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主要農薬の開発経緯と展望

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Development of Major Agrochemicals

商品コード:
B0698
監修:
井倉勝弥太
発行日:
2003年07月
体裁:
A5判・266ページ
ISBNコード:
978-4-88231-805-7
価格(税込):
4,290
ポイント: 39 Pt
関連カテゴリ:
ファインケミカル

Review

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刊行にあたって

農薬研究開発で新しい方向性が出つつある中で、農薬開発に携わる我々自身が農薬がどのような動向になっているのかを今一度把握する必要性を感じていた。このような時にタイミング良く本書が企画されたので、この機会にこのたび新規農薬を中心に研究の流れ、作用性、商品としての特長等を豊富な文献をもとにまとめた。また新たに「生物農薬および組み換え体作物」の章を設け農薬事業全般の動向がわかるようにした。

著者一覧

[日本曹達(株) 小田原研究所]
 第1章 汲田 泉
 第2章 佐野愼亮,下田 進,濱村 洋,横田 因,佐野 洋,斎賀睦幸
 第3章 高橋英光,岩佐孝男,中村武彦,武 智広,川口昌宏
 第4章 高橋明裕,佐藤淳司,古口正巳,山田茂雄,山岸秀樹,内田勤子
 第5章 向原行雄
 第6章 水野晶巳
(監修,編集委員会および執筆者の所属は,1997年当時のものです。)

目次 +   クリックで目次を表示

第1章 農薬研究開発の全般的動向
 1.1 はじめに
 1.2 最近注目される農薬の動向
 1.3 農薬の開発研究
  1.3.1 リード化合物の探索
  1.3.2 合理的(ラショナル)デザイン
  1.3.3 農薬の動態研究
 1.4 作用機作研究
  1.4.1 殺菌剤の作用機作
  1.4.2 殺虫剤の作用機作
  1.4.3 除草剤の作用機作
 1.5 今後の展望
 文献

第2章 殺菌剤の開発動向
 2.1 はじめに
 2.2 ステロール生合成阻害剤(SBI剤)
  2.2.1 作用機構
  2.2.2 DMI剤
  2.2.3 アミン系剤
 2.3 メトキシアクリレート系剤
  2.3.1 開発の経緯および展望
  2.3.2 開発薬剤
 2.4 アニリノピリミジン系剤
  2.4.1 開発薬剤
  2.4.2 作用機構
  2.4.3 耐性菌
 2.5 フェニルピロール系剤
  2.5.1 開発の経緯
  2.5.2 開発薬剤
  2.5.3 作用機構
 2.6 カルボキシアニリド系剤
  2.6.1 開発経緯及び展望
  2.6.2 開発薬剤
 2.7 負相関交差耐性剤(負相関剤)
  2.7.1 開発の経緯
  2.7.2 開発薬剤
 2.8 抵抗性誘導剤
  2.8.1 開発の経緯
  2.8.2 開発薬剤
 2.9 イネもち病剤
  2.9.1 開発の背景
  2.9.2 開発薬剤
 2.10 疫病・べと病剤
  2.10.1 開発の背景
  2.10.2 開発薬剤
 2.11 その他の殺菌剤
  2.11.1 開発薬剤
 文献

第3章 殺虫剤・殺ダニ剤の開発動向
 3.1 はじめに
 3.2 ネオニコチノイド系剤
 3.3 フェニルピロール,ピラゾール系剤
  3.3.1 フェニルピロール系
  3.3.2 フェニルピラゾール系
  3.3.3 ジハイドロピラゾール系
 3.4 昆虫成育阻害(IGR)剤
  3.4.1 キチン合成阻害剤
  3.4.2 脱皮ホルモン様活性化合物
  3.4.3 幼若ホルモン様活性化合物(JHM)
  3.4.4 抗ホルモン作用化合物
 3.5 マクロライド系剤
 3.6 ピレスロイド系剤
 3.7 有機リン系,カーバメート系剤
  3.7.1 有機リン系
  3.7.2 カーバメート系
 3.8 天然物
 3.9 その他の殺虫剤
 3.10 殺ダニ剤
 文献

第4章 除草剤の開発動向
 4.1 はじめに
 4.2 アセト乳酸合成酵素(ALS)阻害剤
  4.2.1 スルホニルウレア系
  4.2.2 イミダゾリノン系
  4.2.3 トリアゾロピリミジン系
  4.2.4 ピリミジニルカルボキシ系
  4.2.5 作用機構
  4.2.6 選択性機構
  4.2.7 抵抗性雑草
 4.3 イネ科防除剤(graminicides)
  4.3.1 シクロヘキサンジオン系
  4.3.2 アリルオキシフェノキシプロピオン酸系
  4.3.3 作用機作
 4.4 植物色素生合成阻害剤(HPPD阻害剤)
  4.4.1 トリケトン系
  4.4.2 イソオキサゾール系
  4.4.3 ピラゾロン系
  4.4.4 作用機作
 4.5 Protox 阻害剤
  4.5.1 環状イミド系
  4.5.2 その他の系
 4.6 水稲用除草剤
  4.6.1 新規剤の開発動向
  4.6.2 剤型
 4.7 その他の除草剤
  4.7.1 アミド系
  4.7.2 ピリジン系
  4.7.3 その他
 4.8 今後の展望
 文献

第5章 生物農薬および組み換え体作物
 5.1 生物農薬
  5.1.1 はじめに
  5.1.2 生物農薬の分類,特徴
  5.1.3 日本で登録されている生物農薬
  5.1.4 商品化を目指している生物農薬
 5.2 組み換え体作物
  5.2.1 はじめに
  5.2.2 除草剤耐性作物
  5.2.3 害虫耐性作物
  5.2.4 病害耐性作物
 文献

第6章 農薬市場
 6.1 はじめに
  6.1.1 人口問題と食糧事情
  6.1.2 農業生産の現状
  6.1.3 作物の被害解析と農薬使用の経済効果
 6.2 世界農薬市場
  6.2.1 はじめに
  6.2.2 作物別農薬市場
     (1)麦類
     (2)トウモロコシ
     (3)稲
     (4)大豆
  6.2.3 薬剤別農薬市場
     (1)除草剤
     (2)殺虫剤
     (3)殺菌剤
     (4)その他の農薬およびバイテク作物
  6.2.4 地域別農薬市場
     (1)全体
     (2)アメリカ合衆国
     (3)日本
 6.3 農薬製造企業動向
  6.3.1 企業別販売動向
  6.3.2 研究開発投資動向
  6.3.3 企業合併・買収動向
 文献