2の添加効果
1.6 量産用スパッタ装置
1.7 おわりに