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バイオマス分解酵素研究の最前線《普及版》 セルラーゼ・ヘミセルラーゼを中心として

Research Frontier of Bionmass Degrading Enzymes(Popular Edition)

2012年刊「バイオマス分解酵素研究の最前線」の普及版!
★バイオマス分解酵素を網羅的・体系的にまとめた貴重な一冊!
★バイオマス利用の低コスト化・省エネルギー化のカギとなる酵素改変・利用技術が満載!

※こちらの商品は弊社電子書籍専用販売サイト「CMCeBook」にてDL版商品を販売しております。 DL版のご注文はコチラ(別サイトに移動します)

商品コード:
B1255
監修:
近藤昭彦,天野良彦,田丸 浩
発行日:
2018年9月10日
体裁:
B5判・311頁 ※読んでいただくには問題ございません。経年による日焼け、キズありの商品は在庫ございます。よろしければ右上のヘルプよりお問い合わせください。
ISBNコード:
978-4-7813-1292-7
価格(税込):
6,820
ポイント: 62 Pt
関連カテゴリ:
バイオテクノロジー
テクニカルライブラリシリーズ(普及版)
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キーワード:

セルラーゼ/ヘミセルラーゼ/セルロソーム/リグニン分解酵素/エクスパンシン/糸状菌/担子,耐熱性金/放線菌/植物,昆虫/ルーメン/水生生物/メタゲノム/活性測定/立体構造/作用機作/大量生産/回収/再利用,洗剤/繊維/紙パルプ/食品

著者一覧


神田鷹久   信州大学
天野良彦   信州大学
蓮沼誠久   神戸大学
近藤昭彦   神戸大学
森川 康   長岡技術科学大学
小笠原渉   長岡技術科学大学
志田洋介   長岡技術科学大学
川口剛司   大阪府立大学
荒井基夫   大阪府立大学
藤井達也   (独)産業技術総合研究所
澤山茂樹   京都大学
野﨑功一   信州大学
小杉昭彦   (独)国際農林水産業研究センター
森 隆    (独)国際農林水産業研究センター
三宅英雄   三重大学
田丸 浩   三重大学
石川一彦   (独)産業技術総合研究所
金子 哲   (独)農業・食品産業技術総合研究機構
林清     (独)農業・食品産業技術総合研究機構
小西照子   琉球大学
竹田 匠   岩手生物工学研究センター
渡辺裕文   (独)農業生物資源研究所
高橋潤一   帯広畜産大学
谷村 彩   京都大学
劉文     京都大学
山田京平   京都大学
豊原治彦   京都大学
井上潤一   (独)理化学研究所;シナプテック㈱
大熊盛也   (独)理化学研究所
渡辺隆司   京都大学
小林良則   (一財)バイオインダストリー協会
苅田修一   三重大学
高田理江   京都大学

五十嵐圭日子  東京大学
伏信進矢   東京大学
湯井敏文   宮崎大学
椎葉大偉   宮崎大学
堀川祥生   京都大学
杉山淳司   京都大学
田島健次   北海道大学
阪本龍司   大阪府立大学
粟冠和郎   三重大学
幸田勝典   ㈱豊田中央研究所
今村千絵   ㈱豊田中央研究所
池内暁紀   ㈱豊田中央研究所
伊藤洋一郎  ㈱豊田中央研究所
中西昭仁   京都大学
Bae Jungu  京都大学
黒田浩一   京都大学
植田充美   京都大学
梅津光央   東北大学
金渡明    東北大学
中澤 光   東北大学
村島弘一郎  Meiji Seikaファルマ㈱
荒 勝俊   花王(中国)研究開発中心有限公司
矢野伸一   (独)産業技術総合研究所
川出雄二郎  三重大学
杉浦 純   王子製紙㈱
趙雅蘋    王子製紙㈱
水野正浩   信州大学
山田亮祐   神戸大学
林 徳子   (独)森林総合研究所
朴龍洙    静岡大学
尾崎克也   花王㈱
社領正樹   ノボザイムズジャパン㈱
森 茂治   天野エンザイム㈱

