キーワード:
漢方製剤/生薬/薬用植物/抗アレルギー/抗炎症/創傷治癒/抗菌/活性酸素除去/ハーブ/機能性食品/ハーブ/サプリメント/ダイエット補助/薬膳/食物繊維/腸内環境改善/滋養/リラックス/有用化粧品/フェイスケア/ヘアケア/美肌/酸化防止/光老化防止/保湿/美白
刊行にあたって
製薬の歴史は18世紀の強心剤ジギタリスのように生薬の薬効成分を同定することにより,新薬の合成が可能になり,有機合成化学の進歩とともに合成薬が発展してきた。医療に使われる薬は合成薬が主流だった。しかし,漢方生薬や世界中の伝統薬の中には既存合成薬とは別の作用機序を持つものも多く今後の医療への応用が期待される。コラーゲン合成を促進する南米のパフィア,アトピー性皮膚炎の原因となる汗抗原中和の茶タンニン,細胞間接着を強化するトウニン,表皮に移行したメラニン排出作用がある大豆ステロールによる美白効果,皮膚の抗酸化作用を間接的に保つセリ科のトウキなどである。このため,漢方生薬を処方する医師は83.5%に上り,生薬の使用量が増加している。
生薬を原料とする伝統薬である漢方製剤や生薬製剤の品質は,原料生薬の品質によって大きく左右されることから,優れた生薬を安定的に確保することが重要となる。
日本の生薬使用量は約2万8,000トンとみられる。この10年間で30%の増加となっている。
生薬を「日本」,「中国」,「その他の国」の3つ生産国に分類すると日本10%中国80%その他の国10%となる。
日本産が使用されている原料生薬は,モククレオソート,アマチャ,チャヨウなどがある。日本産のみが使用されてきた生薬は26品目である。
食品用薬用植物は2018年度の日本国内の栽培面積は2,553haでピークであった30年前(1988年)に比べると,栽培農家数で約21%,栽培面積で約65%に減少しているが,ここ数年は栽培戸数,栽培面積とも微増で推移している。最も栽培されているのは大麦若葉で7,853トン,ついでケールが1,108トンとなっている。いずれも青汁を中心に使用されている。また、ハトムギはハトムギ茶が主な用途となっている。そのほかにはクワ,ウコンなどなじみのある薬用作物の生産量が多くなっている。
生薬・薬用植物は天然物であるため,自然災害や異常気象などによる調達停滞のリスクがあるが,そのリスク回避として,生薬の国内生産や供給産地の複線化が必要となってくる。
本書は独自の作用機序を持つ生薬・薬用植物の医薬品,食品,化粧品,入浴剤などへの応用を解説した。また原料の確保につながる国産化の動き,バイオテクノロジーを用いた効率的な栽培技術の進展をまとめた。生薬・薬用植物の技術や市場にご興味をお持ちの方々に本書をお勧め致します。
2020年7月
シーエムシー出版 編集部
著者一覧
今井昇治 松浦薬業㈱
大野高政 松浦薬業㈱
鈴木 茂 ㈱バスクリン
秀 道広 広島大学
榎本有希子 ㈱ファンケル
渡辺 均 千葉大学
新藤 聡 千葉大学
松原紀嘉 千葉大学
池上文雄 千葉大学
安藤広和 金沢大学
佐々木陽平 金沢大学
御影雅幸 東京農業大学
白鳥 誠 ㈱ウチダ和漢薬
永津明人 金城学院大学
目次 + クリックで目次を表示
第1章 パフィアエキスパウダーの美肌素材としての有用性
1 はじめに
1.1 皮膚の構造
1.2 皮膚老化とコラーゲン
2 パフィアとは
3 パフィアの加齢による皮膚老化に対する有用性
