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帯電防止材料の技術と応用

Technologies and Applications Antistatic Agents Materials

商品コード:
B0656
発行日:
2002年07月
体裁:
A5判、372ページ ※表紙がない商品の在庫が1冊ございます。よろしければ右上のヘルプよりお問い合わせください。
ISBNコード:
978-4-88231-763-0
価格(税込):
5,280
ポイント: 48 Pt
関連カテゴリ:
新材料・新素材
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著者一覧

村田雄司  東京理科大学 理工学部 電気工学科
       (現)東京理科大学 理工学部 電気電子情報工学科
菅野功   シシド静電気(株) 横浜工場 開発部
大吉馨   メイキ樹脂工業(株) 新事業開発本部
南悦夫   技術士
高井好嗣  三洋化成工業(株) 機能樹脂研究部
伊藤守   アキレス(株) 研究開発本部
吉武正義  福田金属箔金工業(株) 金属粉研究部
鈴木弘明  東海カーボン(株) 富士研究所
竹中稔   大塚化学(株) 化学品開発部
藤本健郎  (元)積水成型工業(株)
小松道郎  触媒化成工業(株) ファイン研究所
吉留博雄  触媒化成工業(株) ファイン研究所
鍋田健司  電気化学工業(株) 高分子加工技術室
       (現)電気化学工業(株) 製品事業部
板野俊明  神東塗料(株) ケミトロン事業部
       (現)ESD EMI エンジニアリング(株)
平井俊晴  触媒化成工業(株) ファイン研究所
羽山秀和  松下電子工業(株) 電子管開発センター
       (現)(株)関西新技術研究所 ナノ材料研究部
豊岡豊   三菱レイヨン(株) 安全環境品質管理部
鈴木国夫  (株)テクノ菱和 技術開発研究所
加藤勝   新王子製紙(株) 総合研究所 情報用紙開発研究所
       (元)鐘紡(株) 合繊研究所
国武典彦  ニッタ(株) ならやま研究所
       (現)ニッタ(株) 開発本部

(執筆者の所属は,注記以外は1996年当時のものです)

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【総論】
第1章 帯電防止総論
1. 静電気発生の現象と機構
1.1 静電気現象の概要
1.2 接触・剥離帯電
1.3 摩擦帯電
2. 静電気の作用と静電気障害
2.1 電荷と電界
2.2 電位と静電容量
2.3 静電気の作用と静電気障害
3. 静電気障害の現状
4. 静電気障害の防止技術
4.1 基本的考え方
4.2 電荷発生の抑制
4.3 電荷漏洩の促進
4.4 電荷の中和除去
4.5 静電気の影響の軽減
5. 帯電防止処理の位置付け

第2章 測定機器と測定技術
1. 静電気の発生と帯電の原理
2. 静電気現象の基礎
2.1 静電気について
2.2 静電気の特徴
2.3 静電気の帯電によって起こる主な現象
2.3.1 放電現象
2.3.2 力学現象
2.4 電荷の減衰(緩和)
3. 静電気測定
3.1 静電気現象に関係する電気的な諸量
3.2 静電気測定の意義
3.3 静電気測定の特異性
3.4 電位の測定
3.5 電気抵抗測定
3.6 極小電流計
3.7 電荷量の測定
3.8 帯電電荷減衰度測定器

【帯電防止膜形成技術】
第3章 帯電防止膜形成技術とその装置
1. 静電気対策の概要
1.1 作業環境の整備
1.2 樹脂への練り込み
1.3 除電
1.4 特種成形法
1.5 コーティング
2. 界面活性剤のコーティング
3. ミスト法(M処理法)
3.1 M処理法の概略
3.2 M処理膜の特性
3.3 M処理装置とその種類
3.4 応用例

【原料・素材編】
第4章 低分子型帯電防止剤
1. はじめに
2. 界面活性剤系帯電防止剤の帯電防止機構
2.1 静電荷発生機構
2.2 帯電防止機構
3. 低分子型帯電防止剤の特徴
4. 低分子型帯電防止剤
4.1 アニオン系帯電防止剤
4.2 カチオン系帯電防止剤
4.3 非イオン系帯電防止剤
4.4 両性系帯電防止剤
4.5 錯化合物その他の帯電防止剤
4.6 帯電防止性可塑剤
5. 帯電防止効果の評価方法
5.1 摩擦帯電の電荷量の測定
5.2 摩擦帯電圧の測定
5.3 電気抵抗の測定
5.4 誘導電位の減衰測定
5.5 人体の帯電圧の測定
6. 帯電防止効果の評価基準
6.1 電気抵抗値
6.2 摩擦帯電圧
7. 低分子帯電防止剤の応用分野
7.1 一般家庭用
7.2 産業用
8. おわりに