執筆者の所属表記は、2012年当時のものを使用しております。

目次 +   クリックで目次を表示

序章
1 セルラーゼ研究,古くから現在へ
 1.1 はじめに
 1.2 セルラーゼ研究の推移
 1.3 セルラーゼ研究の流れの中で興味ある話題
  1.3.1 Swelling factor(SF)などにみる酵素水解
  1.3.2 酵素による水解曲線が寝てくる現象
  1.3.3 セルロースミクロフィブリルと酵素作用
  1.3.4 セルロースの酵素分解に対する研究の方向
 1.4 おわりに
2 バイオマス分解酵素研究の新たな展開
 2.1 はじめに―加速するバイオリファイナリー研究―
 2.2 バイオリファイナリーに資するバイオマス分解酵素研究
 2.3 プロセス統合化のためのバイオマス分解微生物の利用
 2.4 おわりに

【第1編 多様なセルラーゼ・ヘミセルラーゼ】
第1章 糸状菌・担子菌の酵素
1 Trichoderma reesei
 1.1 はじめに
 1.2 T. reeseiセルラーゼの種類と機能
 1.3 T. reeseiセルラーゼ遺伝子とその発現調節
 1.4 バイオマス分解用高機能T. reeseiセルラーゼの創成
2 糸状菌Trichoderma reeseiにおけるセルラーゼ・へミセルラーゼ遺伝子発現機構
 2.1 セルロース分解性糸状菌Trichoderma reesei
 2.2 T. reeseiにおけるセルラーゼ・ヘミセルラーゼの生産機構
 2.3 T. reeseiにおけるセルラーゼ・ヘミセルラーゼ遺伝子の転写調節因子
 2.4 T. reeseiにおけるセルラーゼ・キシラナーゼ遺伝子の誘導発現モデル
3 Aspergillus aculeatusのセルラーゼ系
 3.1 Aspergillus aculeatusのセルラーゼとその利用
 3.2 Aspergillus aculeatusのセルラーゼ遺伝子
4 Acremonium cellulolyticus
 4.1 はじめに
 4.2 A. cellulolyticus糖化酵素による植物バイオマスの糖化特性
 4.3 A. cellulolyticusのゲノム解析および遺伝子操作技術
 4.4 おわりに
5 担子菌(Irpex lacteus)のセルラーゼ
 5.1 バイオマス分解酵素生産菌としての魅力
 5.2 CBHIタイプのセルラーゼ
 5.3 CBHIIタイプのセルラーゼ
 5.4 エンド型セルラーゼ
 5.5 β-グルコシダーゼとセロビオース脱水素酵素

第2章 菌類の酵素
1 好熱嫌気性細菌Clostridium thermocellumが生産するセルロソーム-その特徴と高活性セルロソーム開発
 1.1 はじめに
 1.2 Clostridium thermocellumのセルロソームの特徴
 1.3 高活性Clostridium thermocellum S14株の分離と特性
 1.4 セルラーゼ酵素複合体を生産する好熱嫌気性好アルカリ性細菌の分離
 1.5 おわりに
2 Clostridium属細菌(中温菌)
 2.1 はじめに
 2.2 セルロソーム
 2.3 セルロソームとノンセルロソームの相乗効果
 2.4 セルロソーム生産性中温菌Clostridium属のゲノム解析
 2.5 おわりに
3 耐熱性菌―超耐熱性セルラーゼー
 3.1 はじめに
 3.2 超耐熱性セルラーゼ酵素の発見
 3.3 超耐熱性エンド型セルラーゼの産業応用
 3.4 超耐熱性セルラーゼの構造機能解析
 3.5 今度の展開
4 放線菌
 4.1 放線菌のセルロース分解酵素系
 4.2 放線菌のヘミセルラーゼ

