キーワード:
3次元加飾 / 曲面対応 / フレキシブル化 / ハードコート設計 / ハイブリット系 / / フレキシブルディスプレイ / モバイルアプリケーションのフィルム用途 / 自動車での塗装代替加飾用途 / ハードコート劣化機構
著者一覧
(兼務 (株)ケミカル 元住化バイエルウレタン)
山田 保治 神奈川大学 工学研究所 客員教授
佐内 康之 東亞合成(株) 名古屋工場 生産技術グループ
朝田 泰広 大成ファインケミカル(株) 技術グループ
阪内 敦子 日本合成化学(株) 研究開発本部 中央研究所
猿渡 欣幸 大阪有機化学工業(株) 機能化学品部 課長
佐熊 範和 アトミクス(株) 機能材料部 主幹・マネージャー
柴田 薫 日本化工塗料(株) 高機能性製品事業本部 部長
谷口 孝 ティーエーケミカル(株) 顧問 博士(工学)
村口 良 日揮触媒化成(株) ファイン研究所 所長
箱嶋 夕子 日揮触媒化成(株) ファイン研究所 MM第二研究グループ
岩井 和史 (株)レニアス 管理本部 開発室
目次 + クリックで目次を表示
■ペースフィルム・基材にハートコートをくっつけるためのプライマー層の選定、要求特性、膜厚、基材との組み合わせによる反り、硬化収縮対策のキーポイントとは?
■意外と難しいハードコートの高伸度と薬品性を両立する設計!ベース樹脂となるモノマー・オリゴマー選定と、組み合わせる添加剤の選定法とその基準!樹脂フォーミュレーションの最適化を図る際に重要な指標とは!
■ウェアラブルやモバイル曲面対応等で注目度が高まるフレキシブルディスプレイに対応する高硬度と高屈曲性ハードコートの設計!
■モバイルアプリケーションのフィルム用途における設計から、注目の自動車での塗装代替加飾用途、内装、ヘッドランプなど多岐にわたる応用展開も網羅!
■ハードコートの硬度、耐傷、耐擦傷性試験評価法、耐候性を通じてみるハードコート劣化機構とは?
<内容>
第1章 ハードコート技術における市場動向と将来展望
はじめに
1.ハードとソフト
2.ハードコートの歴史
3.ハードコートの現状
3-1 ハードコート概略
3-2 シリコーン系ハードコート
3-3 UV硬化系ハードコート
3-4 ハイブリッド型ハードコート
3-5 ハードコートの設計、材料、配合
4.ハードコートの市場概要
5.ハードコート材料の技術動向
6.機能性付与と市場
6-1 更なる耐擦り傷性改良
6-1-1 高硬度獲得
6-1-2 自己修復性
6-2 光学特性
6-3 耐汚染性・耐指紋性
6-4 高耐久性のポイント・特性
7.今後の方向性
第2章 ハードコート最適制御法としての各種添加剤を用いた設計技術
第1節 ハードコートにおけるフィラー均一分散技術
はじめに
1.ハードコート剤の種類と特徴
2.なぜ界面の制御が必要か
3.フィラーの均一分散技術
3-1 表面処理剤
3-2 表面処理剤の使用方法
3-3 フィラーの表面処理法
3-3-1 乾式法による表面処理
3-3-2 湿式法による表面処理
3-3-3 気相法による表面処理
4.フィラー含有ハードコート剤の調製
4-1 フィラー含有ハードコート剤の材料設計
4-2 フィラー含有ハードコート剤の構成成分
4-3 UV硬化型アクリル系コンポジットハードコート剤の調製
4-4 UV硬化型アクリル系ハイブリッドハードコート剤の調製
4-4-1 フィラー修飾法
4-4-2 モノマー修飾法
4-4-3 UV硬化型アクリル系ハイブリッドハードコートのフィラー分散状態
おわりに
第2節 ハードコート技術におけるプライマーの動向
1.ハードコート・プラスチック塗装の歴史
2.プラスチック用塗料の種類と分類・性能
2-1 塗膜層
2-2 バインダーの化学組成
2-3 硬化形式と硬化条件
2-4 塗装工程
2-5 塗膜性能
3.ハードコート・プライマーの現状
3-1 シリコーン系ハードコートのプライマー
3-2 UV硬化系ハードコートとプライマー
3-3 ハードコート・プライマーの設計、材料、配合
3-4 ハードコートの用途とプライマーへの要求性能
4.機能性ハードコートとそのプライマー系
4-1 高硬度獲得
4-2 光学特性
4-3 高耐久性の必要要項・特性
4-4 意匠性付与
おわりに
第3章 ハードコート用モノマー・オリゴマーとしての樹脂技術
第1節 UVハードコート用モノマー・オリゴマーの特徴と機能性付与
はじめに
1.一般的なハードコート材料の種類と特徴
2.基材に反りや変形をもたらす要因
3.ハードコート用モノマー・オリゴマーへの機能性付与
3-1 高耐候性ハードコート用モノマー・オリゴマー
3-2 防汚性ハードコート用モノマー・オリゴマー
3-3 ハードコート用モノマー・オリゴマーの屈折率調整
3-4 帯電防止用ハードコート用モノマー・オリゴマー
3-5 硬度と柔軟性を両立したモノマー・オリゴマー
おわりに
