カテゴリ

  • 近日発売の新刊情報
  • CMCeBOOK

月刊BIOINDUSTRY 2023年4月号

こちらは雑誌版(紙媒体)の商品注文ページです。

※月刊BIOINDUSTRYは2022年6月号より紙媒体の「雑誌版」と電子媒体の「DL版」の2プランにて販売しております。

DL版(税込4,950円)をお求めの方は 電子書籍専用販売サイト「CMCeBook」 よりご注文ください。DL版のご注文はコチラ(別サイトに移動します)

商品コード:
I2304
発行日:
2023年4月12日
体裁:
B5判
ISSNコード:
0910-6545
価格(税込):
5,280
ポイント: 48 Pt
関連カテゴリ:
雑誌・定期刊行物
雑誌・定期刊行物 > 月刊バイオインダストリー

Review

この商品に対するご感想をぜひお寄せください。

キーワード:

細胞接着/水素治療/酵母/金属/穀物/フィブロイン

著者一覧

吉永萌華 東京農工大学
寺 正行 東京農工大学
山口淳一 神奈川工科大学
宮川路子 法政大学
山本兼由 法政大学
テティ マリエンティ 東京都立大学
恩田伸乃佳 東京都立大学
岡本龍史 東京都立大学
樽谷英賢 鳥取大学
石井孝佳 鳥取大学
岡久陽子 京都工芸繊維大学
丸山竜人 東京工科大学
杉山友康 東京工科大学

目次 +   クリックで目次を表示


---------------------------------------------------------------------

BIO REVIEW

---------------------------------------------------------------------

イオン対形成駆動型ダブルクリック反応による生細胞接着技術の開発
Development of Ion‒pair Driven Double Click Reagents and Their Application to Cell‒cell Crosslinking

 生細胞と基質や他の細胞とを架橋する技術では,標的細胞の性質を維持するために高い反応速度が要求される。本稿ではアジド2分子を自発的に連結可能な水溶性ジベンゾシクロオクタジインの側鎖が連結反応速度に及ぼす影響の解析と,それに立脚した細胞-低分子,-基材,-細胞の高速な架橋反応について紹介する。

【目次】
1 はじめに
2 WS-CODYの開発
3 WS-CODYとアジド低分子との反応性解析
4 WS-CODYを用いた生細胞表面修飾
5 WS-CODYによる細胞-ガラス基材接着
6 WS-CODYによる細胞-細胞クロスリンク
7 おわりに

-------------------------------------------------------------------------

ヒダントイン誘導体の合成法と誘導化法
Synthetic and Derivarization Methods for Hydantoin Derivatives

 ヒダントインを基本骨格とするヒダントイン誘導体は生物活性を示すものが多く,医薬品開発の基本骨格として利用されてきた。ヒダントイン誘導体の変換法は古くから報告がされており,2つの手法に大別できる。また,ヒダントイン誘導体の置換基を導入する手法についても並行して検討がなされており,位置選択的な導入法が報告されている。本稿では,それぞれの合成手法の特長等について概説する。

【目次】
1 はじめに
2 生物活性を示すヒダントイン誘導体あるいはヒダントイン部を有する医薬品例
2.1 抗けいれん薬
2.2 抗がん活性
2.3 抗炎症
2.4 抗バクテリアおよび筋弛緩剤
3 ヒダントイン誘導体の合成法
3.1 置換ヒダントインの合成法
3.2 多置換ヒダントインの合成法
4 ヒダントイン誘導体の誘導化法
4.1 ヒダントイン1位における誘導化法
4.2 ヒダントイン3位における誘導化法
4.3 ヒダントイン5位における誘導化法
4.4 マルチポジションでの誘導化法
5 まとめ

-----------------------------------------------------------------------

水素・栄養療法のすすめがんの放射線治療に対する水素ビタミンC併用療法:宮川メソッド
Recommendations for Hydrogen and Nutritional Therapy.Hydrogen Vitamin C Combination Therapy for Radiation Therapy of Cancer

