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光学材料の屈折率制御技術の最前線 《普及版》

Frontiers of refractive index control in optical materials(Popular Edition)

★2009年刊「光学材料の屈折率制御技術の最前線」の普及版!

商品コード:
B1122
監修:
渡辺敏行・魚津吉弘
発行日:
2015年05月11日
体裁:
B5判・326頁
ISBNコード:
978-4-7813-1015-2
価格(税込):
5,720
ポイント: 52 Pt
関連カテゴリ:
テクニカルライブラリシリーズ(普及版)

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キーワード:

<基礎理論>フォトニクスの基礎ほか <光学特性計測方法>屈折率測定法ほか <屈折率精密制御>プラスチック光ファイバーほか <光学材料の特性・開発状況>光学用フィルムほか <ナノテクノロジーを利用した屈折率制御と新規光学デバイス>

刊行にあたって

<普及版の刊行にあたって>
本書は2009年に『光学材料の屈折率制御技術の最前線』として刊行されました。普及版の刊行にあたり、内容は当時のままであり加筆・訂正などの手は加えておりませんので、ご了承ください。

シーエムシー出版 編集部

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目次 +   クリックで目次を表示

序論 
第1編 基礎理論
第1章 基礎理論I フォトニクスの基礎 
1 はじめに 
2 マクスウェルの方程式から導かれる波動方程式とその解 
3 屈折率と2つの媒質の境界での光波 
 1 屈折の法則 
 2 フレネルの公式 
4 フレネルの公式からわかる基本事項 
 1 偏光角 
 2 全反射 
 3 楕円偏光 
5 複屈折 
 1 均一な異方性媒質中の光伝搬 
 2 結晶と複屈折 
 3 複屈折性を用いた光素子 
第2章 基礎理論II 光学ポリマーの屈折率制御・高透明化・エイジング 
1 はじめに 
2 屈折率制御 
 1 屈折率と分子構造 
 2 光学ポリマーの屈折率予測システム 
3 高透明化 
 1 高透明化のための高次構造制御 
 2 高透明化のための分子設計 
  1 光散乱損失と分子構造 
  2 ポリマーの分子構造と光吸収損失 
  3 高透明化のための分子設計 
 3 光学ポリマーの透明性予測システム 
4 光学ポリマーのエイジング 
5 おわりに 
第3章 基礎理論III 外部電界による屈折率の制御 
1 屈折率と分子分極率および分子配向との関係 
 1 はじめに 
 2 屈折率nxの導出 
 3 屈折率nyの導出 
 4 屈折率nzの導出 
2 膜厚方向の分極処理による屈折率制御 

第2編 光学特性計測方法
第1章 屈折率測定法 
1 臨界角法 
2 最小偏角法 
3 液侵法 
4 干渉法 
5 楕円偏光解析法 (エリプソメトリ) 
6 プリズムカップリング法 
第2章 複屈折の発現機構 
1 はじめに 
2 複屈折について 
3 複屈折の発現要因と特異性 
4 配向複屈折と歪み複屈折 
5 一軸延伸中の複屈折挙動 
6 弾性変形回復と複屈折 
7 複屈折の波長依存性 
8 おわりに 
第3章 液晶ディスプレイのための2次元複屈折計測 
1 はじめに 
2 複屈折・偏光特性評価法 
3 分光偏光分散計測法 
4 ミュラー行列偏光計 
5 ストークス偏光計 
6 おわりに 

第3編 屈折率精密制御
第1章 プラスチック光ファイバー 
1 光ファイバーについて 
2 プラスチック光ファイバーの特徴 
3 プラスチック光ファイバーの開発 
4 GI形POFの屈折率分布形成技術 
5 おわりに 
第2章 量子化学計算に基づく屈折率と波長分散の予測技術 
1 はじめに 
2 低分子有機化合物・光学ポリマーの物性予測 
3 おわりに 
第3章 屈折率分布型プラスチックロッドレンズ 
1 はじめに 
2 屈折率分布型ロッドレンズアレイの結像原理 
3 色収差低減のための材料設計 
4 プラスチックロッドレンズの製造方法 
5 低色収差プラスチックロッドレンズの光学特性 
6 ロッドレンズアレイの用途 
7 おわりに 
第4章 ポリマー光回路 
1 はじめに 
2 ポリマー光回路材料 
3 ポリマー光回路簡易作製技術 
 1 複製技術 
 2 フォトブリーチング 
 3 直接描画 
 4 直接露光 
 5 自己形成 
4 簡易評価技術 
 1 カットバック代替技術とエレメント評価チップ 
5 ポリマー光導波路を用いたコネクター例 
6 おわりに 
第5章 非線形光学材料にかかわる屈折率制御 
1 まえがき 
2 EO効果とEOポリマー材料 
3 EOポリマーの光導波路化 
4 EOポリマーの応用 
5 あとがき 
第6章 フォトリフラクティブ材料 
1 はじめに 
2 電気光学効果 
3 フォトリフラクティブ効果 
4 縮退2光波混合と光増幅 
5 おもな材料 
 1 LiNbO3 
 2 BaTiO3 
 3 Sn2P2S6 
 4 化合物半導体 
 5 有機ポリマー材料 
6 位相共役鏡 
第7章 光硬化性樹脂による光波制御フイルム 
1 はじめに 
2 微細相構造 
3 相構造の光学特性 
4 光波制御素子への応用例 
5 おわりに 

