著者一覧
浅田 忠裕 京都大学 工学部
鳥海 弥和 東京大学 教養学部
茶谷 陽三 東京農工大学 工学部
渡辺 順次 東京工業大学 工学部
浅井 邦明 住友化学工業(株) 高槻研究所
岡田 常義 ポリプラスチックス(株) 新事業開発部
竹中 邦博 三菱化成工業(株) 総合研究所
岡田 卓二 ユニチカ(株) 中央研究所
菊地 哲也 東レ(株)
小坂田 篤 アイシーエス(株)
井上 眞一 住友化学工業(株) 高槻研究所
東海林 昌弘 東芝機械(株) 化工機営業技術部
岡村 功 モールド・マスターズ(株)
山本 二三男 NTT電気通信研究所
(現) NTTアドバンステクノロジ(株) 先端技術事業本部
矢代 隆将 NTT電気通信研究所
植田 啓三 (株)クラレ AF事業推進部
冠木 公明 (株)東芝 家電機器技術研究所
上野 敏彦 日本電気(株) 電子ディスプレイ開発本部
橋本 憲次 出光興産(株) 中央研究所
(執筆者の所属は,注記のない限り1987年当時のままです。)
目次 + クリックで目次を表示
1.はじめに
2.液晶ポリマーと高分子液晶
3.液晶ポリマーの分類
4.液晶ポリマーの構造
5.液晶ポリマーの開発状況
第2章 液晶ポリマーの基礎技術
1.合成技術
1.1 はじめに
1.2 サーモトロピック液晶ポリマーの種類
1.2.1 主鎖形液晶ポリマーの構造要素
1.2.2 剛直鎖液晶ポリマーの化学構造
1.3 全芳香族ポリエステル
1.3.1 全芳香族ポリエステルの合成法
1.4 半剛直性液晶ポリマー
1.5 共重合
1.6 その他の液晶ポリマー
2.液晶ポリマーのキャラクタリゼーション
2.1 はじめに
2.2 液晶相の同定
2.2.1 簡便法
2.2.2 偏光顕微鏡による光学組織の観察
2.2.3 熱分析法
2.2.4 X線回析法
2.2.5 混和性試験
2.3 配向度評価法
2.3.1 NMR法
2.3.2 X線回析法
2.3.3 赤外二色性
2.3.4 吸収二色性・複屈折
3.構造と物性
3.1 はじめに
3.2 ポリ-p-フェニレンテレフタルアミド,ポリ-p-ベンズアミド
3.3 ポリ-p-フェニレンベンゾビスチアゾール
3.4 超高弾性率ポリエチレン
3.5 ポリオルガノホスファゼン
3.6 ポリアゾメチン
3.7 その他
4.レオロジー
4.1 はじめに
4.2 流動挙動と流動曲線
4.3 動的粘弾性とリサージュ図形
4.4 屈曲性高分子鎖よりなる高分子系の溶融流動特性
4.4.1 定常流動挙動
4.4.2 流動性を左右する因子
4.4.3 Cox-Merzの経験則
4.5 液晶の流動挙動
4.6 典型的な高分子液晶のレオロジー的性質
4.6.1 流動特性
4.6.2 動的粘弾性
4.7 液晶性高分子のレオロジー
4.7.1 ポリエステル系液晶性高分子のレオロジー的特異挙動
4.7.2 サーモトロピック液晶性高分子のレオロジー挙動
4.7.3 液晶性高分子の液晶状態とレオロジー
5.高分子ブレンドと共重合体の液晶
5.1 はじめに
5.2 ブレンドの液晶
5.2.1 低分子液晶のブレンド
5.2.2 高分子液晶のブレンド
5.3 共重合体の液晶
5.3.1 共重合による液晶の誘起
5.3.2 液晶の種類や相挙動に及ぼす共重合の効果
第3章 各種液晶ポリマーの開発例
1.エコノール
1.1 はじめに
1.2 エコノールの液晶性
1.2.1 直交ニコルによる光学異方性
1.2.2 広角X線解析
1.2.3 溶融紡糸による動的解析
1.3 射出成形グレードの設計
1.4 材料特性
1.4.1 耐熱性
1.4.2 機械的性質
1.4.3 燃焼性
1.4.4 耐薬品性
1.4.5 溶融加工性
1.5 用途例
2.ベクトラの特性とその応用
2.1 はじめに
2.2 電子部品への応用
2.2.1 ハンダ耐熱
2.2.2 長期耐熱性
2.2.3 流動性
2.2.4 電気的特性
2.3 OA/AV機器への応用
2.3.1 寸法安定性
2.3.2 剛性
2.4 自動車部品への応用
2.4.1 燃料系統
2.4.2 センサー
2.4.3 エンジンルーム内の構造部品
2.4.4 化学機器への応用
2.4.5 スポーツ用品への応用
2.4.6 光ファイバーへの応用
3.三菱化成の[EPE]
3.1 はじめに
3.2 三菱化成の[EPE]
3.3 [EPE]の液晶的性質について
3.4 材料特性について
3.4.1 機械的性質
3.4.2 線膨張係数,成形収縮率
3.4.3 流動性
3.4.4 耐薬品性,吸収率
3.4.5 熱安定性
3.5 成形条件と物性
3.5.1 成形品厚みと成形温度
3.5.2 金型温度と寸法安定性
3.5.3 異方性について
3.6 おわりに
4.ユニチカ液晶ポリエステル“ロッドラン”
4.1 ロッドランの開発経過
4.2 ロッドランの一般的特徴
4.3 ロッドランの銘柄および代表物性
4.4 配向緩和とロッドランの応用特性
4.4.1 ウエルドラインの強度の向上
4.4.2 シート・フィルムの成膜
