キーワード:
グレー水素 / ブルー水素 / グリーン水素 / 水素エコノミー / 制限酵素 / ゲノム編集技術 / クリスパーキャス / 緑茶 / 抗肥満作用 / バイオベースプラスチック / セルロースナノファイバー / バイオマス / L-プロリノール / メタン発酵施設 / FIT / バイオガスプラント / 燃料電池 / カーボンニュートラル / 燃料電池自動車
著者一覧
井原一高 神戸大学
吉田 弦 神戸大学
アンディア フェトラ (国研)農業・食品産業技術総合研究機構
弓削太郎 (有)レチェール・ユゲ
弓削忠生 (有)箕谷酪農場
梅津一孝 帯広畜産大学名誉教授
菅沼学史 北海道大学
芦澤里樹 山梨県産業技術センター
森長久豊 山梨大学
竹下尚男 花王(株)
岡本裕之 (国研)水産研究・教育機構
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BIO ENERGY
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燃料電池開発動向と水素エネルギー
Fuel Cell Development Trends and Hydrogen Energy
燃料電池の歴史的背景と,近年の温室効果ガス排出量削減に関する取り組みに関連して,カーボンニュートラルを目指した燃料電池の役割,特に定置用燃料電池と燃料電池自動車について近年の取り組み状況を示す。更には,これらの取り組みを実現するための技術的課題と課題解決がどの程度進んでいるかを解説する。
【目次】
1 はじめに
2 国内外のエネルギーを取り巻く状況
3 定置用燃料電池の状況
4 燃料電池自動車の状況
5 燃料電池の技術開発課題
6 おわりに
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地域分散バイオマスのための小型メタン発酵装置の開発とエネルギー利用
Development of a Small Anaerobic Digester and Energy Utilization for Decentralized Biomass
【目次】
1 はじめに
2 小型メタン発酵装置の概要
3 バイオガスユニットの長期運転
4 バイオガスの熱エネルギー利用
5 バイオ液肥の活用
6 まとめ
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BIO REVIEW
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水素化触媒を利用したアミノ酸からグリーン化学品の製造
Production of Green Chemicals from Amino Acids Using Hydrogenation Catalysts
再生可能なバイオマスから製造されるアミノ酸は含窒素化学品の原料になると考え,温和条件で目的生成物を合成する固体触媒プロセスを構築した。本稿ではグルタミン酸から間接的脱炭酸により2‒ピロリドンを生成する反応とL‒プロリンからラセミ化せずにL‒プロリノールへ水素化する反応について概説する。
【目次】
1 緒言
2 グルタミン酸からワンポットで2-ピロリドンを合成
3 貴金属系複合触媒によるL-プロリンの水素化
4 おわりに
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果樹搾りかすから作るバイオベースプラスチックと補強材の複合体
Fabrication of Bio-Based Plastics Reinforced with Cellulose Nanofiber from Fruit Pomace
農業や工業生産活動において様々な廃棄物が排出されている。循環型の社会形成が求められる昨今、我々は農産廃棄物のなかでも果樹残渣に着目し、これらの高付加価値化を目的にバイオベースプラスチックと補強材となるセルロースナノファイバーの調製および複合化を行ってきた。本稿では、これまで得られた知見について紹介する。
【目次】
1 カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミー
2 バイオベースプラスチック
3 柑橘由来バイオベースプラスチック
4 セルロースナノファイバー(CNF)
5 セルロースナノファイバー調製における疎水性と解繊性の両立
6 ブドウ搾りかすからのセルロースナノファイバー調製
7 柑橘由来エポキシ樹脂とブドウ搾りかすセルロースナノファイバーの複合化
8 まとめ
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エネルギー代謝研究にもとづく茶カテキンの抗肥満効果
Anti‒Obesity Effect of Tea Catechins Based on Energy Metabolism Research
古来より伝統的に飲用されてきた緑茶には,さまざまな健康機能が報告されている。しかしながら,緑茶の抗肥満作用が科学的に本格的に検証されたのは,実はここ20~30年間にかけてのことである。肥満は今や,深刻な健康課題であり,本報では,エネルギー代謝の見地から茶カテキンの脂肪の消費作用について概説する。
【目次】
1 はじめに
2 茶カテキン含有飲料の開発
3 抗肥満作用に関する基礎的研究
4 ヒトのエネルギー代謝研究
4. 1 食事誘導性熱産生
4. 2 身体活動時の脂肪代謝
4. 3 褐色脂肪における代謝的熱産生
5 おわりに
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ゲノム編集魚の作出技術とその規制
Production and Legal Regulation of Genome‒Edited Fish
【目次】
1 魚類のゲノム編集技術
1. 1 クリスパーキャスの登場
1. 2 受精卵を用いたゲノム編集
1. 3 ゲノム編集ツールの導入時期の検討
1. 4 クリスパーキャスによるゲノム編集
1. 5 交配による変異の固定と均一化
1. 6 国内および海外のゲノム編集魚
2 ゲノム編集魚の取り扱い規制
2. 1 利用目的に応じたゲノム編集魚の届出
2. 2 事前相談における確認項目
2. 3 ゲノム編集魚の食品衛生上の取扱の整理
2. 4 ゲノム編集生物の後代交配種の取扱い
2. 5 ゲノム編集技術応用食品の表示
3 まとめ
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BIO BUSINESS
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生分解性プラスチック(微生物生産,天然系,化学合成系)の動向
生分解性プラスチックおよびバイオマスプラスチックは一定の管理された循環システムの中でそれぞれの特性を生かし,プラスチックに起因するさまざまな問題の改善に寄与している。これらを総称してバイオプラスチックと呼ぶ。生分解性プラスチックは「自然環境中の微生物の作用により生分解して水と二酸化炭素,あるいは嫌気的条件下でメタン(CH4)になるという特性を有するプラスチック」で,微生物産生系,天然系,化学合成系の3種類が存在する。生分解性プラスチックのうち,有機資源由来物質を原料とする微生物産生系および天然系はバイオマスプラスチックに分類されている。また,化学合成系には出発原料が有機資源(バイオマス)由来のものと化石資源(石油)由来のものがあり,日本国内ではバイオマス由来成分と石油由来成分をブレンドしたもの,化学合成したものもバイオマスプラスチックと呼んでいる。また,バイオマスプラスチックには非生分解性の製品も数多く開発されており,市場に供給されている。近年はさまざまな生分解性プラスチックが開発されており,微生物産生系,天然系,化学合成系の3種類に分類されている。
【目次】
1 微生物産生系生分解性プラスチック
2 天然系生分解性プラスチック
3 化学合成系生分解性プラスチック
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水素エネルギーをとりまく現状
3 燃料電池 4 グリーンスチール 5 褐炭水素プロジェクト
【目次】
3 燃料電池
3. 1 燃料電池の概要
3. 2 燃料電池自動車
3. 3 純水素燃料電池
3. 4 水素サプライチェーンの構築
4 グリーンスチール
5 褐炭水素プロジェクト
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