キーワード:
農薬研究の全般的動向/世界の農業生産と農薬市場/殺菌剤/殺虫剤/殺ダニ剤/除草剤および植物生育調節剤/製剤・施用技術/天敵農薬/微生物農薬/天然物/情報化学物質の植物保護利用/遺伝子組換え作物/アグロゲノミクスと農薬
著者一覧
クロードランベール バイエルクロップサイエンス(株)
星野敏明 バイエルクロップサイエンス(株)
高山千代蔵 (株)住化技術情報センター
真鍋明夫 住友化学(株)
高野仁孝 住友化学(株)
永野栄喜 住友化学(株)
波多野連平 日本曹達(株)
山本敦司 日本曹達(株)
奥野泰由 住友化学(株)
瀧井新自 日産化学工業(株)
執筆者の所属表記は、2009年当時のものを使用しております。
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1 はじめに
2 技術革新の必要性
3 開発の動向
3.1 新しい分子構造を有する農薬の発見
3.2 作用機構および抵抗性
3.3 新技術の導入と開発
3.4 非生物学的な要因に対して
3.5 病害虫や雑草の突発的発生に対する対応
3.6 製剤技術と施用法による効果発現の最大化
3.7 遺伝子組換え作物による食料増産の可能性
4 規制
5 おわりに
第2章 世界の農業生産と農薬市場の動向
1 はじめに
2 農業生産の現状と今後
2.1 世界の状況
2.2 日本の状況
3 農薬市場
3.1 世界の市場
3.2 日本の市場
4 おわりに
第3章 殺菌剤の動向
1 はじめに
2 2003年以降の殺菌剤開発の動向と上市,開発薬剤
2.1 Complex 阻害剤
2.2 Complex 阻害剤の新展開
2.3 べと病・疫病防除剤の増加
2.4 うどんこ病防除剤
2.5 植物の全身抵抗性付与剤
2.6 その他の上市,開発剤
3 ターゲット(作用機構)からみた殺菌剤の動向
3.1 核酸合成
3.2 有糸分裂および細胞分裂
3.3 呼吸
3.4 アミノ酸およびタンパク質合成
3.5 シグナル伝達
3.6 脂質および膜合成
3.7 膜ステロール合成
3.8 グルカン合成
3.9 細胞壁でのメラニン合成
3.10 宿主防御誘導
3.11 不明
3.12 マルチサイト接触活性
4 イネいもち病抵抗性品種のマルチライン栽培の進展
5 おわりに
第4章 殺虫剤の動向
1 はじめに
2 ネオニコチノイド系剤
2.1 ネオニコチノイド系剤
2.2 ネオニコチノイドの新規展開
2.3 ネオニコチノイドのミツバチに対する影響
2.4 害虫のネオニコチノイドに対する抵抗性
2.5 ネオニコチノイドの作用機構
3 リアノジン受容体作動薬
3.1 リアノジン受容体作動薬
3.2 ジアミド系化合物
3.3 リアノジン受容体
3.4 ジアミド系化合物の作用機構
3.5 ジアミド系化合物の害虫に対する作用特性
3.6 安全性
3.7 日本における開発状況
3.8 抵抗性管理
4 ピリダリル(pyridaryl)
5 ピリフルキナゾン(pyrifluquinazon)
6 メタフルミゾン(metaflumizone)
7 フロニカミド(flonicamid)
8 イミシアホス(imicyafos)
9 スピロテトラマト(spirotetramat)
10 スピネトラム(spinetoram)
11 ジベンゾイルヒドラゾン系剤
12 レピメクチン(lepimectin)
13 殺虫剤抵抗性害虫現状
14 最近の特許化合物
14.1 リアノジン受容体作動薬タイプ特許
14.2 その他最近の特許化合物
15 おわりに
<コラム> アセチルコリンエステラーゼ阻害剤の毒性学についての最近の話題
第5章 殺ダニ剤の動向
1 はじめに
2 最近の開発剤
2.1 Cyflumetofen(試験コード:OK-5101)
2.2 Spiromesifen(試験コード:BCI-033)
2.3 Cyenopyrafen(試験コード:NC-512)
2.4 エコピタ?(試験コード:YE-621)
2.5 NNI-0711フロアブル
2.6 その他の殺ダニ剤
3 最近のハダニ抵抗性研究
4 おわりに
<コラム> G-タンパク質共役型受容体と害虫防除―生体アミン受容体を例として―
第6章 除草剤および植物生育調節剤の動向
1 はじめに
2 アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCase)阻害型除草剤
2.1 4-アリールオキシフェノキシプロピオン酸系ACCase阻害剤
2.2 シクロヘキサンジオン・オキシム系ACCase阻害剤
2.3 ジオン系ACCase阻害剤
3 アセト乳酸合成酵素(ALS)阻害型除草剤
3.1 スルホニルウレア系ALS阻害剤
3.2 トリアゾリノン系ALS阻害剤