第3章 植物由来の細胞壁分解酵素
1 はじめに
2 植物細胞壁の構造
3 植物成長に関与する細胞壁分解酵素
4 セルロース生合成に関与する細胞壁分解酵素
5 防御応答に関与している細胞壁分解酵素
6 果実の熟成および軟化に関与する細胞壁分解酵素
7 セルロース系バイオマスの利用において

第4章 昆虫の酵素(ゴキブリ,シロアリ,カミキリムシなど)
1 はじめに
2 GH9エンドグルカナーゼ
 2.1 昆虫由来GH9 EGのリコンビナント生産
3 昆虫由来GH5 EG
4 昆虫由来GH45 EG
5 GH48に属する昆虫由来酵素
6 GH28に属する昆虫由来酵素
7 β-グルコシダーゼ
 7.1 昆虫由来GH1 BGL
 7.2 昆虫由来GH3酵素
 7.3 昆虫由来BGLのリコンビナント発現生産と特性
8 昆虫の消化性共生微生物のセルラーゼ
9 今後の昆虫セルラーゼ研究

第5章 動物の酵素
1 ルーメンからの酵素
 1.1 ルーメンセルロース・ヘミセルロース分解菌
 1.2 アンモニアストリッピングとR.flavefaciensによるセルロース・ヘミセルロースの分解モデル
2 水生生物のセルラーゼとヘミセルラーゼ
 2.1 緒論
 2.2 外源性と内源性のセルラーゼ
  2.2.1水生生物とセルラーゼ保有微生物との共生
  2.2.2 内源性セルラーゼを持つ水生生物
  2.2.3 セルラーゼの起源
 2.3 外源性と内源性のへミセルラーゼ
 2.4 まとめ

第6章 環境遺伝子の網羅的解析と植物バイオマス分解酵素
1 はじめに
2 メタゲノム解析の方法
3 メタゲノム解析によって網羅的に取得された配列群
4 メタトランスクリプトーム解析-シロアリ共生微生物の解析例の紹介-
5 課題と展望

【第2編 関連酵素】
第7章 リグニン分解酵素
1 白色腐朽菌によるリグニン分解
2 リグニン分解酵素
 2.1 リグニンペルオキシダーゼ
 2.2 バーサタイルペルオキシダーゼ(VP)
 2.3 マンガンペルオキシダーゼ
 2.4 ラッカーゼ
3 リグニン分解に関与する担子菌の多様な酵素

第8章 セルロース膨潤タンパク質
1 植物細胞壁のゆるみを誘導するエクスパンシン
2 エクスパンシンの多様性
3 遺伝子情報を用いたエクスパンシンの探索
4 エクスパンシンによる細胞壁糖鎖の分解促進作用
5 糖化へのエクスパンシン利用

【第3編 セルラーゼの構造・機能】
第9章 セルラーゼ活性測定の標準化
1 はじめに
2 還元糖定量法の標準化
3 タンパク質の定量法
4 酵素活性・糖化能測定法
 4.1 FPU活性測定法
 4.2 CMCase活性測定法
 4.3 β-Glucosidase活性測定法
  4.3.1 pNPG法
  4.3.2 Cellobiose法
 4.4 Avicelase活性測定法
 4.5 Xylanase活性測定法
 4.6 β-Xylosidase活性測定法
 4.7 バイオマス酵素糖化能測定法
5 おわりに

