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CCS技術の新展開《普及版》

New Development of CCS Technologies(Popular Edition)

2011年刊「CCS技術の新展開」の普及版!
★国内外の開発動向から技術的内容まで、この一冊でCCSの全てがわかる!
★産学官の有識者7名による座談会『わが国でのCCSの課題と展望』を収録!!

【eBookご利用の注意点】をご覧いただき、電子版も是非ご利用ください。https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1027846316

商品コード:
B1239
監修:
茅 陽一
編集:
(財)地球環境産業技術研究機構
発行日:
2018年4月10日
体裁:
B5判・217頁
ISBNコード:
978-4-7813-1276-7
価格(税込):
4,730
ポイント: 43 Pt
関連カテゴリ:
地球環境
テクニカルライブラリシリーズ(普及版)

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キーワード:

地球温暖化防止/CO2削減/分離/化学吸収/物理吸収/燃焼前回収/燃焼後回収/膜分離/吸着/酸素燃焼/膜・吸着ハイブリッド/ケミカルルーピング/輸送/貯蔵メカニズム/モデリング/圧入/挙動シミュレーション/安全性/経済性

著者一覧


茅 陽一   (財)地球環境産業技術研究機構
高木正人   (財)地球環境産業技術研究機構
山地憲治   (財)地球環境産業技術研究機構
秋元圭吾   (財)地球環境産業技術研究機構
佐藤真樹   (財)地球環境産業技術研究機構
清水淳一   (財)地球環境産業技術研究機構
広田 健   (財)地球環境産業技術研究機構
風間伸吾   (財)地球環境産業技術研究機構
東井隆行   (財)地球環境産業技術研究機構
後藤和也   (財)地球環境産業技術研究機構
大野拓也   日揮㈱
甲斐照彦   (財)地球環境産業技術研究機構
余語克則   (財)地球環境産業技術研究機構
氣駕尚志   ㈱IHI
谷口育雄   (財)地球環境産業技術研究機構
真野 弘   (財)地球環境産業技術研究機構
湯浅城之   (一財)エンジニアリング協会
古川博宣   (一財)エンジニアリング協会
酒見卓也   大成建設㈱
小嶋令一   大成建設㈱
石川嘉一   JFEテクノデザイン㈱

増井直樹   ㈱大林組
矢野州芳   三菱重工業㈱
藤田秀雄   三井造船㈱
村井重夫   (財)地球環境産業技術研究機構
野村 眞   (財)地球環境産業技術研究機構
三戸彩絵子  (財)地球環境産業技術研究機構
千代延俊   (財)地球環境産業技術研究機構
井之脇隆一  日本CCS調査㈱
薛 自求   (財)地球環境産業技術研究機構
小牧博信   (財)地球環境産業技術研究機構
喜田 潤   (財)地球環境産業技術研究機構
瀧澤孝一   (財)地球環境産業技術研究機構
小出和男   (財)地球環境産業技術研究機構
岩本 力   (財)地球環境産業技術研究機構
本庄孝志   (財)地球環境産業技術研究機構
秦 茂則   経済産業省
佐藤光三   東京大学
中尾真一   工学院大学
松岡俊文   京都大学
阿部正憲   日本CCS調査㈱

執筆者の所属表記は、2011年当時のものを使用しております。

目次 +   クリックで目次を表示

序章 地球温暖化対策としてのCCS
1 はじめに
2 地球温暖化対策の目標
3 地球温暖化対策の基本構造
4 CCSとは
5 温暖化対策シナリオにおけるCCSの役割

【第一編 CCSの国際動向】
第1章 CCSの政策動向
1 CCSの国際的枠組み(G8とMEF)
 1.1 G8グレンイーグルズ・サミット
 1.2 G8洞爺湖サミットとIEAエネルギー技術見通し
 1.3 国際連携機関の設立
 1.4 IEA CCSロードマップ
 1.5 G8ラクイラ・サミットとMEFの設立
 1.6 G8ムスコカ・サミット
2 世界のCCS政策
 2.1 政府の財政支援
 2.2 法基準類の整備
 2.3 キャプチャーレディ
3 日本のCCS政策
 3.1 技術戦略マップ
 3.2 ロンドン条約と海洋汚染防止法
 3.3 Cool Earth-エネルギー革新技術計画
 3.4 CCS国内実証試験へ向けた取組み
 3.5 エネルギー基本計画

