キーワード:
繊維 / セルロースナノファイバー / ポリエステル繊維 / グラフト重合 / 消臭繊維 / 親水性 / 不織布 / 光触媒 / ポリマー設計 / 抗ウイルス / 抗菌 / 天然繊維
著者一覧
勝田大士 東レ(株)
牧野正孝 東レ(株)
加藤泰美 日清紡テキスタイル(株)
安田柚里 日清紡テキスタイル(株)
森川 豊 あいち産業科学技術総合センター
伊藤雅子 あいち産業科学技術総合センター
雨宮敏子 お茶の水女子大学
瀬古典明 (国研)量子科学技術研究開発機構
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【特集】未来を紡ぐ高機能・高性能繊維の最新研究
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光触媒機能を付与した衣料用ポリエステル繊維
Polyester Fibers for Clothing with Photocatalytic Properties
繊維のデザインは目に鮮やかなファッション分野に限らない。直径が数十μmの繊維表面を,分子構造や官能基に基づいて精密にデザインすると,親水/疎水性などの機能に加えて,光や電磁気などの刺激に応答した機能性繊維が生まれる。本稿では衣料用の光触媒機能に焦点を絞り,反応機構に基づいた設計とそれを具現化する表面修飾の手法を紹介する。
【目次】
1 はじめに
2 光触媒反応の原理
3 光触媒繊維の設計指針
4 光触媒を担持したポリエステル繊維
5 おわりに
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親水性が持続する不織布のためのポリマー設計
Polymer Design for Persistently Hydrophilic Spunbonded Nonwoven Fabric
スパンボンド不織布は,衛生材料から農業資材まで幅広い分野で使用される繊維素材である。親水性が必要な用途においてはスパンボンド不織布を親水化して用いているが,従来の親水化処理方法では,繰り返しの通水後に親水性を持続させることが困難であった。そこで,原料となるポリマーの親水化を着想し,新たなポリマー設計により親水持続性スパンボンド不織布を実現するに至った。
【目次】
1 はじめに
2 親水持続性スパンボンド不織布の課題とコンセプト
3 ポリマー設計
4 親水持続性スパンボンドの性能評価
5 おわりに
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セルロースナノファイバーを含有する繊維処理剤の開発
Development of Textile Treatment Agent Containing Cellulose Nano-fiber(CNF)
繊維業界における環境に配慮した事業を目的に,植物素材の綿繊維を高機能化する技術開発を行った。本稿では,綿繊維のナノファイバーCoNF(Cotton nano-fiber)を機械製造する技術を記載する。また,ナノファイバーの応用例として,繊維製品の豊かな風合いを維持する抗菌剤開発と製品化事例を紹介する。
【目次】
1 はじめに
2.1 高圧ジェットミルによるCNFの機械加工
2.2 綿のナノファイバーCoNF(Cotton nano-fiber)加工
3.1 CNFを含有する繊維処理剤
3.2 抗菌処理のスケールアップと抗菌性繊維製品
4 おわりに
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消臭繊維による悪臭除去
Odor Removal by Deodorant Functional Fibers
生活における快適性への欲求の高まりから,近年においの問題に注目が集まっている。特に,清潔志向の強い日本では消臭に対する関心が高く,多種多様な消臭関連製品が存在する。ここでは,消臭機能を繊維に付与する意義や,古来の染色技法を現代の消臭繊維開発に応用した事例とその消臭機構を中心に述べる。
【目次】
1 はじめに
2 においについて
3 悪臭除去の方法
4 担体としての繊維の利点
5 調製した消臭繊維の例
5.1 銅媒染染色綿布によるチオール除去
5.2 塩基性染料染色羊毛布によるチオール除去
5.3 セルロースナノクリスタル加工布によるアンモニア除去
6 おわりに
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繊維に抗ウイルス機能を持たせる量子ビームグラフト重合技術
Quantum Beam Graft Polymerization Technology for the Creation of Fibers with Antiviral Properties
量子ビームを活用するグラフト重合技術は,既存の高分子材料に所望の機能を容易に付与することができる。この技術は,触媒が不要な高分子重合を可能とするため,人の生活に密着した材料として作っても安心して使うことができる。本編では本技術を用いて開発した抗菌・抗ウイルス性材料に関する内容について紹介する。
【目次】
1 はじめに
2 量子ビーム
3 繊維と量子ビームのコラボレーション
3.1 抗菌機能を付与した放射性セシウム除去フィルター
3.2 SARS-CoV-2抗ウイルスグラフト繊維の開発
4 おわりに
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[マーケット情報]
スポーツ関連プロテイン市場・健康関連プロテイン市場の動向(1)
【目次】
1 概要
2 プロテイン市場の動向
2.1 概要
2.2 ホエイプロテイン
2.3 カゼインプロテイン
2.4 大豆(ソイ)プロテイン
2.5 ジュニア向けプロテイン
2.6 女性向けプロテイン
2.7 シニアプロテイン
2.8 プロテインメーカーと主要製品
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[マーケット情報]
電池用材料・ケミカルスの市場動向
2022年の一次電池・二次電池の合計出荷数量は39億個となった(2022年からは二次電池のアルカリ蓄電池とニッケル水素電池が統計から除外された)。二次電池は,2010年の民生需要の回復,車載用リチウムイオン電池市場の立ち上がりなどにより,高い成長を達成していたが,2011年の東日本大震災の影響により,生産量が減少した。現在では環境負荷軽減の要請が高く,今後もHV,EV車需要の拡大とそれに伴う二次電池の需要増加が期待されている。一方,一次電池は環境負荷軽減や二酸化炭素排出削減対策として,二次電池へのシフトが起こっており,低い水準で推移している。電池用構成材料は,電気自動車向けの需要がより拡大しているリチウムイオン電池向けの構成材料に大きな期待が寄せられている。
【目次】
1 電池市場の概要
2 開発動向と構成材料
3 二次電池構成材料の市場動向
3.1 リチウムイオン電池構成材料の市場
3.2 ニッケル水素電池構成材料の市場
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[ケミカルプロフィル]
2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸(2-Acrylamido-2-methylpropanesulfonic acid)
アジピン酸(Adipic acid)
カプロラクタム(Caprolactam)
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[ニュースダイジェスト]
・海外編
・国内編
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