4 パフィアの紫外線による皮膚老化に対する有用性
5 パフィアエキスパウダーの皮膚線維芽細胞活性化作用
6 モニターアンケート調査
7 パフィアエキスパウダーの安全性
8 おわりに
第2章 アトピー性皮膚炎に対するタンニン酸のスキンケア剤への活用
1 はじめに
2 アトピー性皮膚炎患者における汗の影響
3 汗に含まれる抗原成分(汗抗原)
4 植物成分における汗抗原の中和作用
5 タンニン酸を配合したエアゾールスプレー剤の臨床的有用性
6 タンニン酸の入浴剤への活用と臨床的有用性
7 おわりに
第3章 Arginase-1(ARG-1)に着目した新しい美白機能における生薬・有用植物由来成分“Stigmasterol”の効果
1 はじめに
2 シミの形成メカニズム
3 美白主剤および抗酸化機能成分から見た近年の美白機能研究
4 角層中ARG-1量とシミ
5 ARG-1阻害によるシミ形成促進メカニズム
6 ARG-1発現促進成分Stigmasterolと美白効果
7 おわりに
第4章 トウキの系統選抜とセル成型苗生産
1 生薬「当帰」の基原植物の遺伝的背景と系統選抜
1.1 はじめに
1.2 遺伝子解析によるトウキおよびホッカイトウキ同定法と選抜
2 トウキのセル成型苗生産に向けた課題解決
2.1 トウキ栽培の問題点
2.2 採種法の確立
2.3 トウキのセル成型苗により1年栽培が実現
3 おわりに
第5章 漢方生薬「麻黄」の国産化研究
1 はじめに
2 マオウ属植物のアルカロイド含量の局在性について
3 日局収載種を用いたアルカロイド含量の局在性
4 まとめ
第6章 生薬流通の現状と今後の課題
1 はじめに
2 生薬流通の現状
2.1 医薬品原料に用いられる原料生薬の使用量等調査データ
2.2 原料生薬使用量等調査
2.3 医薬品原料として用いられる生薬の種類,使用量及び生産国
2.4 医薬品原料における使用量の多い生薬
2.5 生産国による分類
3 今後の課題
3.1 生薬の栽培化と産地の複線化
3.2 中国産生薬の価格上昇
3.3 中国との交流強化
第7章 定量NMR(1H-qNMR)法による生薬成分の分析~生薬キョウニン,トウニン,ウバイに含まれるamygdalinの定量を例に~
1 はじめに
2 トウニン,キョウニン,ウバイとamygdalin
3 1H-qNMR法の条件検討~溶媒の検討~
4 1H-qNMRの測定手順
4.1 仲介物質HMD溶液の濃度決定
4.2 Amygdalin標準品の純度決定と定量可能範囲の確認
5 測定の結果
6 HPLC測定値との比較
7 おわりに
【市場編】
第1章 生薬・薬用植物の市場概要
1 生薬・薬用植物
1.1 概要
1.2 市場動向
1.3 薬用作物国産化へ向けた取り組み
1.4 今後の課題
1.5 薬用作物の国産化ニーズに応えた産地形成へ取組み事例
2 生薬・漢方製剤
2.1 概要
2.2 市場動向
2.3 生産・需要動向
2.4 生薬の流通
2.5 企業動向
3 薬用植物の医薬品への応用
3.1 概要
3.2 医薬品市場における生薬利用の動き
4 薬用植物の入浴剤,身体洗浄剤への応用
5 薬用植物の化粧品への応用
(第2章~第5章共通項目 概要/機能/効能/用途/市場/企業など)
第2章 漢方生薬上位58品目
1 センナジツ
2 カンゾウ(甘草)
3 ブクリョウ(茯苓)
4 シャクヤク(芍薬
5 ケイヒ(桂皮)