第4編 光学材料の特性・開発状況
<材料・素材>
第1章 光学用ポリカーボネート 
1 はじめに 
2 光学レンズ用PC 
3 位相差フィルム・導光板用PC 
4 光学用特殊PC 
5 おわりに 
第2章 光学用フィルムーバックライト用反射フィルム , 偏光散乱フィルムー 
1 はじめに 
2 バックライト用反射フィルム 
3 偏光散乱フイルム 
第3章 シクロオレフィンポリマー 
1 シクロオレフィンポリマー 
2 光学用プラスチック 
3 COPの特長 
 1 吸湿性 
 2 複屈折 
4 おわりに 
第4章 フッ素系樹脂 
1 フッ素元素の特徴 
2 各種フッ素樹脂の特性 
3 透明フッ素樹脂「サイトップ」 
 1 オプト分野への応用性 
 2 オプト以外の分野への可能性 
第5章 高屈折率ポリイミド 
1 はじめに 
2 含硫黄ポリイミドの分子設計と屈折率 
3 含硫黄ポリイミドの屈折率と分散係数の関係 
4 今後の展開 
第6章 光部品の光路結合用接着剤における屈折率制御技術
1 はじめに 183
2 光路結合用接着剤の屈折率制御技術 
3 光路結合用接着剤の主な特性 
4 光路結合用接着剤の応用例 
 1 PLCと光ファイバーの結合 
 2 PLCに挿入された光フィルターの固定 
 3 LN導波路と光ファイバーの結合 
 4 光導波路形成用樹脂 
5 おわりに 
第7章 高屈折率光硬化ナノコンポジット材料 
1 開発背景 
2 光硬化樹脂ナノコンポジット材料の意義 
3 ナノ粒子の種類と物性 
4 MCRCの高屈折率ナノコンポジット材料紹介 (開発中) 
5 今後の課題と展望 
第8章 金属酸化物ナノ粒子を用いたコーティングと屈折率制御 
1 はじめに 
2 金属酸化物ナノ粒子を用いたハードコート 
 1 熱硬化型ハードコート 
 2 UV硬化型ハードコート 
3 ハードコート剤の屈折率制御 
4 金属酸化物ナノ粒子の屈折率制御 
5 金属酸化物ナノ粒子を用いたプライマーコート 
6 今後の課題 
<用途展開・製品>
第9章 光ディスク材料 (ポリマーカバー) の光学特性 
1 はじめに 
2 マレシャル基準やストレールの定義について 
 1 点像強度分布 (point spread function: PSF) 
 2 ストレールデフィニション (Strehl Definition, Strehl Ratio) 
 3 マレシャルの規準 (Maré chal Criterion) 
3 半導体レーザービームを対物レンズで極限まで絞り込む 
4 許容波面収差はレンズ開口数とポリマーカバー厚とその厚さ誤差精度で決まる 
5 光ディスクピックアップヘッドに適用するMaré chal Criterion 
 1 CD用ピックアップ 
 2 DVD用ピックアップ 
 3 HD DVD用ピックアップ 
 4 BD用ピックアップ 
6 ビーム傾きによるコマ収差劣化 
7 光ディスク生産方式 
8 光ディスクのワーキングディスタンスと表面付着塵埃 
9 おわりに 
第10章 精密光学用プラスチックレンズ 
1 はじめに 
2 光学用プラスチック 
 1 透明プラスチック材料 
 2 精密光学用プラスチックレンズ材料 
  1 耐光性 
  2 耐摩耗性 
  3 光学特性
  4 成型性 
  5 表面加工 
  6 生体適合性 
第11章 ディスプレイ用プラスチック基板 
1 はじめに 
2 開発品の特性 
 1 低線膨張率化 
 2 耐熱性 
 3 光学特性 
3 おわりに 
第12章 位相差フィルム 
1 はじめに 
2 位相差フィルムの機能 
3 位相差フィルムの種類 
4 位相差フィルムとLCD広視野角化の関係 
5 位相差フィルムの広帯域化 
6 まとめと今後の課題 
第13章 液晶バックライト用導光板の光学 
1 はじめに 
2 印刷素子の導光板 
3 エッチング素子の導光板 
4 光学反射素子の導光板 
5 光学偏向素子の導光板 
6 光学偏光素子の導光板 
7 光整形プリズム 
 1 LGP入光面微小光学系による入射光の整形 
 2 LGP裏面入光近傍のインコヒーレント回折格子による光整形 
8 おわりに 
第14章 プリズムシート 
1 はじめに 
2 屈折型プリズムシートを用いたBLシステム 
3 全反射型プリズムシート(Total Reflection Prism Sheet:TRPS)を用いたBLシステム 
4 プリズムシートに対する要求性能 
5 高輝度全反射型プリズムシート(YタイプTRPS) 
 1 高輝度TRPS 
 2 超高輝度TRPS 
6 TRPSを用いたLED高輝度バックライト技術 
 1 小型モバイル用TRPS 
 2 TRPSを用いたモバイル用LED-BLの開発 
 3 サーキュラー型TRPS-LEDバックライト 
7 おわりに 
第15章 視野角拡大フィルム 
1 はじめに 
2 位相差フィルムの種類と製法 
3 液晶フィルム 
 1 液晶フィルムの種類と配向構造 
 2 「日石LCフィルム」シリーズ 
4 視野角拡大フィルム 
 1 TNモード用液晶フィルム 
 2 ECBモード用液晶フィルム 
5 おわりに 
第16章 眼鏡用レンズ 
1 はじめに 
2 プラスチック材料の分子構造と屈折率分散 
3 眼鏡レンズ用高屈折率プラスチック材料 
4 プラスチック眼鏡レンズ高屈折率化の流れ 