 水素とビタミンCはそれぞれ,研究によって多くの健康効果が確認されている。この2つを組み合わせる水素ビタミンC併用療法は様々な疾患に対する効果を発揮できると考えられる。特にがん治療においては,抗がん剤,放射線治療の副作用を軽減し,さらに直接的な抗がん効果も期待されており,どちらもほとんど副作用がなく,比較的安価で導入が可能である。本稿では,水素・栄養療法,そしてとくに水素ビタミンC併用療法について紹介する。

【目次】
1 はじめに
2 水素・栄養療法 健康づくりの3本柱:栄養摂取,腸活,血管活
3 水素の健康効果
3.1 水素は腸内でつくられる〜百寿者の健康と水素〜
3.2 水素の効用と,効果が期待できる疾患
3.3 水素の抗がん効果
4 水素ビタミンC併用療:宮川メソッド
4.1 父の放射線治療における障害抑制効果
4.2 水素ビタミンC併用療法の基礎研究
4.3 水素ビタミンC併用療法のがん予防効果
4.4 水素ビタミンC併用療法によるがん治療の副作用軽減効果
4.5 水素ビタミンC併用療法の取り入れ方

-------------------------------------------------------------------------

HoSeI法による大腸菌ゲノムデザインとその金属資源化への応用
Genome Design of Escherichia coli by the Genome Editing HoSeI(Homologous Sequence Integration)Method for Creation of Metal Resource

 マーカー遺伝子が不要なゲノム編集HoSeI法により,大腸菌ゲノム上で複数の遺伝子を改変させるゲノムデザインが可能となった。この技術によって,パラジウム蓄積能を高めたゲノム編集大腸菌を単離した。HoSeI法を解説するとともに,希薄金属環境からゲノム編集大腸菌に金属濃縮させる新しい金属資源化について紹介する。

【目次】
1 はじめに
2 大腸菌ゲノムを改変する技術開発
3 大腸菌ゲノムを複数編集できるHoSeI法
4 ゲノム改変大腸菌をもちいたパラジウム資源化
5 おわりに

-------------------------------------------------------------------------

イネコムギとトウモロコシコムギ:三大穀物間における遺伝資源の相互利用
Oryzawheat and Zeawheat:Mutual Utilization of Genetic Resources Among The Three Major Cereal Crops

 世界の穀物生産の約9割はイネ,コムギ,トウモロコシの三大穀物で占められているが,それはこれら作物の農業上の遺伝的特性が特に秀でているからであり,また,三大穀物間における環境耐性能も大きく異なる。これらのことから,三大穀物の遺伝資源を相互活用した新作物の作出が待ち望まれている。本稿では,我々が最近創出に成功した三大穀物間の交雑作物,イネコムギおよびトウモロコシコムギ,に関して報告したい。

【目次】
1 はじめに
2 顕微授精法による生殖的隔離機構の克服
3 イネコムギ(Oryzawheat)の作出,ゲノム組成,形質評価
4 トウモロコシコムギ(Zeawheat)の作出
5 おわりに

------------------------------------------------------------------------

医療・食品用途を指向した機械解繊シルクフィブロインナノファイバー複合材料の開発
Silk‒fibroin Nanofiber Reinforced Composites for Medical and Food Applications

 フィブロインとは繊維状のタンパク質の一種で,カイコの繭の主要成分である。機械解繊という手法を用いて製造されるフィブロインナノファイバーは,天然の結晶形態を維持しており,力学物性や耐熱性に優れる。本稿では,これまでに明らかになった機械解繊フィブロインナノファイバーの基礎物性と補強用繊維としての機能について紹介する。

【目次】
1 はじめに
2 機械解繊フィブロインナノファイバー
3 キトサン・フィブロインナノファイバー複合フィルム・ゲル
4 ゼラチン・フィブロインナノファイバー複合フィルム・ゲル
5 おわりに