6 コウイ(膠飴)
7 ソウジュツ(蒼朮)
8 タイソウ(大棗)
9 トウキ(当帰)
10 ハンゲ(半夏)
11 ニンジン(人参)
12 ヨクイニン(薏苡仁)
13 センナ
14 サイコ(柴胡
15 マオウ(麻黄)
16 センキュウ(川芎)
17 カッコン(葛根)
18 タクシャ(沢瀉)
19 ビャクジュツ(白朮)
20 ジオウ(地黄)
21 ショウキョウ(生姜)
22 ダイオウ(大黄)
23 セッコウ(石膏)
24 オウギ(黄耆)
25 オウゴン(黄芩)
26 チンピ(陳皮)
27 ポタンピ(牡丹皮)
28 カンキョウ(乾姜)
29 バクモンドウ(麦門冬)
30 チョウトウコウ(釣藤鉤)
31 カッセキ(滑石)
32 サンシシ(山梔子)
33 キキョウ(桔梗)
34 コウボク(厚朴)
35 トウニン(桃仁)
36 オウバク(黄柏)
37 チョレイ(猪苓)
38 ボウフウ(防風)
39 ボウイ(防已)
40 サンシュユ(山茱萸)
41 サイシン(細辛)
42 ハッカ(薄荷)
43 キョウニン(杏仁)
44 ソヨウ(紫蘇葉/蘇葉)
45 ブシ(附子)
46 キジツ(枳実)
47 シゴカ(刺五加)
48 クマザサ(隈笹)
49 マシニン(麻子仁)
50 ケイガイ(荊芥穂(けいがいすい))
51 トウガラシ(蕃椒)
52 ボレイ(牡蛎)
53 レンギョウ(連翹)
54 ゴミン(五味子)
55 シャゼンシ(車前子)
56 ゴシツ(牛膝)
57 サンソウニン(酸棗仁)
58 クロモジ(黒文字)
第3章 日本産原料のみが使用される漢方生薬(第2章掲載生薬を除く)
1 サンショウ(山椒)
2 モククレオソート(木クレオソート)
3 ショウバク(小麦)
4 アカメガシワ
5 ウラジロガシ(裏白樫)
6 ボクソク(樸樕)
7 アカマツ葉
8 ニガキ(苦木)
9 チャヨウ(茶葉,細茶)
10 チクセツニンジン(竹節人参)
11 カンテン(寒天)
12 イチイ(一位葉)
13 フジコブ(藤瘤)
14 クロマメ(黒豆)
15 セキサン(石蒜)
16 ベニサラサ(紅更紗)
17 豚脂(トンシ,ラード)
18 マツブサ(松房/松藤)
19 オトギリソウ(弟切草)
20 シャクナゲヨウ(石楠葉)
21 セキイ(石韋)
22 ニンニク(大蒜)
23 アマチャ(甘茶)
24 ツユクサ(鴨跖草)
25 セッコツヨウ(接骨葉)
26 マクリ(海人草)
第4章 食品に使用される生薬・薬用植物
1 花粉エキス
2 カキ肉エキス
3 イワシ鱗片粉末
4 ハトムギエキス
5 ローヤルゼリー
6 マンネンタケ(霊芝)エキス
7 ウコン(鬱金)
8 ウバイ(烏梅)
9 オウセイ(黄精)
10 ガイヨウ(艾葉)
11 カシ(訶子)
12 キクカ(菊花)
13 キンギンカ(金銀花)
14 ビャクゴウ(百合)
15 ビワヨウ(枇杷葉)
16 リュウガンニク(竜眼肉)
17 アスタキサンチン
18 イチョウ葉エキス
19 HMB
20 L-カルニチン
21 核酸
22 グルコサミン
23 クロレラ
24 スピルリナ
25 セラミド
26 ノコギリヤシ
27 ビルベリー
28 ルテイン
29 カテキン
30 松樹皮由来プロシアニジン
31 エンジュ(カイカ,槐花)
32 カカオポリフェノール
33 黒大豆種皮抽出物(黒大豆ポリフェノール)
34 柑橘果皮抽出物(ヘスペリジン)
35 黒ショウガ(黒ウコン)抽出物