4.4.3 光ファイバー被覆材
4.5 ロッドランの用途および今後の展開
4.6 おわりに
5.ライオトロピック液晶の応用
5.1 はじめに
5.2 ライオトロピック液晶形成性ポリマー
5.3 “Kevlar”への道
5.3.1 デュポン社の中で
5.3.2 市場動向
5.4 Aramid系液晶溶液からの繊維
5.4.1 液晶溶液から凝固構造
5.4.2 紡糸条件と繊維特性
5.5 Poly(amide-hydrazide),polyhydrazideからの繊維
5.6 Poly(p-phenylene benzobisoxazole)PBO,Poly(p-phenylene benzobisthiazole) PBTからの繊維
5.7 セルロースおよびその誘導体の液晶
5.8 おわりに
第4章 液晶ポリマーの成形加工技術
1.概論
1.1 ポリマーの成形加工
1.2 液晶ポリマーの成形加工
1.3 サーモトロピック液晶ポリマーの成形加工
1.3.1 射出成形
1.3.2 押出成形
1.4 ライオトロピック液晶ポリマーの成形加工
1.5 おわりに
2.液晶ポリマーの射出成形技術
2.1 “エコノール”の射出成形技術
2.1.1 はじめに
2.1.2 エコノールの溶融特性
2.1.3 射出成形条件と物性
(1)予備乾燥
(2)成形温度
(3)金型温度
(4)射出圧力と射出速度
(5)シリンダー内樹脂のパージ方法
(6)リサイクル性
2.1.4 金型設計上の留意点
(1)異方性
(2)ウエルド強度
(3)その他の金型設計上の留意点
2.1.5 用途
2.2 “ザイダー”の射出成形技術
2.2.1 はじめに
2.2.2 ザイダーのグレード
2.2.3 主な物性(Dartco社の技術資料より)
(1)熱的性質
(2)機械的性質
(3)電気的性質
(4)化学的性質
2.2.4 加工性
(1)一般的加工性
(2)成形条件
(3)成形品の評価
(4)成形時の注意点,問題点
2.2.5 おわりに
2.3 ベクトラの成形加工技術
2.3.1 はじめに
2.3.2 射出成形
(1)成形機の選定
(2)成形条件
(3)金型設計
(4)リサイクル
2.3.3 押出成形
(1)押出機
(2)押出条件
3.成形機械技術
3.1 はじめに
3.2 射出成形機について
3.2.1 型締装置
3.2.2 射出装置
3.2.3 多段プログラム射出
3.2.4 制御装置
3.2.5 油圧
3.3 ベクトラの射出成形の実例
3.3.1 ベクトラC130
3.3.2 射出成形機
3.3.3 成形データ
3.4 DBスクリュー
3.5 インジェクトバイザー
3.6 おわりに
4.ホットランナシステム技術
4.1 はじめに
4.2 液晶ポリマーの溶融流動特性
4.2.1 ベクトラ
4.2.2 Xydar
4.3 液晶ポリマーとホットランナ
4.3.1 ゲート設計
4.3.2 ランナレス:省材料
4.3.3 ホットランナの設計
4.3.4 流路設計
4.4 成形条件
4.4.1 ベクトラの成形例
4.4.2 Xydarの成形例
4.5 おわりに
第5章 液晶ポリマーの応用
1.光ファイバ用被覆材
1.1 はじめに
1.2 光ファイバ被覆材への要求条件
1.3 被覆用LCPの物性と配向特性
1.3.1 基本材料の配向特性
1.3.2 開発材料の配向物性
1.4 LCP被覆光ファイバの特性
1.5 光通信分野におけるLCPのその他の応用
1.6 おわりに
2.高強度繊維
2.1 はじめに
2.2 液晶ポリマーからなる高性能繊維
2.3 TLCPポリアリレート繊維ベクトラン
2.3.1 ベクトランの製法
2.3.2 ベクトランの性能
2.3.3 ベクトランの用途
2.4 おわりに
3.民生機器プラスチック成形品への液晶ポリマーの魅力
3.1 LCPは未完の大器
3.2 幅広い物性発現の分子設計が可能なLCP
3.2.1 300℃以上の超耐熱性指向
3.2.2 汎用射出成形機が使える良加工性指向
3.2.3 封止材料指向
3.3 民生機器用成形品としてのLCPの展開
3.3.1 米国大手企業の夢
3.3.2 超精密成形品への夢
3.3.3 オリゴマーのない材料への夢
3.3.4 高耐摩耗摺動部品への夢
3.3.5 高複合化材料への夢
3.4 解決が望まれるLCPの技術課題
4.ディスプレイ用材料
4.1 はじめに
4.2 電気光学特性
4.2.1 初期配向
4.2.2 しきい値電圧(Vth)
4.2.3 応答特性
4.3 熱(電気)光学特性
4.3.1 レーザ熱書込み特性
4.3.2 サーマルヘッド書込み特性
4.4 おわりに
5.強誘電性液晶ポリマー
5.1 はじめに
5.2 強誘電性液晶とは何か
5.3 実用化への基本概念
5.4 強誘電性液晶ポリマーの現状
5.5 強誘電性液晶ポリマー合成の可能性
5.6 おわりに
6.その他
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