第2章 CCSのプロジェクト動向
1 CCSプロジェクトの現状
 1.1 CCSプロジェクト数について
 1.2 大規模プロジェクト(LSIPs)について
 1.3 大規模プロジェクトへの主要公的資金支援プログラムについて
 1.4 CCSプロジェクトキャンセル/遅延の要因について
2 海外CCSプロジェクト
 2.1 運転段階にあるプロジェクト
 2.2 実行段階にあるプロジェクト

【第二編 CO2回収技術】
第3章 分離回収―全体観と今後の展望―
1 はじめに
2 二酸化炭素(CO2)の物性
3 CO2発生源と回収の最適な組合せ
4 CO2回収技術の現状と課題
 4.1 化学吸収:常圧用化学吸収液
 4.2 化学吸収:高圧用吸収液
 4.3 物理吸収
 4.4 膜分離
 4.5 吸着(固体吸収材)
 4.6 酸素燃焼
5 今後の展望
6 おわりに

第4章 燃焼後回収―化学吸収法を中心に―
1 燃焼後回収技術の概要
2 化学吸収法の国際動向
3 RITE技術の紹介
4 今後の展望

第5章 燃焼前回収―物理吸収法,化学吸収法―
1 燃焼前回収技術の概要
 1.1 全般
 1.2 物理吸収法
 1.3 化学吸収法
 1.4 ハイブリッド法(物理吸収・化学吸収混合)
2 世界の動向
3 今後の展望

第6章 膜法
1 膜分離技術の概要
2 CO2分離膜研究開発の国際動向
 2.1 高分子膜
 2.2 無機膜
 2.3 イオン液体膜
 2.4 促進輸送膜
3 分子ゲート膜
4 まとめと今後の展望

第7章 吸着法
1 はじめに
2 吸着分離法の概要
 2.1 吸着分離とは
 2.2 物理吸着法によるCO2分離回収技術
 2.3 現行の吸着分離法の課題
3 吸着分離法開発の最新国際動向
 3.1 ULCOSプロジェクト
 3.2 COURSE50プロジェクト
 3.3 米国NETL固体吸収材プロジェクト
4 RITEにおける新規CO2吸着分離技術開発
 4.1 アミン修飾メソ多孔体の耐水蒸気型CO2吸着材としての適用
 4.2 高圧ガスからのCO2分離用吸着剤
5 今後の展望

第8章 酸素燃焼法
1 概要
2 酸素燃焼法の概要
3 世界の酸素燃焼システムの開発動向
4 カライド(Callide)酸素燃焼プロジェクト
 4.1 対象発電所および貯留サイト
 4.2 プロジェクトの背景およびスケジュール
 4.3 実証運転での確認事項
5 商用化に向けて
 5.1 プラント高効率化による効率低下の軽減
 5.2 将来の商用化に向けた技術的課題
6 まとめ

第9章 その他回収方法―新規回収法を中心に―
1 はじめに
2 膜・吸収ハイブリッド法
 2.1 膜・吸収ハイブリッド法の開発
 2.2 膜・吸収ハイブリッド法の概要
 2.3 膜・吸収ハイブリッド法の特徴
 2.4 膜・吸収ハイブリッド法の適用例と今後の展開
3 ケミカルルーピング法
4 温度スイング昇華法(Thermal Swing Sublimation)
5 深冷分離法
6 ハイドレート法
7 電気スイング吸着法
8 溶融炭酸塩燃料電池による回収法