第2節 UVハードコート用アクリル樹脂の設計と各種機能性付与〜低収縮・密着不良の低減化〜
はじめに
1.UV硬化アクリルモノマー、オリゴマー
2.UV硬化アクリル樹脂の設計について
2-1 アクリルモノマー
2-2 アクリル樹脂の設計
2-3 UV硬化アクリル樹脂の合成
2-4 UV ラジカル硬化について
3.光学フィルム用向けUV アクリル樹脂の低収縮性を使用した例
3-1 反射防止フィルム
3-2 塗膜物性について
おわりに
第3節 UV硬化型ウレタンアクリレートオリゴマーの開発と高屈曲性ハードコートへの展開
はじめに
1.フレキシブルディスプレイの市場動向
2.UV硬化型樹脂とは
2-1 UV硬化型樹脂の構成
2-2 UV硬化型樹脂の種類と特徴
2-3 ウレタンアクリレートオリゴマーの設計
2-3-1 イソシアネート
2-3-2 ポリオール
2-3-3 アクリレート
3.ウレタンアクリレートオリゴマーの高屈曲性ハードコートへの展開
3-1 高屈曲性ハードコートへの要求物性
3-2 高屈曲性ハードコート「紫光TM UT?5670」「紫光TM UT?5671」
おわりに
第4節 デンドリマーおよびハイパーブランチオリゴマーのUV硬化材料への応用
1.デンドリマーおよびハイパーブランチポリマーについて
2.デンドリマーおよびハイパーブランチオリゴマーのUV硬化材料への応用
2-1 ハイパーブランチ型アクリルオリゴマー、STAR?501
2-2 硬化速度の向上
2-3 酸素阻害の抑制
2-4 高硬度と高柔軟性の両立
2-5 硬化収縮の低減
2-6 V#1000
おわりに
第4章 各種成形品・光学系部材事例に向けた高硬度ハードコートと各種機能性付与
第1節 フィルム成型用途に向けた無機・有機ハイブリットハードコートの設計
はじめに
1.機能性フィルム
2.無機・有機ハイブリッド
3.ハードコートの高機能化
4.さらなるハードコート化
4-1 表面処理
4-2 表面改質
4-3 ハイブリッドデュアル複合キュア
4-4 下地キャンセル仕様
5.UV硬化機能性ハイブリッド型ハードコート
5-1 UV硬化機能性ハイブリッド型ハードコート材(コンポブリッドR HUV)
5-2 IRカット機能
5-3 ブルーライトカット機能
5-4 低線膨張機能
5-5 熱バリヤー、屈折率制御機能
5-6 タックフリー機能
5-7 無溶剤UV硬化型耐熱性接着剤
6.ハードコートの変遷
7.3次元フィルム加工用ハードコート
7-1 3次元フィルム成型加工方法
7-2 金型内フィルム加飾成型システム
7-3 アフターキュア型無機・有機ハイブリッド型ハードコートの設計
おわりに
第2節 フィルム用UV硬化型機能性コーティング剤の開発動向
はじめに
1.低ギラツキアンチグレアコーティング剤
1-1 ギラツキとは
1-2 低ギラツキ化の改良概念
1-3 低ギラツキアンチグレアコーティング剤の塗料性状と塗膜物性
2.COP/COC用前処理フリーコーティング剤
2-1 COP/COC の特長と欠点
2-2 COP/COC用前処理フリーコーティング剤について
2-3 COP/COC用前処理フリーコーティング剤の塗料性状と塗膜物性
3.三次元加飾成形用高延伸コーティング剤
3-1 三次元加飾成形用高延伸コーティング剤の硬化塗膜の分子構造概説
3-2 三次元加飾成形用高延伸コーティング剤の一般性状と物性
おわりに
第3節 ポリシロキサン系ハードコート材料設計
はじめに
1.ハードコート材料の基礎
2.低温硬化ポリシロキサン系ハードコート材料
3.ポリシロキサン系ハードコート材料の反応収縮
4.分子内有機・無機ハイブリッド材料
5.不均一系有機・無機ハイブリッド材料
おわりに
第4節 有機-無機ハイブリッドハードコートの開発と応用展開
はじめに
1.有機無機ハイブリッドハードコートの設計
2.応用展開
2-1 低カール型ハードコート
2-2 超高硬度ハードコート
3.その他の応用例
3-1 アンチブロッキングハードコート
3-2 低接触角タイプハードコート
3-3 反射防止膜
3-4 帯電防止膜
おわりに
第5章 ハードコートの硬度・高耐候とその他の評価について
この商品を買った人はこちらの商品も購入しています。
ペロブスカイト太陽電池の最新開発・製造・評価・応用技術
価格(税込): 44,000 円
微生物を活用した有用物質の製造技術
価格(税込): 71,500 円
月刊機能材料 2023年8月号
価格(税込): 4,400 円
2019年版ファインケミカル年鑑
価格(税込): 77,000 円
ナノインプリント
価格(税込): 67,100 円
月刊機能材料 2022年5月号
価格(税込): 4,400 円
月刊ファインケミカル 2022年7月号
価格(税込): 7,700 円
放熱材料・部材技術の開発動向
価格(税込): 58,300 円