36 アフリカンマンゴノキエキス
37 オレアノール酸
38 カツオせんじパウダー
39 葛の花
40 黒酢凝縮末
41 サフラン抽出物
42 植物性キトサン
43 納豆菌培養エキス
44 ハネセンナエキス
45 アーティチョーク葉エキス
46 アセロラ
47 エラスチン
48 グァバ葉エキス
49 ゼラニウムディエルシアナム
50 マカ
51 レモンバーム抽出粉末
52 西洋カラマツ抽出物
53 フコイダン
54 クロセチン
55 ニンニクエキス
56 ラフマ葉エキス
57 カシス
58 タマネギケルセチン
59 シャンピニオンエキ
60 ペパーミント抽出物
第5章 化粧品に使用される生薬・薬用植物
1 活性酸素除去/ラジカル消去/酸化防止用途
1.1 オウゴン抽出物
1.2 茶抽出物
1.3 ローズマリー抽出物
1.4 ワレモコウ抽出物
1.5 β-カロテン
1.6 ルイボス茶抽出物
1.7 ハマメリス抽出物
1.8 セサミン
1.9 オリゴガラクチュロン酸
1.10 タイム抽出物
1.11 杜仲葉抽出物
1.12 鶏血藤(ケイケットウ)抽出物
1.13 愛玉子(アイギョクシ)抽出物
1.14 プロアントシアニジン
1.15 ゲンチアナ抽出物
1.16 桑の葉抽出物
1.17 チョウジ抽出物
1.18 リグナン配糖体
1.19 ボタン抽出物
1.20 黄杞(コウキ)抽出物
1.21 コンキオリン
1.22 タンニン酸
1.23 ラクトフェリン
1.24 ビタミンE(トコフェロール)
1.25 クロロゲン酸
1.26 リンゴポリフェノール
1.27 ルチン
2 細胞賦活,創傷治癒,免疫賦活,光老化防止用途
2.1 クロレラ抽出物
2.2 ローヤルゼリー
2.3 ブナ抽出物
2.4 α-ヒドロキシ
2.5 プラセンタエキス
2.6 ムチン
2.7 ヒト上皮細胞成長因子(hEGF)
2.8 絹硫酸加水分解物(加水分解シルク末)
2.9 海藻抽出物
2.10 レチノール(ビタミンA
2.11 γ-アミノ-β-ヒドロキシ酪酸(バイサミン)
2.12 ナシ種子抽出物
2.13 ニコチニックアルコール有機酸塩
2.14 酵母抽出液
2.15 カラスムギ抽出物
2.16 ビフィズス菌抽出物
2.17 ミカン科植物抽出物
2.18 ブリオノール酸
2.19 γ-アミノ酪酸
2.20 フコイダン画分
2.21 紅藻類酵素分解物
2.22 リン酸-L-アスコルビルマグネシウム
2.23 スフィンゴシン誘導体・類縁体
2.24 ユキノシタ抽出物
2.25 米抽出物
2.26 γ-オリザノール
2.27 ユーグレナ(パラミロン粉体)
2.28 海綿粉末(カイメン末)
3 保湿用途
3.1 α-トコフェリルレチノエート
3.2 ベタイン
3.3 大豆タンパク分解物
3.4 デオキシリボ核酸(DNA)
3.5 ポリアスパラギン酸ナトリウム
3.6 納豆抽出物
3.7 大豆抽出物
3.8 水溶性コラーゲン
3.9 乳酸菌発酵代謝液
3.10 キトサンおよびその誘導体
3.11 ヒアルロン酸ナトリウム
3.12 トレハロース
3.13 セラキルアルコール
3.14 セラミド類
3.15 N-アシルグルタミン酸コレステリルエステル
3.16 有機珪素
3.17 乳清(ホエイ)およびその分画成分
3.18 2-メタクリロイルオキシエチルスルホリルコリン重合体(ポリMPC)