【第三編 CO2輸送技術】
第10章 CO2輸送技術
1 はじめに
2 CO2輸送システムの概要
3 液化CO2貯蔵タンク(陸上基地,洋上着底基地)
 3.1 設計条件
 3.2 陸上基地及び洋上着底基地用貯蔵設備(液化CO2タンク)の仕様
 3.3 得られた知見と今後の課題
4 液化CO2輸送船
 4.1 目的
 4.2 液化CO2輸送船の検討内容
 4.3 研究の成果
 4.4 今後の課題
5 洋上着底基地
 5.1 概要
 5.2 検討条件の設定
 5.3 基本構造及び基礎の選定
 5.4 荒天待機の評価
 5.5 構築工法の提案
 5.6 今後の課題
6 洋上浮体基地
 6.1 浮体形式と係留方式
 6.2 概念設計の例
 6.3 今後の課題
7 CO2ハイドレート船舶輸送
 7.1 CGH輸送の基本システムの構築
 7.2 CGH輸送のモデルケースの設定(実証機ベース)
 7.3 CGH輸送の特徴
 7.4 今後の課題
8 パイプライン輸送
 8.1 海外の動向
 8.2 国内の適用法規
 8.3 輸送条件
 8.4 パイプ材質と腐食対策
 8.5 パイプライン・システム構成
 8.6 施工方法
 8.7 課題

【第四編 CO2貯留技術】
第11章 CO2地中貯留技術の動向と今後の展望
1 CO2地中貯留技術の概要
2 海外動向
 2.1 海外CO2地中貯留プロジェクトの動向
 2.2 研究開発動向
3 国内動向
 3.1 わが国におけるCO2貯留層調査と貯留ポテンシャルの算出
 3.2 長岡プロジェクトの成果と今後
 3.3 大規模実証試験の進捗状況
4 CO2地中貯留実用化のための課題と今後の展望

第12章 CO2地中貯留メカニズム
1 はじめに
2 トラップメカニズム
 2.1 構造/層位トラップ
 2.2 ガストラップならびに残留ガストラップ
 2.3 溶解トラップならびにイオン化トラップ
 2.4 鉱物トラップ
3 おわりに

第13章 地質モデリング技術
1 はじめに
2 地質モデル構築の流れ
3 地質モデル構築に必要な調査・探査の種類
 3.1 地質学的記載
 3.2 各種物理検層
 3.3 弾性波探査
4 各種探査記録の統合
 4.1 時間-深度変換
 4.2 主要地層境界面
 4.3 対象層準(貯留層)詳細解析
 4.4 岩石物性パラメータ設定
5 CO2圧入実証サイトでの地質モデル構築

第14章 CO2圧入技術(掘削関係)
1 掘削技術の現状
2 CO2圧入井の概要
3 大偏距井(ERD)掘削技術について

第15章 CO2モニタリング技術
1 はじめに
2 CO2挙動モニタリング
3 CO2挙動モニタリングの結果
 3.1 音波検層
 3.2 比抵抗検層
 3.3 中性子検層
 3.4 坑井間弾性波トモグラフィによる速度異常域の検出

第16章 CO2挙動シミュレーション技術
1 はじめに
2 GEM-GHG
 2.1 主な機能の概要
 2.2 長岡サイトにおけるCO2圧入実証試験への適用
3 TOUGH2系解析コード
 3.1 TOUGH2系解析コードの概要
 3.2 貯留層の圧力変化やTOUGH2によるCO2地中挙動解析
4 まとめ

第17章 新CO2貯留技術
1 はじめに
2 CO2マイクロバブル観察実験
3 CO2マイクロバブル観察実験結果
4 まとめ

【第五編 CCSの安全性と経済性】
第18章 地中貯留の安全性評価
1 安全性評価技術の必要性
2 CO2地中貯留に関するリスク評価とリスク管理
 2.1 はじめに
 2.2 CO2貯留プロジェクトに関するリスク評価と管理のための枠組み
 2.3 RITEにおける取り組み
3 環境安全性評価技術,動向
 3.1 海底下CCSの環境影響に係る法規制
 3.2 CO2漏出事例仮説
 3.3 海洋生物に及ぼす高CO2環境の影響
 3.4 おわりに
4 CCSの安全な実施に向けた取り組み
5 CCSの社会受容性

第19章 CCSの経済性
1 はじめに
2 CCSの経済性評価
3 各工程別のコスト算出
 3.1 CO2の回収
 3.2 輸送
 3.3 貯留
4 おわりに

座談会 わが国でのCCSの課題と展望
 秦 茂則,佐藤光三,中尾真一,松岡俊文,阿部正憲,高木正人,本庄孝志

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