キーワード:
処方構成/剤形技術/経皮吸収/効能/効果/安定性/安全性/抗菌性/乳液/クリーム/開発例/パック/ファンデーション/処方例/口紅/ネイルリムーバー/処方開発/シャンプー/育毛料/サンスクリーン処方/入浴剤処方例
著者一覧
鈴木正人 王子製薬㈱ 早瀬 基 ㈱カネボウ化粧品 今村 仁 ポーラ化成工業㈱ 村上恵理子 ㈱サティス製薬 吉田浩之 ㈱カネボウ化粧品 島田邦男 日油㈱ 高橋元次 エムティーコンサルティング 小林 進 資生堂美容技術専門学校 原田房枝 ライオン㈱ 千田昌子 花王㈱ 田端勇仁 日光ケミカルズ㈱ 小島肇夫 国立医薬品食品衛生研究所 工藤大樹 ポーラ化成工業㈱ 瀬戸匡人 ポーラ化成工業㈱ | 岡 宗清 日本メナード化粧品㈱ 水口昭憲 アサヌマコーポレーション㈱ 半山敦士 ㈱カネボウ化粧品 福井 寛 福井技術士事務所 岸 悟史 アサヌマコーポレーション㈱ 山岡裕子(旧姓 山田裕子) ライオン㈱ 端 晃一 ㈱アルビオン 染谷高士 ㈱アルビオン 齋藤 努 日本メナード化粧品㈱ 里中研哉 岩瀬コスファ㈱ 吉岡隆嗣 岩瀬コスファ㈱ 綱川光男 ㈱ツムラ 谷野伸吾 ㈱ツムラ 吉川麻美 ㈱サティス製薬 |
執筆者の所属表記は、2010年当時のものを使用しております。
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第1章 序論:有用性化粧品の処方とその応用
1 はじめに
2 商品開発のフロー
3 処方開発のフロー
3.1 商品コンセプト
3.2 開発処方のコンセプト
3.3 基本処方と諸元の設定
4 処方開発
4.1 新規処方の開発
4.2 既存処方の改良による開発
4.3 従来処方の流用
4.4 特性についての概説
5 処方決定
6 検証
7 最終処方の決定
8 おわりに
第2章 処方構成の方法
1 はじめに
2 プロトタイプの検討
2.1 界面活性剤
2.2 親油性基材
2.3 親水性基材
2.4 その他添加剤
3 プロトタイプの改良
4 原料選択の諸注意
5 おわりに
【処方開発のための基礎技術編】
<処方開発のための剤形技術>
第3章 透明液状化粧料への応用技術
1 はじめに
2 可溶化
2.1 可溶化について
2.2 可溶化のメカニズム
2.3 可溶化量のコントロール
3 マイクロエマルション
4 高圧乳化機を用いた超微細エマルション
4.1 高圧乳化機について
4.2 超微細エマルションの調製
4.3 超微細ベシクルの調製
5 おわりに
第4章 乳化剤形
1 はじめに
2 乳化剤形の特長
3 乳化剤形の構造による分類
4 乳化剤形の調製
5 おわりに
第5章 増粘・ゲル化剤
1 はじめに
2 増粘・ゲル化とは(構造・機構)
2.1 ヒドロゲル
2.2 オルガノゲル,リポゲル
3 増粘・ゲル化剤の種類
3.1 ペクチンと処方例
3.2 カラギーナンと処方例
3.3 ローカストビーンガムと処方例
3.4 キサンタンガムと処方例
3.5 ベントナイトと処方例
3.6 カルボキシビニルポリマーと処方例
3.7 ポリビニルアルコールと処方例
3.8 ポリクオタニウム-10と処方例
3.9 その他ゲルの処方例(ゲルクレンジング,オイルゲル,エタノールゲル,ゲル状ネイルエナメルリムーバー,温感グリセリンゲル)
4 おわりに
<処方開発のための固有技術>
第6章 皮膚生理の理解とその知見に基づく化粧品配合成分開発
1 はじめに
2 皮膚の構造
3 バリア機能へのアプローチ
4 保湿へのアプローチ
5 抗老化へのアプローチ
6 メラニンへのアプローチ
7 おわりに
第7章 経皮吸収とバイオアベイラビリティ
1 はじめに
2 経皮吸収概論
2.1 新規成分開発及びメカニズム解明の観点
2.2 既存成分組み合わせによる効果増強の観点
2.3 製剤改良時の影響確認の観点
3 吸収評価技術
4 経皮吸収促進を目的としたスキンケア製剤開発例(分岐脂肪酸の適用)
5 今後の課題
5.1 医薬品での評価とのギャップ
5.2 化粧品ならではの剤型,使用方法の検証
5.3 有用化粧品におけるバイオアベラビリティ
第8章 生体親和性高分子の官能的活用法
1 リン脂質ポリマー
1.1 使用感の問題点
1.2 使用感改善のため処方設計
2 セラミド類似ポリマー
2.1 被膜の官能的特性
2.2 リン脂質ポリマーとの相乗効果
3 おわりに