第10章 セルラーゼの立体構造と作用機作
1 セルラーゼの立体構造
 1.1 GHファミリー5(GH5)
 1.2 GHファミリー6(GH6)
 1.3 GHファミリー7(GH7)
 1.4 GHファミリー8(GH8)
 1.5 GHファミリー9(GH9)
 1.6 GHファミリー12(GH12)
 1.7 GHファミリー44(GH44)
 1.8 GHファミリー45(GH45)
 1.9 GHファミリー48(GH48)
 1.10 GHファミリー61(GH61)
 1.11 GHファミリー124(GH124)
2 セルラーゼとリグノセルロースの分子間相互作用
 2.1 はじめに
 2.2 リグニンによるセルラーゼの阻害
 2.3 リグニンへの吸着性を支配する酵素の構造
 2.4 セルラーゼのリグノセルロースへの非生産的な吸着を軽減する添加剤
 2.5 CBMの基質認識と前処理バイオマス表層糖鎖解析への応用
 2.6 おわりに
3 セルラーゼのプロセッシブ性と構造の相関
 3.1 はじめに
 3.2 セロビオヒドロラーゼはなぜセルロースをセロビオースで切り出すのか?
 3.3 セルラーゼの構造がプロセッシビティに与える影響
 3.4 エンド型-エキソ型とプロセッシビティの違い
 3.5 セルロース基質がエンド型-エキソ型,プロセッシビティに与える影響
 3.6 おわりに
4 セルラーゼの反応機構
 4.1 標準的な反応機構
 4.2 GHファミリーと反応機構の対応
 4.3 例外的な反応機構
 4.4 基質の歪み

第11章 セロビオヒドロラーゼ糖結合性モジュールのドッキング解析
1 はじめに
2 セルロース結晶面に対するCBMの結合様式
3 セルロース結晶表面認識に関わるアミノ酸残基
4 おわりに

第12章 セルラーゼによる分解程度を指標とした基質構造のハイスループット分析
1 はじめに
2 近赤外分光法と多変量解析
3 前処理残渣による検量モデルの構築
4 前処理濾液による検量モデルの構築
5 展望

第13章 セルロース合成における分解酵素の役割
1 はじめに
2 バクテリアにおけるセルロース合成酵素遺伝子と合成酵素複合体(TC)
3 バクテリア由来エンドグルカナーゼの立体構造
4 セルロース合成における分解酵素の機能
5 おわりに

【第4編 ヘミセルラーゼの構造・機能】
第14章 ヘミセルラーゼの立体構造
1 キシラナーゼの立体構造
2 α-L-アラビノフラノシダーゼの立体構造
3 α-グルクロニダーゼの立体構造

第15章 ヘミセルラーゼの作用機作
1 はじめに
2 キシランの構造
 2.1 グルクロノキシラン(O-アセチル-4-O-メチルグルクロノキシラン)
 2.2 アラビノグルクロノキシラン(アラビノ-4-O-メチルグルクロノキシラン)
 2.3 アラビノキシラン
3 キシラン分解酵素
 3.1 エンド-β-1,4-キシラナーゼ(EC 3.2.1.8)
 3.2 β-キシロシダーゼ(EC 3.2.1.37)
 3.3 α-L-アラビノフラノシダーゼ(EC 3.2.1.55)
 3.4 フェルラ酸エステラーゼ(EC 3.1.1.73)
 3.5 α-D-グルクロニダーゼ(EC 3.2.1.139)
 3.6 アセチルキシランエステラーゼ(EC 3.1.1.72)
4 キシログルカン(XG)の構造
5 XG分解酵素
 5.1 XG特異的エンド-β-1,4-グルカナーゼ(キシログルカナーゼ;EC 3.2.1.151)
 5.2 オリゴXG還元末端特異的セロビオヒドロラーゼ(EC 3.2.1.150)
 5.3 オリゴXG特異的イソプリメベロース生成酵素(EC 3.2.1.120)
 5.4 その他
6 マンナンの構造
 6.1 直鎖マンナン
 6.2 グルコマンナン
 6.3 ガラクトマンナン
 6.4 ガラクトグルコマンナン
7 マンナン分解酵素
 7.1 エンド-β-1,4-マンナナーゼ(EC 3.2.1.78)
 7.2 β-マンノシダーゼ(EC 3.2.1.25)
 7.3 β-グルコシダーゼ(EC 3.2.1.21)
 7.4 α-ガラクトシダーゼ(EC 3.2.1.22)
 7.5 アセチル(ガラクト)グルコマンナンエステラーゼ(EC 3.1.1.6)
8 おわりに