第5章 高分子型帯電防止剤と永久制電性樹脂
1. はじめに
2. 帯電防止剤の作用機構からみた材料設計
2.1 プラスチックとの相溶性
2.2 プラスチックの結晶性
2.3 プラスチック分子の運動性
3. 界面活性剤型帯電防止剤
4. 高分子型帯電防止剤
5. 永久制電性樹脂の設計手法
5.1 モルホロジーの制御
5.2 相溶化剤の利用
5.3 成形加工条件
6. 高分子型永久帯電防止剤「ペレスタット」
7. 永久制電性樹脂の開発動向
8. おわりに

第6章 π共役系導電性ポリマー
1. はじめに
2. π共役系導電性ポリマー
2.1 代表的導電性ポリマーの種類
3. 応用
3.1 成形用導電シート
3.2 導電性フィルム
3.3 導電性繊維
4. おわりに

第7章 金属フィラーとその応用
1. 金属フィラーの種類
1.1 金属粉
1.2 金属フレーク
1.3 金属ファイバー
2. 導電塗料用金属フィラー
2.1 銀粉
2.2 銅粉
2.3 ニッケル粉
3. 導電プラスチック用金属フィラー
3.1 ファイバー,フレーク
3.2 銀フレーク

第8章 カーボンとその応用
1. はじめに
2. 導電機構
3. カーボンブラックの形態と導電性の関係
4. カーボンブラック配合導電性複合系の応用
5. おわりに

第9章 ウィスカとその応用
1. はじめに
2. 導電性ウィスカについて
2.1 ウィスカの定義
2.2 導電性ウィスカ
2.3 導電性ウィスカの特長
2.3.1 被覆系導電性ウィスカ
2.3.2 真性導電性ウィスカ
3. 導電性ウィスカの利用方法
4. 導電性ウィスカ応用分野
5. 導電性ウィスカを利用した複合材料
6. おわりに

【応用編】
第10章 フィルム・シート・プレート総論
1. はじめに
2. 制電性付与技術とその評価方法
3. 帯電防止包装用フィルム
3.1 複合フィルム用ベースフィルム
3.2 複合フィルム用シーラント
3.3 繊維包装用フィルム
4. 電子部品用帯電防止フィルム等
4.1 静電気シールド袋
4.2 帯電防止粘着テープ
4.3 静電気シールド熱成形用シート等
5. 工業用高性能帯電防止フィルム等
5.1 高性能帯電防止フィルム・シート
5.2 高性能帯電防止プレート
6. 永久制電性プレート
6.1 永久制電性樹脂
6.2 永久制電性プレート
7. 写真フィルムの帯電防止
7.1 写真フィルムの構成
7.2 写真フィルム用ベース
7.3 フィルムベースの帯電防止
7.4 乳剤層に対する帯電防止策
8. 導電可塑剤と塩化ビニルシート
8.1 導電化剤とは
8.2 セキスイ導電化剤の特徴
8.3 可塑化塩ビシートとしての性能
8.4 導電化剤の用途と今後の課題
9. おわりに

第11章 フィルム用塗布型透明帯電防止塗料
1. はじめに
2. 導電機構について
2.1 高抵抗領域の帯電防止機構
2.2 導電性フィラーによる低抵抗領域での導電機構
3. 透明性について
4. 応用例
4.1 静電記録
4.2 帯電防止
4.3 除電フィルム
4.4 光磁気ディスクの保護コート
4.5 ELP電極
5. おわりに

第12章 IC包装材料
1. はじめに
2. ICパッケージの形状
2.1 挿入実装型ICと表面実装型IC
2.2 表面実装型ICのI/Oのリード形状とICの種類
3. IC包装及びIC包装材料の最近の動向
3.1 IC包装の機能
3.2 ICの包装仕様
3.2.1 マガジン包装
3.2.2 トレー包装
3.2.3 テーピング包装
3.2.4 防湿包装
3.2.5 高分子材料/導電性カーボンブラック複合材料
4. IC包装材料の配意器物対策
4.1 減量化
4.2 使用済みIC包装材料の再使用化(リユース)
4.3 資源再活用(他用途へのリサイクル)
5. おわりに

第13章 テープ
1. はじめに
2. カーボン系両面粘着テープ
3. 金属箔を支持体にした導電両面粘着テープ
4. 銅箔テープ/導電ワッシャー
5. キャリアテープ
6. ウェハダイシング用テープ

第14章 塗料
1. はじめに
2. 塗料の電気機能別分類
3. 帯電防止塗料とは
3.1 表面電気抵抗値による分類
3.2 導電フィラーの種類による分類
3.3 バインダーの種類による分類
3.4 仕上がり状態による分類
3.5 造膜法による分類
4. 美装型帯電防止塗料
4.1 プラスチック用
4.2 金属用
4.3 コンクリート用
5. 透明型帯電防止塗料
6. 低電蝕型帯電防止塗料
7. 着磁しない帯電防止塗料
8. ケミカルコンタミの無い帯電防止塗料
9. 帯電防止塗料の応用例
9.1 電子写真記録
9.2 児童教育絵本のスイッチ
9.3 タッチスイッチ
9.4 印刷可能インク
9.5 面発熱体
9.6 めっきプライマー
9.7 電着塗装プライマー
9.8 電気防蝕
9.9 電池の蓄電能力のアップ
9.10 船底防汚
10. 帯電防止の効果
11. 帯電防止塗装
12. 今後の帯電防止塗料