3.19 チューベロース多糖体(TPS)
3.20 α-エチルグルコシド(α-EG)
3.21 米発酵エキス
3.22 ヘパリノイド
3.23 オリゴ糖
3.24 生姜抽出物
3.25 ムコ多糖
3.26 エリスリトール
3.27 純米酒
3.28 黒砂糖抽出物
3.29 バラ科植物抽出物(マイカイカ抽出物)
3.30 ヒドロキシサリチル酸配糖体/ヒドロキシサリチル酸脂肪族エステル配糖体
3.31 リン脂質
3.32 シクロデキストリン
3.33 リゾリン脂質(リゾレシチン)
3.34 アルキルグリコシド
3.35 水溶性ヘミセルロース
4 美白用途
4.1 グルクミン
4.2 エンジュ抽出物(カイカ,槐花)
4.3 アロエ抽出物
4.4 カゼインタンパク分解物(カゼイン酵素分解ペプチド)
4.5 桑白皮(ソウハクヒ)抽出物
4.6 トラネキサム酸アミド
4.7 荊芥(ケイガイ)抽出物
4.8 カンゾウフラボノイド
4.9 地衣抽出
4.10 葛根(カッコン)抽出物
4.11 ウワウルシ抽出物
4.12 コウジ酸
4.13 セイヨウノコギリソウ抽出物
5 抗アレルギー/抗炎症/抗菌用途
5.1 カンゾウ抽出物
5.2 ビオチン
5.3 γ-リノレン酸
5.4 シソ抽出物
5.5 ドクダミ抽出物
5.6 カミツレ抽出物
5.7 グリチルリチン酸およびその誘導体
5.8 グリチルレチン酸およびその誘導体
5.9 ドコサヘキサエン酸(DHA)
5.10 ヨモギ抽出物
5.11 コンフリー抽出物
5.12 ウーロン茶抽出物
5.13 ウコン抽出物
5.14 延命草抽出物
5.15 甜茶(テンチャ)抽出物
5.16 グァバ抽出物
5.17 栗抽出物
5.18 サンザシ抽出物
5.19 インチンコウ抽出物(カワラヨモギ)
5.20 地膚子(ジフシ)抽出物
5.21 キャットニップ抽出物
5.22 白樺抽出物
5.23 サブスタンスPアンタゴニスト
5.24 ニンニク抽出物
5.25 クジン抽出物
5.26 プロポリス
5.27 ティートリー油
5.28 オウバク抽出物
5.29 ジャックフルーツ(波羅蜜)抽出物
5.30 オウレン抽出物
5.31 α-ビザボロール
6 育毛・養毛・コンディショニング
6.1 ヨクイニン抽出物
6.2 ペパーミント抽出物
6.3 セージ抽出物
6.4 ホップ抽出物
6.5 セイモッコウ抽出物
6.6 イチョウ葉抽出物
6.7 ミノキシジル
6.8 α-グリコシルヘスペリジン
6.9 柿葉抽出物
6.10 桐葉抽出物
6.11 フラバノノール誘導体
6.12 テオフィリン(キサンチン誘導体)
6.13 クエルセチンおよびその誘導体
6.14 ニンジン抽出物
6.15 アスパラガス抽出物
6.16 連翹抽出物
6.17 オトギリソウ抽出物
6.18 コウボク抽出物
6.19 ペンタデカン酸グリセリド
6.20 サンシャ抽出物
6.21 ブドウ抽出物
6.22 フィトステロール(ダイズステロール)
6.23 ウコギ,エゾウコギ抽出物
6.24 角化細胞増殖因子(FGF-7
6.25 アマチャヅル抽出物
6.26 小麦タンパク分解物
6.27 キチン
6.28 シルクタンパク分解物
6.29 ケラチンタンパク分解物
6.30 カチオン化グアーガム
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