【第5編 セルラーゼの高機能化】
第16章 人工セルロソームの構築と酵母での発現
1 はじめに―人工セルロソーム構築のための分子生物学的基盤
2 人工セルロソームの構築
3 人工セルロソームの酵母への導入
 3.1 Aga1-Aga2システムによる酵母表層上での骨格タンパク質の発現
 3.2 酵母表層での骨格タンパク質と酵素の複合体形成
4 おわりに

第17章 無細胞合成系を用いたセルラーゼの高機能化
1 はじめに
2 無細胞系の最適化によるセルラーゼの活性型での生産
3 無細胞合成系によるセルラーゼの高機能化
 3.1 改良型SIMPLEX法による分解活性の向上
 3.2 アラニンスキャニングを利用した活性中心の最適化
 3.3 有利変異の相加
4 おわりに

第18章 細胞表層工学を利用した最適なセルラーゼカクテルの構築
1 はじめに
2 バイオエタノールの現状
 2.1 セルラーゼによるセルロースの分解
 2.2 セルラーゼ提示酵母によるセルロースからの発酵
 2.3 セルラーゼカクテルの選抜
3 おわりに

第19章 モジュール再編成によるセルラーゼの高機能化
1 はじめに
2 固相基質分解酵素の構造的特徴
3 モジュール単位での直接融合による組換え蛋白質設計
4 コヘシン―ドッケリン相互作用を利用したセルラーゼ連結
5 ビオチン―アビジン相互作用を利用したセルラーゼ連結
6 ナノ材を骨格としたセルラーゼ連結
7 おわりに

【第6編 セルラーゼ・ヘミセルラーゼの大量生産】
第20章 セルラーゼ高生産糸状菌Trichoderma reesei日本型系統菌株の開発
1 Trichoderma reesei日本型系統樹進化への転写調節因子の関与
 1.1 日本型系統樹の比較ゲノム解析
  1.1.1 カタボライトリプレッション部分的解除株
  1.1.2 β-グルコシダーゼを正に調節する新規転写調節因子BglR
 1.2 日本型系統樹の進化とは?
2 日本型系統菌株のさらなる進化
 2.1 最適比率での酵素生産技術開発
 2.2 日本独自の最適比率での酵素生産技術開発(マイナープロモーターの利用)

第21章 Acremonium cellulolyticus由来糖質分解酵素の工業化検討
1 はじめに
2 菌株育種による生産性向上検討
3 培地・培養条件の最適化による生産性向上について

第22章 Bacillus
1 はじめに
2 枯草菌ゲノムの改変技術
3 枯草菌宿主の改良
 3.1 枯草菌遺伝子の機能性評価
 3.2 宿主ゲノムの縮小化による酵素高生産化
4 枯草菌の酵素高生産化技術
 4.1 アミノ酸代謝系の制御によるセルラーゼ高生産化
 4.2 分泌装置の改良によるセルラーゼ高生産化
 4.3 細胞膜・壁の人工改変によるセルラーゼ高生産化
5 ゲノム縮小株への技術統合による高機能化

【第7編 バイオマス利用分野への展開】
第23章 バイオマス酵素糖化反応の解析
1 はじめに
2 標準前処理標品の調製
3 市販セルラーゼの特性
4 前処理物の糖化パターン
5 成分酵素の糖化における役割
6 酵素コスト低減と頭打ち現象
7 おわりに

