著者一覧
遠藤幸典 日本化工塗料(株)
清水大介 日本化工塗料(株)
嶋 秀一 アフロディ(株)
瀧 雅彦 アキレス(株)
西島正敬 アキレス(株)
田淵 穣 DIC(株)
多々見 央 東洋紡(株)
出口 隆 元住友化学(株)
岩本正和 東京工業大学
鈴木 潤 北興化学工業(株)
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【特集】タッチパネルのためのケミカルス
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車載用タッチパネルとその構成材料への要求特性および開発・実用化事例
Required Characteristics for In-Vehicle Touch Panels and Their Constituent Materials,
and Examples of Development and Practical Application
車載用タッチパネルは,従来抵抗膜式であったが,最近は投影型静電容量式が主流である。車載タッチパネルの要求性能および構成材料として低反射化技術と光学貼り合わせ材料について概説した。実用化事例としては,高コントラスト・高耐久性偏光板と世界最高レベルの広角の低反射性と防曇性を兼ね備えた光学部材を取り上げた。
【目次】
1.はじめに
2.車載用タッチパネルの要求性能
3.車載用タッチパネルの実用化と開発動向
3.1 投影型静電容量方式
4.構成部材への要求性能
4.1 低反射化技術
4.2 光学貼り合わせ材料とプロセス
4.3 OCA/OCR
4.4 ナノインプリント技術とモスアイ
5.実用化事例
5.1 高コントラスト・高耐久性偏光板
5.2 世界最高レベルの広角の低反射性と防曇性を兼ね備えた光学部材
6.おわりに
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タッチパネルディスプレイ用機能性コーティング剤の開発とその評価手法について
Development and Evaluation Method of Functional Coating for the Touch Panel Displays
タッチパネルディスプレイは,指触で付着する指紋汚れと光の反射や映り込みにより,視認性が損なわれることがある。タッチパネルディスプレイに求められる機能性コーティング剤の開発動向を,その機能性を評価する方法にも触れながら解説する。
【目次】
1.はじめに
2.視認性の不具合
3.耐指紋性を付与する機能性コーティング剤
3.1 指紋と指紋汚れ
3.2 耐指紋性の評価方法
3.3 耐指紋性コーティング剤について
3.4 耐指紋性コーティング剤のラインナップ
4.外光の影響を抑制する機能性コーティング剤
4.1 ディスプレイのぎらつきのメカニズムについて
4.2 ぎらつきの測定手法
4.3 ぎらつき抑制アンチグレアコーティング剤について
4.4 アンチグレアコーティング剤のラインナップ
4.5 ディスプレイ画素距離とぎらつきコントラストの関係
4.6 ディスプレイの鮮鋭度の評価について
5.おわりに
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ポリピロールめっき法を用いた皮革調立体タッチパネル
Leather-Like 3D Touch Panel by Polypyrrole Electroless Plating Method
意匠と機能を兼ね備えた三次元形状の立体タッチパネルを紹介する。光を透過する合成皮革を使用することで,その皮革表面に各種情報を表示でき,シームレス化によるデザイン性と高級感を演出することができる。今回開発した技術はさまざまな分野への適用を想定しており,現在,広く用途探索を行いながら,快適な社会の実現に貢献できればと考えている。
【目次】
1.はじめに
2.ポリピロール塗料を用いた新めっき法
2.1 ポリピロールめっき法の特長
3.ポリピロールめっき法の応用展開
3.1 電磁波シールドフィルム
3.2 非接触給電コイル
4.皮革調立体タッチパネルの技術概要
4.1 タッチパネルについて
4.2 タッチパネル向け立体電極材料について
4.3 ポリピロールめっき法による立体透明電極
4.4 光透過性合成皮革による意匠性の付与
5.おわりに
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シリカナノ粒子を用いた反射防止・防汚技術とその応用
Anti-Reflection/Anti-Fouling Technology using Silica Nanoparticles
地球上に豊富に存在する元素で構成されるシリカは,安価で安定な,工業的に重要な物質である。シリカの低屈折率を利用して反射防止膜,親水性を利用して超親水膜が得られる。これらは視認性を向上させるため,タッチパネルに必要とされる機能である。シリカを用いて検討した反射防止膜,超親水膜についての概要を述べる。
【目次】
1.はじめに
2.シリカナノ粒子の応用例
2.1 反射防止膜
2.2 超親水膜
3.おわりに
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透明導電性フィルムの高温高湿耐久性・フレキシブル性向上検討
Examination to Improve Durability in High Temperature and High Humidity Environment and
Flexibility of Transparent Conductive Film
プラスチックフィルム基板の透明導電膜は高温・高湿下の電気抵抗が安定しない。高温・高湿下の抵抗安定性は,透明導電膜とプラスチックフィルムの界面や透明導電膜の結晶性の制御により改善できる。また,近年では透明導電性フィルムのフレキシブル性向上が求められており,透明導電性フィルムの構造制御による改善について解説する。
【目次】
1.はじめに
2.ITOについて
3.ITOとプラスチックフィルムの付着力
4.ITO膜の結晶性
4.1 プラスチックフィルムに含まれる水
4.2 結晶化シード層
5.透明導電膜のフレキシブル性
5.1 透明導電性フィルムの厚み
5.2 透明導電膜の構造
6.まとめ
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[連載]直接過酸化水素合成の理解はどこまで進んだか?
第3回:貴金属の触媒特性と二元触媒
Precious Metal Catalytic Properties and Bimetallic Catalysts
過去2回はPd触媒による直接H2O2合成について述べてきたが,今回はほかの貴金属の触媒特性はどうなっているのか,またPdにほかの元素を加えると活性はどのように変化するかをまとめた。さらにこれらの活性変化が表面構造変化あるいは速度論からどのように解釈されるかについても考察した。
【目次】
1.はじめに
2. 各種貴金属PVPコロイドによるH2-O2反応
3.Pt触媒への添加物効果
4.二元系触媒へのアプローチ
4.1 二元系触媒概観
4.2 Pd-PVP触媒への第二金属添加効果
4.3 Pt-およびIr-添加Pd-PVP触媒系によるH2-O2反応の動力学
4.4 Au-PVP触媒に対するPt添加効果
4.5 今後の展望
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[R&D Report]
キラル農薬の動向
Trend of Chiral Pesticides
キラル農薬は片方の鏡像異性体が標的とする生物種に対し特異的に活性を示す場合もあり,散布量の低減などのメリットが大きい。一方で光学分割や不斉合成の技術は発展しつつあるものの,2010年以降に国内登録されたキラル農薬を見ても,単一の光学異性体での開発事例はわずかである。これらキラル農薬の最新動向について,取り纏めたのでここに紹介する。
【目次】
1.はじめに
2.キラル農薬の開発動向
3.キラル農薬の合成法
4.キラル農薬の生物活性
5.キラル農薬の環境動態
6.おわりに
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[ケミカルプロフィル]
トリブチルホスフィン(Tributyl phosphine)
p-t-ブチル安息香酸(p-t-Butyl benzoic acid)
2-メチルイミダゾール(2-Methyl imidazole)
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