第15章 接着剤・シーリング剤
1. 導電タイル用接着剤
2. フリーアクセスフロアー支持脚用
3. パーテーション用シーリング材
4. パッキング材

第16章 複写機用導電性天板硝子
1. はじめに
2. ADFを装着した複写機の概略
3. 複写機導電性天板硝子に求められる機能と対応可能な導電性薄膜
4. 塗布法帯電防止薄膜の材料設計
4.1 導電性微粒子
4.2 マトリックス
4.3 酸化錫微粒子の安定化
5. 塗布方法
6. 導電性薄膜の構成と導電膜の物性
6.1 導電膜の強度
6.2 表面平滑性
7. 光透過率
8. おわりに

第17章 ブラウン管用帯電防止コーティング
1. ブラウン管用帯電防止コーティングの必要性
2. 帯電防止コーティングの形成法
2.1 ゾル-ゲル法
2.2 スパッタ法
3. ブラウン管表面コーティングの実用例
3.1 テレビ用ブラウン管表面コーティング
3.1.1 ASCOAT
3.1.2 ARASCOAT
3.1.3 黒色ARASCOAT
3.1.4 着色コーティング
3.2 コンピュータディスプレイ用ブラウン管表面コーティング
3.2.1 シリカコート
3.2.2 ARパネル
3.2.3 AGRASCOAT
4. まとめ

第18章 OA・通信機器のハウジング材料
1. はじめに
2. OA・通信機器ハウジング材料の要求特性
3. パソコンハウジングについて
4. 通信機器ハウジング材料について
5. 今後の技術動向

第19章 クリーンルーム内装材
1. はじめに
2. プラスチック材料
2.1 静電気拡散性材料
2.2 表面抵抗率の推奨値
2.3 要求性能の決定基準
2.4 帯電防止製品の摩擦試験
2.5 接地が重要
2.6 表面抵抗率と電位減衰の実際
2.7 部材サイズが大きい場合
2.8 摩擦によるピーク電位
2.9 湿度に依存するタイプもある
2.10 プラスチック材料のまとめ
3. 塗装鋼鈑,化粧ボード
3.1 表面電位の実測例
3.2 帯電電位が低い理由
3.3 塗装鋼鈑・化粧ボード壁のまとめ
4. 気流による帯電はない
4.1 気流による帯電の疑い
4.2 静置ウェハは気流によって帯電しない
4.3 低湿度環境下で高速気流を当てても帯電は生じない
4.4 ダクト内気流はイオン化されなかった
4.5 気流では直接摩擦出来ない
4.6 スピン帯電は,純水に起因した帯電
4.7 気流帯電実験のまとめ

第20章 紙製品(OA用・情報記録紙)
1. はじめに
2. 静電気の発生要因
2.1 静電気の発生過程
2.2 静電気発生の要因
3. 静電気の及ぼす影響力
3.1 力学現象
3.2 放電現象
3.3 帯電性と電気物性
4. 紙の構成と製造,仕上げ工程
4.1 紙の構成
4.2 紙の製造工程
4.3 紙の仕上げ工程
5. 紙の製造工程における帯電と静電気対策
5.1 紙製造関連における帯電と静電気障害
5.2 紙製造関連の静電気対策
6. OAプリンター,複写機における紙の帯電と静電気対策
6.1 OAプリンター,複写機の分類
6.2 OAプリンター,複写機での紙の静電気障害
7. 特許からみたOA用・情報記録紙の静電気障害と帯電防止技術
7.1 帯電防止技術の概要
7.2 OA用・情報記録紙の静電気的な課題と帯電防止技術特許
8. おわりに

第21章 繊維(製品)
1. 序論,繊維の帯電防止
2. 紡績油剤,紡糸油剤による帯電防止
2.1 綿紡績の帯電防止
2.2 羊毛紡績油剤
2.3 ポリエステルステープル油剤
2.4 アクリルステープル油剤
2.5 ポリエステル,ナイロンフィラメント(生糸)用油剤
2.6 ポリエステル,ナイロンフィラメント仮撚用油剤
3. 布の仕上げ加工(後加工)による帯電防止
3.1 一時的帯電防止加工
3.2 耐久(持久)的帯電防止加工
4. 合成繊維への帯電防止剤の混合紡糸
4.1 ポリエステルへの制電剤の混合紡糸
4.2 ナイロンへの制電剤の混合紡糸
4.3 アクリルへの制電剤の混合紡糸
5. 導電繊維の混用による帯電防止
5.1 導電繊維の使用法
6. 編織物の帯電性の測定と評価

第22章 ゴム・エストラマー
1. はじめに
2. 導電性ゴムの歴史
3. 送電制ゴムの種類
4. 帯電防止用ゴム製品
5. 導電性ゴムの製造方法
5.1 導電性フィラー
5.2 導電性ゴムの加工技術
6. 複合導電性ゴムの導電機構
7. おわりに