第24章 機械的前処理バイオマスの酵素分解
1 はじめに
2 微粉砕による前処理
3 前処理バイオマスの酵素糖化
4 おわりに

第25章 セルロソームの回収・再利用法の開発
1 はじめに
2 セルロソームについて
3 セルロソーム回収・再利用
 3.1 回収することの優位性
 3.2 セルロソームの回収
 3.3 セルロソームの回収・再利用
4 まとめ・今後の展望

第26章 セルラーゼ回収・再利用によるエタノール発酵の高効率化
1 はじめに
2 バイオマスの糖化プロセス
3 まとめ

第27章 再生セルロースの酵素分解
1 はじめに
2 再生セルロースとは
3 セルラーゼによるセルロースIIの酵素分解特性
4 イオン液体処理により得られる再生セルロースの酵素分解

第28章 セルラーゼ細胞表層提示酵母を用いたバイオマス変換
1 はじめに
2 統合型バイオプロセスによるエタノール生産
3 統合型バイオエタノール生産を実現する細胞表層提示技術
4 セルラーゼ細胞表層提示酵母を用いたセルロースからの統合型バイオエタノール生産
5 セルラーゼ細胞表層提示割合最適化法の開発
6 おわりに

第29章 リグニン分解酵素表層提示酵母を用いたバイオマス変換
1 はじめに
2 細胞表層提示酵母を用いた前処理の利点と可能性
3 ラッカーゼI提示酵母を用いたバイオマスの前処理
 3.1 ラッカーゼI提示酵母の構築
 3.2 ラッカーゼI提示酵母による稲わらの前処理&セルラーゼ提示酵母による糖化・発酵
4 おわりに

第30章 セルラーゼによるセルロースのナノファイバー化
1 はじめに
2 従来のセルロースナノファイバー製造法
3 酵素加水分解によるセルロースの微細化
 3.1 Trichoderma CBHI(Cel7A)の作用で見られる微細化
 3.2 Trichoderma CBHI(Cel7A)のCBMの作用で見られる微細化
 3.3 エンドグルカナーゼと物理的破壊の同時併用処理による微細化

第31章 ペーパースラッジを原料としたセルラーゼの生産とペーパースラッジのバイオエタノールへの変換
1 はじめに
2 PSとは
3 未処理PSを用いたセルラーゼの生産
4 PS由来のセルラーゼを用いたPSの糖化
5 PS由来のセルラーゼを用いたPSの同時糖化・発酵によるエタノールの生産
 5.1 PSのSHFによるエタノール生産
 5.2 PSの同時糖化・発酵によるエタノールの生産
 5.3 PSの同時糖化・発酵によるエタノールの生産向上
6 おわりに

【第8編 修飾酵素としての応用展開】
第32章 洗剤への応用
1 はじめに
2 洗剤用アルカリセルラーゼの開発
3 高機能セルラーゼ開発と構造機能解析
4 洗剤用セルラーゼの状況と今後の展望

第33章 繊維業界でのセルラーゼの利用
1 はじめに
2 デニムの洗い加工へのセルラーゼの応用(バイオウォッシュ加工)
3 天然セルロース系繊維加工へのセルラーゼの応用
 3.1 セルラーゼの精錬工程への応用(バイオ精錬)
 3.2 セルラーゼの仕上げ加工への応用(バイオフィニッシュ加工)

第34章 紙パルプへの応用
1 はじめに
2 濾水性向上による,リサイクルパルプの乾燥費用削減
3 クラフトパルプの叩解エネルギー削減
4 脱インク
5 クラフトパルプの漂白促進
6 漂白ユーカリクラフトパルプの黄変防止

第35章 食品への応用
1 はじめに
2 醸造
 2.1 ビール
 2.2 ワイン
3 果汁・野菜加工
4 製パン
5 最近動向
 5.1 高齢者・介護用食品製造
 5.2 香気前駆体(配糖体)の分解による茶,ワインの香気増強とイソフラボンの効率的アグリコン化
 5.3 農産物からの食品生産の効率化と食品廃棄物の減量化

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