第5編 ナノテクノロジーを利用した屈折率制御と新規光学デバイス
第1章 ナノフォトニクスデバイス~複屈折コントラスト近接場顕微鏡による観測~ 
1 はじめに 
2 近接場光学顕微鏡の構成 
 1 SNOMの観測モード 
 2 プローブ 
3 複屈折近接場光学顕微鏡 
 1 複屈折分布の取得条件 
 2 高速複屈折計測法 
 3 装置構成 
4 液晶薄膜の分子配向観測 
5 AFMナノラビングによる液晶薄膜デバイス 
 1 AFMナノラビング直接配向法 
 2 実験結果 
6 おわりに 
第2章 プラズモニック・メタマテリアル 
1 はじめに 
2 メタマテリアルの構造 
3 可視光用メタマテリアルの設計 
4 メタマテリアルの新光学素子への応用 
 1 反射抑制素子への応用 
 2 メタマテリアルを用いた屈折率制御 
5 おわりに 
第3章 プラズモニクス 
1 はじめに 
2 プラズモニクスとは 
3 プラズモニクスの特徴 
4 プラズモニクスの物理的原理 
5 プラズモニクスの最近の話題 
 1 ナノイメージング 
 2 金属微粒子とホットスポット 
 3 ナノ光導波路 
 4 発光・受光デバイス 
6 おわりに 
第4章 バイオミメティック
1 高分子コロイド微粒子結晶を用いた構造色発色 
 1 はじめに 
 2 構造発色のメカニズム 
 3 3次元コロイド結晶の作製法 
  1 キャピラリー移流集積 
  2 電気泳動 
  3 高濃度コロイド 
 4 発色に影響する因子 
 5 色材への応用 
 6 おわりに 
2 光干渉構造発色繊維モルフォテックス(R) 
 1 緒言 
 2 発色原理 
 3 繊維化技術 
 4 モルフォテックス(R)の特徴 
 5 用途開発状況 
 6 今後の展開 
3 モスアイ型反射防止フィルム 
 1 はじめに 
 2 テーパー状アルミナナノホールアレイの作製 
 3 モスアイフィルムの光インプリント 
 4 反射率と写り込み 
 5 大型ロール金型を用いた連続賦形 
 6 おわりに