3.3 トリアゾロピリミジン系ALS阻害剤
3.4 ピリミジニルサリチル酸系ALS阻害剤
3.5 イミダゾリノン系ALS阻害剤
3.6 その他のALS阻害型除草剤
3.7 ALS阻害型除草剤の作用点研究
4 4-ヒドロキシフェニルピルビン酸(HPPD)阻害型除草剤
4.1 HPPD阻害型除草剤の分類と開発剤
4.2 シクロヘキサンジオン系HPPD阻害剤
4.3 ピラゾール系HPPD阻害剤
4.4 ビシクロ系HPPD阻害剤
4.5 イソオキサゾール系HPPD阻害剤・その他
4.6 HPPD阻害型除草剤の作用点研究
5 プロトポルフィリノーゲン-IXオキシダーゼ(PPO)阻害型除草剤
5.1 ジフェニルエーテル系PPO阻害剤
5.2 ジアリル系PPO阻害剤
5.3 ピラゾール系PPO阻害剤周辺
5.4 PPO阻害型除草剤の作用点研究
6 超長鎖脂肪酸伸長酵素(VLCFAE)阻害型除草剤
6.1 最近の開発剤
6.2 VLCFAE阻害型除草剤の作用点研究
7 フィトエンデサチュラーゼ(PDS)阻害型除草剤
8 光合成阻害剤
8.1 最近の開発剤
8.2 最近の特許動向
9 その他
10 薬害軽減剤(セーフナー)の動向
11 植物生長調節剤の動向
12 除草剤の作物雑草間選択性
13 除草剤抵抗性(耐性)
14 除草剤耐性作物
15 作用点研究を基盤とする除草剤研究の今後の方向性
<コラム> ストリゴラクトンの植物成長調整剤としての応用可能性
第7章 製剤・施用技術の動向
1 はじめに
2 農薬製剤の種類と剤型推移
3 農薬製剤における界面活性剤の機能と役割
4 主要な農薬製剤の課題と新規製剤への移行
4.1 粒剤
4.2 粉剤
4.3 乳剤
4.4 水和剤
4.5 顆粒水和剤
4.6 フロアブル
5 新規の製剤・施用技術
5.1 水稲用除草剤
5.2 水面展開剤
5.3 育苗箱処理
5.4 マイクロカプセル
6 アジュバント技術
6.1 展着剤の分類と機能
6.2 アジュバントの活用事例
6.3 アジュバントの作用機構
7 おわりに
第8章 生物農薬の動向
1 天敵農薬
1.1 はじめに
1.2 わが国における天敵農薬の変遷
1.3 欧米における天敵農薬の変遷
1.4 天敵の製品化と品質基準
1.5 世界の既存製剤の動向
2 微生物農薬
2.1 はじめに
2.2 微生物農薬の歴史
2.3 微生物農薬の開発
2.4 微生物農薬の市場
2.5 日本微生物防除剤協議会設立と微生物農薬の普及促進
2.6 微生物農薬の開発の意味
第9章 天然物の動向
1 天然物のアレロケミカルとしての意義
2 キノン類
2.1 クルミに含まれるユグロン
2.2 ソルガムが放出するソルゴレオン
2.3 オオイタドリに含まれるエモジン
3 ベンツオキサジノイド類
4 ベータトリケトン類
5 植物生長促進物質レピジモイド
6 新しい植物ホルモン-ストリゴラクトン
7 核酸系のアレロケミカル
8 硝酸化成を抑制するアレロケミカル
9 カテコール化合物
9.1 ムクナのL-DOPA
9.2 ソバのルチン
10 シアナミド
11 シス桂皮酸誘導体
12 ジチオラン化合物
13 トリテルペノイドサポニン
14 天然物としてのアレロケミカルの利用
第10章 情報化学物質の植物保護利用
1 情報化学物質:セミオケミカル
2 植食者-植物-天敵間の化学交信
3 微生物の化学交信
4 昆虫のフェロモン
4.1 化学構造の多様性
4.2 蛾類害虫の交信撹乱による防除
4.3 性フェロモンによる大量誘殺
4.4 フェロモンの生合成とその制御
4.5 アンテナでの受容機構
第11章 遺伝子組換え作物の動向
1 はじめに
2 モンサント・カンパニーの概要
3 GM作物の普及と現状
4 現在,商品化・流通されている主なGM作物
4.1 除草剤耐性作物
4.2 害虫抵抗性作物
5 GM作物が環境と経済に与えたインパクト
6 GM作物のリスクと,そのリスク管理
6.1 ラウンドアップ?除草剤抵抗性雑草発生に対するリスク管理
6.2 Btタンパク質に抵抗性を有する害虫発生に対するリスク管理
7 新たな形質を持つGM作物と持続可能な農業
7.1 乾燥耐性トウモロコシ
7.2 窒素有効利用トウモロコシ
7.3 高収量大豆
7.4 Vistive?(ビスティブ)大豆,高オレイン酸大豆
7.5 ステアリドン酸産生大豆
8 おわりに
第12章 アグロゲノミクスと農薬
1 はじめに
2 ゲノム創農薬の概要
2.1 従来の農薬開発とゲノム創農薬の比較
3 ゲノム創農薬の手法―DMI剤開発への応用
4 リガンドの配座解析と複合体モデリング
5 複合体モデリング構造による検証
6 ゲノム創農薬の問題点と展望
7 おわりに
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