キーワード:
ドラッグデリバリー / DDS / 低分子医薬 / 中分子医薬 / バイオ医薬 / タンパク質製剤 / 抗体医薬 / 核酸医薬 / ペプチド医薬 / 細胞治療 / 遺伝子治療薬 / 経口投与 / 経皮投与 / 吸入投与 / 経鼻投与 / 点眼投与
刊行にあたって
DDSの概念が提唱されたのは1970年代です。ALZA社(後にJ & J社に買収された)では、DDSの主要コンポーネントを「薬物、レートコントローラ、エネルギー源を含む薬物送達モジュール」と定義しました。同社は多数のDDS関連特許権を取得し世界中でその技術が利用されています。
DDSの概念が定義されて以降、国内外で様々なDDS製剤が開発されました。近年ではNovo Nordisk A/Sが開発した世界初となる経口GLP-1(glucagon-like peptide-1)アナログ製剤が2019年に米国で承認されて話題となりました。それまでGLP-1アナログ製剤は注射のみであったため、経口剤の登場は多くの糖尿病患者の福音となりました。その翌年には世界初のmRNA製剤となるCOVID-19用ワクチンが承認されましたが、これにもDDS用の脂質ナノ粒子が寄与しています。
本調査レポートでは、DDS技術を開発する世界の82機関(ベンチャー81社、アカデミア1機関)を紹介しています。
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Ⅰ章 ドラッグデリバリーシステム(DDS)の概要と変遷
1.ドラッグデリバリーシステムの概要
(1)ドラッグデリバリーシステムの目的とメリット
(2)ドラッグデリバリーシステムの開発
(3)DDSの種類
2.医薬品モダリティ別の課題と戦略
(1)低分子
(2)ペプチド・タンパク質
(3)抗体
(4)オリゴ核酸、mRNA、遺伝子
(5)細胞
3.ドラッグデリバリーシステムの変遷
Ⅱ章 ドラッグデリバリーシステムの新規技術
1.経口投与
(1)ペプチドの経口投与
(2)タンパク質、抗体の経口投与
2.経皮投与
(1)低分子の経皮投与
(2)高分子、他の経皮投与
3.吸入投与
4.経鼻投与
5.点眼投与
6.デバイス
7.オリゴ核酸
8.mRNA
9.遺伝子
10.その他
(1)低分子、低分子+高分子
(2)タンパク質
Ⅲ章 企業個票
掲載機関(企業81社、アカデミア1機関)の開発パイプライン一覧
82機関(ベンチャー81社、アカデミア1機関)の個票
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