<処方開発のための評価技術>
第9章 効能・効果~化粧品の有用性評価~
1 はじめに
2 保湿・バリアに対する有用性評価法
2.1 角層水分量測定
2.1.1 高周波電流法
2.1.2 共焦点ラマン分光法
2.2 キメ測定
2.3 皮膚バリア機能測定
2.4 総合的な評価
3 皮膚の柔らかさ・硬さ測定
3.1 DermalTorqueMeter
3.2 Suction-Cupmethod
3.3 Reviscometer
3.4 Venustron
4 シワ測定
4.1 斜光照明によるレプリカ二次元画像解析法
4.2 レプリカを用いた三次元解析法
4.3 In vivo計測法
4.4 シワ解析に用いるパラメータ
5 しみ測定
6 おわりに
第10章 安定性の評価
1 はじめに
2 安定性評価(試験)法
2.1 特性値の変化と許容範囲
2.2 保管条件(販売される国,地域,既存製品と類似処方,新処方を考慮して設定)
2.3 チェック期間
2.4 チェック項目(特性値)
3 安定性評価に汎用される分析法(分析機器)・試験法
4 医薬部外品の安定性の評価法
5 加速(過酷)試験法
6 ブツ(結晶析出)加速試験について
7 成分抜去試験
8 クレームを考慮した安定性評価基準の設定
8.1 コンパクト製品の「割れ」クレームへの対応
8.2 口紅の「変臭」クレームへの対応
9 処方幅(処方の安定性の幅)について
10 口紅の抜けを例としたトラブル解決法
11 おわりに
第11章 安全性の評価
1 はじめに
2 ヒトへの安全性
2.1 安全とは
2.2 情報調査
2.3 評価試験の設定と実際
3 環境安全性評価
4 上市後の再評価
5 おわりに
第12章 抗菌性の評価
1 化粧品と微生物の関わり
1.1 微生物と化粧品
1.2 化粧品の微生物汚染と防腐
1.3 化粧品による抗菌
1.4 化粧品の微生物評価
2 化粧品の防腐性評価
2.1 保存効力試験
2.2 実使用試験
3 最終製品の微生物学的品質の評価
3.1 化粧品に求められる微生物学的品質
3.2 微生物限度試験
4 抗菌製品の抗菌性評価
4.1 代表的な抗菌性評価法
4.2 製品の抗菌性評価
第13章 化粧品原料の物性と処方
1 はじめに
2 界面活性剤の機能
2.1 親水性/親油性のバランス
2.2 吸着
2.3 自己組織性
3 化粧品原料の物性
3.1 融点
3.2 粘度
3.3 延展性
3.4 抱水性
3.5 水分蒸散抑制能
4 諸原料の物性と感触
5 最近の原料と処方
5.1 極性油に対応した化粧品原料の物性
5.2 原料の物性と最近の製剤化技術
第14章 総合評価の方法
1 総合評価とはなにか?
2 総合評価は誰のために
3 アンケート
4 使用試験
5 消費者からの声
6 最後に
【処方開発の実際(ケーススタディとポイント)編】
<皮膚用化粧品処方の開発>
第15章 化粧水
1 はじめに
2 化粧水の成分(原料)
2.1 精製水
2.2 界面活性剤
2.3 アルコール類
2.4 保湿剤
2.5 エモリエント(柔軟)剤
2.6 増粘剤
3 化粧水の種類
3.1 柔軟化粧水
3.2 収斂化粧水
3.3 ふき取り化粧水
4 化粧水の製造方法
4.1 可溶化タイプ化粧水の製造方法
4.2 マイクロエマルションタイプ化粧水の製造方法
第16章 乳液・クリーム
1 はじめに
2 開発例1:外観差別化製剤「透明~半透明発色エマルション」
3 開発例2:ナチュラルイメージ製剤「胎脂模倣エマルション」
4 おわりに
第17章 美容液
1 はじめに
2 美容液に用いられる原料の種類と選択
2.1 保湿剤
2.2 エモリエント剤
2.3 水溶性高分子
2.4 有効成分
3 美容液に用いられる製剤の種類とその選択
3.1 可溶化型製剤
3.2 マイクロエマルション型製剤
3.3 ベシクル型製剤
3.4 乳化型製剤
第18章 パック
1 はじめに
2 パックの目的・機能とその分類
2.1 目的・機能
2.2 分類
3 パックの原料の種類と選択
3.1 ピールオフタイプのパック
3.2 拭き取り・洗い流しタイプパック
3.3 貼付シートタイプのパック
4 パックの一般的な製造方法
4.1 ペースト状ピールオフタイプ
4.2 泥状(クレイ含有)洗い流しタイプ
4.3 不織布ゲルタイプ(パップ剤タイプ)
5 処方例
5.1 ピールオフタイプ
5.2 洗い流しタイプ