-------------------------------------------------------------------------

痛み止め医薬品「セレコキシブ」の新たな抗がん作用機構を発見〜ミトコンドリアを介したがん細胞死誘導のメカニズム検証〜
Effects of the Anti‒inflammatory Drug Celecoxib on Cell Death Signaling Via Mitochondria

 セレコキシブはシクロオキシゲナーゼ-2(COX-2)を選択的に阻害する非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)であり,ロキソプロフェンやアセトアミノフェンと共に代表的な痛み止め医薬品として知られている。一方,セレコキシブは抗がん作用を有することも注目されているが,その分子機構については十分に解明されていない。そこで,セレコキシブの抗がん作用における新たな知見を得ることを試みた。

【目次】
1 はじめに
2 ミトコンドリア膜電位
3 セレコキシブがミトコンドリアに与える影響
4 TMEM117の発現変動がミトコンドリアに与える影響
5 おわりに

---------------------------------------------------------------------

BIO BUSINESS

---------------------------------------------------------------------

抗菌・防カビ剤工業

 抗菌・防カビ剤や防腐剤,防虫剤,忌避剤,木材防カビ剤はバイオサイドと呼ばれ,身近な日常品から医療・衛生用品,工業製品まで幅広い分野で使用されている。1990 年代半ばに抗菌ブームが巻き起こった我が国では,抗菌加工製品の市場規模はすでに1 兆円を超えている。特に新型コロナウイルス蔓延以降は,抗ウイルス作用に注目が集まり,非常に速いスピードでの市場が成長している。

【目次】
1 概要
2 抗菌剤の種類
3 用途
4 メーカー動向

---------------------------------------------------------------------

健康食品・機能性食品工業

 2021 年度の特定保健用食品(トクホ)市場規模は5,510 億円(前年比98.2%)と推定され,市場は縮小傾向にある。新型コロナウイルスへの抵抗力向上目的で乳酸菌関連が,また外出自粛により生活習慣病関連商品の需要が高まったが,全体としては新製品開発の停滞,機能性表示食品への移行等がマイナスに影響した。一方,機能性表示食品の市場規模は4,266 億円(前年度比130.0%)と推定され,前年に引き続き市場は大きく拡大した。コロナ禍の影響により,生活習慣病対策関連や抗ストレス・睡眠改善関連商品が市場をけん引した。2021 年度は全体的な届出件数の増加に加え,「健康な人の免疫機能の維持」ほかいくつかの新規機能性の届出が認可され,トクホに代わり機能性表示食品を活用する動きはさらに加速している。

【目次】
1 健康食品と機能性食品
2 トクホ市場動向
3 機能性表示食品市場動向
4 健康食品の機能別市場動向

---------------------------------------------------------------------

産業用酵素工業

 産業用酵素は食品,洗剤,医薬,試薬など広範な分野で利用されている。その市場規模を正確に把握することは非常に難しいとされているが,2021 年の世界市場は推計で7,300億円と推計される。さらに2025 年には1 兆円を超え,年6.6%の成長が予測されている。このような市場環境の中,わが国でも遺伝子組換え技術によるGMO 酵素が,環境問題やバイオエタノール需要の増加などの流れを受けて拡大を続けている。産業用酵素の利用分野では,エコロジー,エネルギー,ファインケミカル,食品・飲料分野などでの伸びが今後も期待され,

【目次】
1 酵素の市場概況
2 産業用酵素の市場
3 メーカー動向

---------------------------------------------------------------------

BIO PRODUCTS

---------------------------------------------------------------------

システインプロテアーゼ(Cysteine protease)


リポキシゲナーゼ(Lipoxygenase)

関連商品

月刊BIOINDUSTRY 年間購読(12冊)

価格(税込): 66,000 円

フェムテック市場の展望

価格(税込): 88,000 円

発酵化粧品の開発と市場

価格(税込): 88,000 円

発酵・醸造食品の最前線II

価格(税込): 58,300 円

この商品を買った人はこちらの商品も購入しています。

きのこの生物活性と応用展開

価格(税込): 60,500 円