5.3 不織布ゲルタイプ
6 品質保証
7 おわりに
<仕上げ用化粧品の開発>
第19章 ファンデーション
1 はじめに
2 ファンデーションの成分組成と製品アイテム
3 ファンデーションに用いられる粉体原料
4 塗布体としての肌について
5 パウダータイプファンデーション
5.1 パウダーファンデーション<処方例>
6 乳化タイプファンデーション
6.1 W/Oクリームファンデーション<処方例>
7 おわりに
第20章 口紅
1 はじめに
2 口紅の構成成分,製造方法
2.1 口紅の構成成分
2.2 製造方法
3 口紅の処方開発
3.1 トリートメント口紅の開発
3.2 色持続機能に優れた口紅の開発
4 おわりに
第21章 眉目類・頬紅類~アイライナー,マスカラ,アイカラー,アイブロウ,チークカラー~
1 はじめに
2 眉目類・頬紅類の剤型の特長
2.1 構成原料
2.2 基剤
2.3 安全性
3 アイライナー
4 マスカラ
5 アイカラー
6 アイブロウ
7 チークカラー
8 おわりに
第22章 爪化粧品~ネイルエナメル・ネイルリムーバー~
1 はじめに
2 製品の種類・使用目的とその特徴
3 ネイルエナメル製品類の構成要素
3.1 皮膜形成剤
3.1.1 セルロース系樹脂
3.1.2 合成樹脂類
3.2 可塑剤
3.3 着色剤
3.4 紫外線吸収剤
3.5 沈降防止剤
3.6 溶剤
4 ベースコートの処方開発
5 ネイルカラーの処方開発
6 トップコートの処方開発
7 ネイルリムーバーの処方開発
【頭髪用化粧品の開発】
第23章 シャンプー・コンディショナーの処方
1 はじめに
2 シャンプー
2.1 洗浄成分
2.2 コンディショニング成分
2.3 性状調整剤
2.4 安定化剤
2.5 防腐剤
2.6 特徴付与剤
2.7 コンディショナー一体型シャンプー
2.8 シャンプーの処方例
3 コンディショナー
3.1 コンディショニング成分
3.2 乳化剤
3.3 滑沢剤
3.4 性状調整剤
3.5 防腐剤
3.6 特徴付与剤
3.7 コンディショナーの処方例
4 おわりに
第24章 整髪料
1 はじめに
2 整髪料の種類とその機能
3 原料の種類と選択
4 処方および製造方法
4.1 ウェット感があり,かつ整髪力がある整髪料
4.2 ウェット感はあるが,整髪力のない整髪料
4.3 サラサラ感があり,整髪力がない整髪料
4.4 べたつきがなく,かつ整髪力がある整髪料
5 製造条件および留意点
6 品質管理・品質保証
6.1 原液の品質保証
6.2 エアゾール経時試験
7 環境問題など
8 まとめ
第25章 育毛料
1 はじめに
2 育毛剤とは
3 育毛剤の剤型
3.1 液状タイプ育毛剤
3.2 エアゾールタイプ育毛剤
3.3 女性用育毛剤
4 育毛剤の基本構成
4.1 有効成分
4.2 保湿成分
4.3 新規植物成分
5 処方設計上の留意点
5.1 安全性
5.2 安定性
5.3 皮膚浸透性
6 処方例と製造方法
6.1 液状タイプ育毛剤
6.2 エアゾールタイプ育毛剤
7 おわりに
<特殊用化粧品の開発>
第26章 サンスクリーン
1 はじめに
2 紫外線を防止する原料について
2.1 紫外線吸収剤
2.2 紫外線散乱剤
3 サンスクリーン製剤
3.1 W/O(W/Si)型サンスクリーン
3.2 O/W型サンスクリーン
4 おわりに
第27章 入浴剤
1 処方を組む基本的な考え方
1.1 入浴の効果
1.2 入浴剤の効果
1.3 処方の考え方
2 処方化の方法論
2.1 処方の基本技術
2.2 処方化のための固有技術
2.3 処方が具備すべき必要十分な因子とその技術
3 処方の具体例
3.1 粉体処方No.1~4
3.2 粉体処方No.5~7
3.3 錠剤処方No.8,9
4 特性のコントロール法
第28章 無添加化粧品
1 はじめに
1.1 表示指定成分とは
1.2 ネガティブリスト,ポジティブリストとは
1.3 無添加化粧品の処方設計を行う際にポイントとなる成分
2 防腐剤
2.1 多価アルコール防腐効果
2.2 天然由来の抗菌成分と参考処方(化粧水)
3 紫外線吸収剤,散乱剤と参考処方(日焼け止めクリーム)
4 酸化防止剤
5 キレート剤と参考処方(美容液)
6 おわりに
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